つくがく de SS
課外活動の15



*「・・・これを・・・」
レイン「????」
ある日、レインに手紙が手渡される・・・これが・・・全ての発端であるなどと・・・誰がその時思っただろう
か・・・
数日後・・・
ツクール学園、某教室
司「・・・ん?そういえば・・・今日は朝からレインを見てないな・・・」
中倉新八「そう言われれば・・・そうでござるな・・・」
司が教室を見渡しながら、ぽつりと呟き、それを聞いて、新八もまた、呟く
セナ「フィルなら何か知っているかもしれないよ」
司「確かに、彼なら知っているかもな・・・」
と、言うわけで、レインのことを心配に思った一行はフィルに逢いに図書館へと向かう
ツクール学園、図書館
フィル「・・・え?レイン!?」
司「ああ、今日は朝から来ていないんだけど・・・何か知らないか?」
フィル「え・・・えええ!!?」
寝耳に水のこの状態に、途端に狼狽えるフィル。この展開には一同もちょっとびっくりだ・・・
早速携帯で連絡を取ってみようとするも・・・繋がらない・・・
フィル「あう〜〜〜」
・
・・
・・・
セナ「フィルも知らないとなると・・・何だろうね?」
天然蛍あましか・けい「ふぁ〜〜〜」
一同「うおっ!?ビックリした・・・」
と、そんな時、けいが唐突に・・・また何の前触れもなく参上。
欠伸をしていることから、今まで寝ていたのか!?・・・などと思っていいると、けいは語る
けい「レインがいないって・・・?」
セナ「そうなのよ・・・」
けい「レインなら・・・」
一同「え!?何!?知っているの!?」
まさかフィルも知らないレインの居場所についてけいが知っているのか!?と一同は沈黙・・・そして、けいは
まだ寝ぼけているのか眼をこすりながら話す
けい「・・・レインなら・・・とあるヤクザの一味と果たし合いを・・・」
一同「んなっ!?」
けいから伝えられた衝撃の事実に一同は唖然
けい「・・・ってな夢を見たよ・・・」
司「夢なのかよ・・・」
早く助けにいかなくては・・・などと思った矢先、夢だよ・・・とけいが言うので、みんな呆れてしまう
リズ「ねぇ、何か変わったこととかはなかったの?」
フィル「う〜〜ん。」
セナ「・・・困ったね・・・」
けい「・・・」
すす・・・
フィルを中心に一行が困っているなか、けいは1人で床に落ちていた紙切れを手に取る
けい「ん〜〜っと・・・」
そのまま読みだすけい
けい「・・・拝啓、レイン様。先日はお世話になりました・・・お礼に、ウチのモンをそろえて待っております
 是非、我が組においでませ・・・」
一同「ちょ、それ、何の手紙!?」
あまりに聞き捨てならない内容に一同、思わず叫ぶ。
セナ「そういえば、先日、変な漢に絡まれている人を助けているレインを見かけたよ」
一同「それか!?」
リズ「・・・あれ!?」
司「ん?どうかしたのか?リズ」
リズ「・・・ってことは・・・けいの見た夢は・・・あながち間違いじゃ・・・」
一同「・・・」
リズがポツリと漏らした一言に、一同は沈黙する
・
・・
・・・
リズ「で、その果たし状・・・?だけど、他に手掛かりみたいなものは書いてないの?」
果たし状をよく読み返してみると・・・相手の組織の名前が『龍桜中幇りゅうおうちゅうほう』であることと、レインが向かった先が
その本拠地であり、場所は港の廃倉庫であることが判明する
けい龍桜中幇りゅうおうちゅうほう・・・!?」
司「・・・知っているの?けい?」
けい「うん・・・ヤクザの中でも最近めきめきと頭角を現してきた組織だね。特にトップとその腹心には注意した
 ほうがいいって話だよ・・・」
・・・なんでそんな情報知ってるの!?と一同唖然
フィル「・・・大変だよ・・・早く・・・しないと・・・」
その情報を知り、早くも焦るフィル。流石に、レインが心配なのだろう・・・
司「フィル、焦る気持ちは分かるが、まずはこっちの戦力を整えないと・・・」
フィル「あう〜〜、でも・・・」
リズ「だったら、まずルインは確定ね・・・」
セナ「中倉さんもいると心強いと思うよ」
司「ライリス先生にも頼んだ方がいいかもな」
・・・何か言いたげなフィルをそっちのけで、話が進む一行・・・
果たして・・・一行はレインを救い出すことができるのか!?・・・


続

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