朱い宇宙の侍・祖章(
第7幕 〜血煙舞う宴 その3〜
激突!血十字(……恒次(が元と戦っているとき、三月(はというと……
血十字(アジト、内部(落とし穴の下)
日宗三月(「さぁ……ぱっぱと斃してバカつれて先行かなきゃ行けないんだから……とっとと
かかってきなさいよ!」
シュラランッ
双剣抜刀。
*「小太刀……二刀流か……フン……この多幸良長(様を前に生きて帰れると思う
なよ……?」
ズラッ
抜刀する良長(……
三月(、多幸良長(「……」
そのまま動かぬ2人……
三月(、良長(「はっ!」
ドガキンッ
しばらく続いた均衡を破り、両者一気に飛び掛る
良長((ぐっ……何!?女のくせになんてパワーだ……)
三月(「女だからって甘く見ると痛い目に遭うんだからね……」
ゴギャウッ
そのまま力任せに良長(を押し飛ばす
良長(「うおぅ!?」
ザザザザザッ
良長(「……よかろう……貴様には地獄すら生ぬるい陵辱を見せてやろう……」
※どんなだ!?
三月(「ヘ・ン・タ・イ!!」
良長(「はああ!!閃鞘(・路影(」
ヒュゴアウッ
黒きオーラの刃が三月(に迫る
三月(「はっ!」
ギンッ
左の小太刀で防ぎつつ右の小太刀で攻撃開始
三月(「襲刃(・煌軌(」
キュインッ
閃光のような剣閃が良長(を斬り付ける
良長(「ぐ……あが!?」
三月(「はっ!」
ヒュンッバシュンッ
怯んだ隙を逃さず間合いを詰め、猛攻に走る三月(
良長(「ぐ……このっ……閃鞘(・繍鏡(」
ドバババババババババッ
凄まじい速さの刺突が三月(に迫る
三月(「数だけじゃあ私には通用しないわ!」
ギギギギギギギギギギギギッ
またしても左の小太刀で受けつつ右の小太刀で剣閃を放つ
良長(「ぬううう!!!」
ガシュアアアアアッ
三月(の放った剣閃を相殺する良長(
良長((ええい、ふざけおって……さっきから悉く俺の技を受けおってぇ……受ける!?……フッ……)
すすっ
構えを変える良長(
良長(「ならば、次はキサマから打って来い……」
三月(「あ、そう、じゃ、遠慮なく」
ドッ
一気に間合いを侵食し
三月(「襲刃(・焔月(」
ゴガギンッ
そのまま左右の刃で十文字に斬りかかる
良長(「ぐ……ぐうううう!!!?」
ザザザザザザザザザッ
それを受け、吹き飛ばされる良長(
良長((なな……何ぃい!!?受けも良し、攻めも良し!?……んな万能なヤツがいてたまるか……)
良長(「なめるな小娘がぁ!!閃鞘(・聖災(」
ドウンッ
渾身の斬り下ろし
ギャギャギャギャギャギャギャギャッ
三月(「甘いわよ……」
……スカった……
良長(「バカな……」
三月(「はっ!」
ゴアッ
そして間髪居れずに飛び掛る
良長(「ぬ……えええい!!!」
ギギンギギンギンッ
防戦一方な良長(……
良長((ぐ……ぐぐぐ……何故だ!?……)
良長(「こんな小娘にぃいい!!!」
ドオオッ
良長(「ごへは!?」
またしても吹き飛ばされる良長(
ザザザザザザッ
三月(「……これ以上ダラダラと遊んでいても仕方が無いし、ぱっぱと終わらせるわよ!」
良長(「なめるな!終わるのはキサマの方よ!ぬおおおあああ!!!」
最後の一撃にかける良長(……?
ドッ
一足飛びに掛かる
良長(「喰らえぇえええ!!閃鞘(・神略(!!」
ゴアアアッ
重力加速を付け、両手、逆手で握った刀での刺突を繰り出す
三月(「……襲刃(・焔月(」
ドバギャアアアッ
良長(「!!!?」
武器破壊の上、天井に激突する良長(
良長(「ごはあ!?ば……バカ……な!!?」
三月(「遊びはもうおしまいなのよ!」
ドダンダンダンッ
そして……天井から落ちてくる良長(
三月(「……早いところあのバカと一緒に落とし穴から出ないとね……」
良長(……撃破!
続
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