B.B.B. 激闘編
126の馬鹿 〜馬鹿VS複製コピー人間 前編〜



无疆むきょうともがら、久しぶりに破滅の因子討滅に出る……今回は目には目を、馬鹿には馬鹿を……と、言うわけで
馬鹿のコピーを送り出したのだった……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
木美きび椎造「馬鹿!とっとと行って来やがれ!ドッペル馬っ鹿ーを斃さん限り全員今日の授業は受けさせん!」
一同「んなムチャクチャな……」
馬鹿「……やれやれ……」
・
・・
・・・
と、言うわけで馬鹿はグラウンドへと進む……
怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
馬鹿コピー「殺す!斃す!滅す!屠る!ほろぼす!」
馬鹿「……だが、俺はまだ死にたくないんでね……」
スラッ
抜刀して構える馬鹿
馬鹿コピー「死ね!」
ドッ
コピーも刀を抜き、両者は一足飛びかかる
ガギンッガガガガガッ
馬鹿「ぬ……ぬうっ」
馬鹿コピー「フッ……」
そのまま鍔迫り合いに移行する2人
偽馬鹿「……互角……か!?……あのコピー……強いな……」
金盞花こがね・せんか「コピーがオリジナルを凌駕する……だなんて……そんな……」
一同「いやいや、まだ凌駕したわけじゃないと思うぞ……」
盞花せんか「……いや、でもダークゴウザウラーとかラケルタビームサーベルとか、オリジナルを凌駕したコピー
 の存在も無いことも無いし……」
一同「いやいや、そういう問題じゃないだろ」
※それに、ダークゴウザウラーは最初はオリジナルを凌駕した……というか、敗北寸前まで追い詰めたけど
 最期には及ばなかったぞ。
一方……
アレフ−05ファイブ「フッ……あの馬鹿コピーは今まで貴様が見せた戦闘データを全てつぎ込んでいる……貴様が見せた
 手数が今度は貴様を死ぬまで攻め立てるのだ!フフフ……」
物陰でアレフ−05ファイブがそれを観察する。
馬鹿(チィ……コピーのくせに……やるじゃねぇか……)
バチュインッ
刀を捌いて距離を取る
馬鹿「おおお!瑩龍耀臨えいりゅうようりん!!」
馬鹿コピー「フン……瑩龍耀臨えいりゅうようりん!!」
ドキュオアッ
双方、同じ光の龍を打ち出し、そして相殺する
馬鹿「なっ!?」
アレフ−05ファイブ「ハハハ……タダのコピーでは無いと言ったはずだ!」
※馬鹿には聞こえていません……と、言うか、言ってません。
馬鹿(……この分じゃあ……瑩龍燦譚えいりゅうさんたんもコピーしているな……いや、ヘタをすると……)
馬鹿コピー「ハアッ!瑩龍燦譚えいりゅうさんたん!!」
ドキュオオアアッ
言っているそばから2匹の光の龍が馬鹿に襲い掛かる
馬鹿「チィッ……」
ズドオオオンッ
回避……と同時に馬鹿のいた場所が陥没する。
アレフ−05ファイブ「フフフ……もはや逃げるしかないか……破滅の因子……」
馬鹿コピー「フフフ……」
馬鹿を追い詰める馬鹿コピー、余裕の表情である……
馬鹿(チィッ……どうする……剣技互角なら……迷いのあった方が負けか……だったら……)
四星天剣(随分とくだらない事で悩んでいるな……)
馬鹿(四星天剣……)
四星天剣(あんなの、とっとと葬ればいいだろう……)
馬鹿(簡単に言うがな、四星天剣……ヤツは俺の使える技をそっくり使えるんだぞ……つまり、お前の)
四星天剣(ハハハハ……何を馬鹿なことを……だったら問題はあるまい!)
馬鹿(何!?)
四星天剣(コピーが使えるのはオリジナルの技とコピーが自ら習得した技だけだろ?)
馬鹿(なっ……それって余計に不利なんじゃ……!?)
四星天剣(……お前……自惚れるのも大概にしろよ……)
馬鹿(は!?)
四星天剣(俺の技は俺のものだ……お前のものでは無い)
馬鹿(何を……!?)
四星天剣(……分からないのか!?……お前が俺の技を使えるのはひとえに俺がお前に力を貸しているからに
 過ぎん!)
馬鹿(え……!?)
四星天剣(そして、ヤツに俺の加護は無い……)
馬鹿(……)
……さぁ!馬鹿!反撃開始だ!


続

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