つくがく de SS
4時限目 Part4



クリスマスに向けて家庭科の授業の一環としてクリスマスパーティーを行うことになった一行・・・
そして、パーティーは無事開催、終焉を迎え・・・反省会へ・・・
クリスマスパーティーの数日後・・・
キララ「・・・では、今日はクリスマスパーティーの講評を行いたいと思います。」
天然蛍あましか・けい「じゃ、早速俺から言うね・・・」
と、けい、率先して講評を行う
けい「今回の作品は無駄に長くなっちゃったよね・・・それから登場人物が多くて、なんだか薄い内容になっている
 ような感じが・・・」
一同「まてまて!それは何か違う講評になっているぞ!!」
今回行うのはクリスマスパーティーの講評であって、クリスマスパーティー篇の講評ではない。微妙な違いだが
その差は歴然である。
・・・と、言うわけで気を取り直して・・・
キララ「では、衣グループから・・」
リズ「羽織ってのはなかなかいいアイディアだったよね。」
竜一「ああ、制服の上にそのまま羽織れる・・・着替える必要が無かったのは良かったと思います。」
フェア「デザインもクリスマスツリーを彷彿させて良かったですよね。」
・・・と、なかなか好評であり、衣チームの面々はほっとする。
・・・続いて・・・食チーム・・・
けい「・・・チーズフォンデュと七面鳥だけじゃちょっと物足りなかった・・・」
中倉新八「・・・確かに・・・それは・・・そうでござったな・・・」
フィル「あう〜〜〜、そうは言うけど、限られた費用の中でやりくりするのは大変だったんだよ〜〜〜」
氷菓子茜薙ひがね・せな「・・・むぅ、やはり、七面鳥は調理済みのを買うのではなく、鳥から買った方が安かったのだろう
 か・・・」
一同「いや、それ、例え安かったとしても、誰もさばけないから・・・」
キララ「・・・そうですねぇ・・・七面鳥の丸焼きに拘らず、フライドチキンや、七面鳥のソーセージ・・・
 辺りに抑える・・・という方法もあったかもしれませんね・・・」
茜薙せな「そうか!その手があったのか!!」
どうやら茜薙せなは気付かなかった模様・・・他のメンバーも拘り過ぎていた感はあったかも・・・と反省。
・・・他には、ケーキはおいしかったね・・・とかぽつりと呟きがあり・・・リズが、それって、ケーキしか
おいしくなかったってこと!?・・・と若干不満げな声を上げる・・・
愛「・・・次、やる機会があったら、アンケート取って料理を決定するのもいいかもしれないね。」
新八「ふむ、確かに、クリスマスだから必ずしも七面鳥・・・というわけではないのでござろう・・・」
今思うと、鍋にしてもよかったかもしれないね・・・などとの意見も出る。また、ケーキはもうちょっと種類が
あってもよかったのではないか・・・という意見とか、費用的に無理なら、プチケーキにして、種類を増やす
という方法もあったのではないか・・・と議論が白熱する。
※みんな、食べることにはうるさいんですね・・・
・・・続いて、住チームの講評では・・・
司「・・・ええっと・・・ツリーに費用をかけ過ぎちゃった感があったんだけど・・・」
竜一「うっ・・・」
住チームともども、実はそれが若干の懸念点だったりしていた・・・
ファイン「街角のお店の硝子ガラスに張ってある雪だるまや雪の結晶を模した飾り付けがあってもよかったかも」
ササ「そっか、そういうのなら、購買にあったね。うっかりしてた・・・」
けい「やっぱ、卒業式にあるような赤と白の団幕があってもよかったかも・・・」
一同「いや、それは要らないだろう・・・」
・
・・
・・・
その他、やっぱり、シャンパンの栓は人に向かって開けちゃダメです・・・とか、食べ物の独り占めはよくない
です・・・などの意見や・・・もう過ぎちゃったけど、今度はハロウィンのパーティーもやってみたい・・・
という意見も出たりした。
・・・全体的にみると、今回のクリスマスパーティーは好評のようである。
その後も暫くガヤガヤと討論は・・・続き・・・授業時間も残り少なくなったところで、キララ先生が手拍子で
討論を中断させる・・
キララ「・・・それでは、最後に・・・来年もまたやりたいですか?」
一同「勿論〜〜〜!」
・・・と、言うわけで、クリスマスパーティーはツクール学園の毎年の恒例行事になりそうな予感である。


END

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