朱い宇宙そらの侍・祖章エデン
第35幕 〜ワラう狂科学者 後編〜



ひかると烏丸が激突したとき、恒次こうじらもひかるがいるであろう場所へとやってきた……幹部やら雑魚は全て正貫まさぬきに
任せ、3人はひかるのもとへ……
大典光おおのり・ひかる「うおおおお!!!」
烏丸・アマツ「アハハハハ!!!」
ガギンッギギギンッ
ピンクの光を纏わせながら斬撃を繰り出すひかる……そして、それをワラいながら受ける烏丸……
日宗三月ひむね・みつき「……何!?これ……!?」
珠数恒次たます・こうじ「……ヤツが……朱い髪の侍!?……違うよな……」
綱國丸鬼こうこく・まき「……あれを……」
1人の漢の亡骸を指差す丸鬼まき
三月みつき「……誰?あれ!?」
恒次こうじ「ってさぁ、リコたんはどこ!?」
丸鬼まき「……やはり、ひかる様の仇はひかる様の父親……でも……なぜあの女がここに!?」
三月みつき恒次こうじ「え!?」
丸鬼まき「……そうか……そうですのね!全ての元凶は……あの女……ひかる様の父上は烏丸に唆されて……
 いえ……隕石の……?」
三月みつき「何ブツブツ言っているの!?」
恒次こうじ「仇が父親って……どういう!?」
丸鬼まき「……十数年前の一家惨殺事件……その直前に隕石墜落という事故……があったのです」
恒次こうじ「そんなニュースあったか!?」
三月みつき「……」
丸鬼まき「ニュースにはなってません。なぜならクレーターなどの騒ぎにはならなかったからです。……ですが、
 落下地点はひかる様の家の辺り、そして一家惨殺事件が発生……」
三月みつき「でもさ、それって偶然じゃ……」
丸鬼まき「いえ、財閥の調べでは殺害現場には父親の遺体はありませんでした……」
恒次こうじ「……なっ……ってことは……父親が……?」
丸鬼まき「……おそらく……」
・
・・
・・・
さて、観客は放っておいて、メインディッシュへ移りましょう……
烏丸「ハハハハハ……やるねぇ……ひかる君……最初あったときとは段違いだ……神鉄もそれなりに使い
 こなしているみたいだし……」
ひかる「うるせぇ!!」
ギンッガイインッゴガガッ
激しい鍔迫り合い
ひかる「てめぇは殺す!!絶対になぁ!!!」
烏丸「あははは……やってみるがいいさ……」
ひかる「……やってやらぁ!!創世の炯光ジェネシス・フォトン!」
ゴギャッ
ピンク色の光が烏丸に飛ぶ
烏丸「ふふん……創世の炯光ジェネシス・フォトン!」
ドバシュアアアッ
烏丸も同じくピンク色の光で応戦、相殺する
ひかる「んな!!?」
烏丸「アハハハ……この刀は神鉄で出来ていないとはいえ、技はいろいろ使えるんだよ……例えば……
 こんなのとかどうかな?電撃の飛刃ヴォルト・スマッシャー!」
THUNDER!!!
ひかる「ごうああ!!!?」
雷を纏った剣閃がひかるに飛ぶ
烏丸「そして……燦光の爆砕レイ・クラッシャー!」
ズドムッ
ピンク色の光のオーラで全身を包みそのままひかるに突撃する
ひかる「があああ!!?」
烏丸「ふふん?どうしたの?……まさかこの程度でおしまいとは言わないでしょ?」
ひかる「のっ……无疆の霆撃インフィニット・サンダー!」
TTTTTHUNDERRRR!!
辺り一面に雷が落ちる
烏丸「あはははは……最高だよ!君は!!」
※見学(?)してる3人には飛び火しないんですかね?(マテコラ!)
ガッ
そしてまた組み合う2人
ひかる「ぬおおおおおおお!!!」
烏丸「あははは!!!」
ズドオオオオオムッ
2人がぶつかった衝撃で爆発が巻き起こりそのまま吹き飛ぶ両者……
烏丸「うふふふ……いいねぇ……いいよ……ひかる君……君は最高だよ……」
ひかる「減らず口をおおおお!!!だったら……コレでどうだよ!!」
ズオオオオオオッ
ピンク色の光を凝縮させた球体を作り出す
烏丸「ふふん……」
キュゴオオオッ
烏丸も同じくピンク色の光を凝縮させた球体を作る
恒次こうじ「……何だかヤバそうだぜ……」
三月みつき「分かってるって……」
ひかる「うおおおおおおお!!!」
烏丸「ふふん……」
ひかる、烏丸「永久の新星エターナル・ノヴァ!」
ドキュゴガッ
互いに球体を撃ち放つ
カッ
BOOOOOOOOOOOOOOOOOMB!!!
2つのエネルギーがぶつかり合い、大爆発が巻き起こる
恒次こうじ「ぐうう!!?」
……その威力、この居城が吹き飛ぶほど……
丸鬼まき「くっ……」
コアアアアアアッ
変神鉄の蒼き閃光のバリアで防御する3人
・
・・
・・・
シュオオオオ〜〜〜
ひかる「……はぁ……はぁ……やった……のか!!?」
烏丸「あははは……あはははは……ははははは!!!」
ひかる「くそっ!まだかよ!!!」
……ひかるは……無事に烏丸を斃し、全てを終らせることが出来るのか!?


続

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