つくがく de SS
課外活動の1



*「やぁ、初めましての皆さん、初めまして、お久しぶりの皆さん、さようなら。」
*「何故に久しぶりの場合はお別れなんだ!?」
けいのあんまりな挨拶にすかさず突っ込む茜薙せな
天然蛍あましか・けい「えっと・・・誰?」
氷菓子茜薙ひがね・せな「むっ・・・私は氷菓子茜薙ひがね・せな・・・って知っているだろ貴様」
けい「・・・」
そのまま考え込むけい
茜薙せな「・・・」
けい「・・・」
茜薙せな(よもや、コイツ、本当に私を忘れているのではあるまいな!?・・・まぁ、確かに、けいとはあまり接点が
 無かったような気がするが・・・)
けい「ああっ!」
と、その時、けいが叫ぶ
けい「思い出した。」
茜薙せな「おっ、思い出したか?」
けい「そういえば、俺、殺し屋だったんだ・・・」
茜薙せな「って思いだしたのはそっちかぁあああ!!!」
※ってか、お前ら、今、学生だから・・・そして、当然ながら殺し屋を養成する学校に通っているわけじゃない
 から!
・
・・
・・・そして、気を取り直して・・・
けい「で、何なの?これ?」
自分たちの格好を指して言うけい
茜薙せな「随分と失礼な物言いだな・・・いいか、我々はツクール学園という企画に参加して、そして主催者の
 つきみや様にこのようなイラストをだな・・・」
けい「はぁ〜〜、へぇ〜〜〜、ほぉ〜〜〜」
ぼへ〜〜〜っと聞き流すけい
茜薙せな「って人の話を聞いているのか?貴様」
けい「うん、大丈夫。右からAって入ったら左へBって抜けていくから」
茜薙せな「聞いてないだろ!それは!・・・ってか器用だな・・・それ・・・」
※いや、器用とかそんなレベルの話じゃないし・・・
と、茜薙せなが呆れるような感心するようなそんな素振りを見せていると・・・
けい「つまり・・・」
ビシっと指を立てていきなり真剣な顔になるけい・・・つられて茜薙せなも真剣な顔になり固唾をのむ
・
・・
・・・そのまま暫く沈黙が続き・・・
けい「今の俺達ってEighter本編とは全く関連がないってことだね」
茜薙せな「・・・」
何を言うのかと思いきやあんまりな発言にがっくりと肩を落とす茜薙せなであった・・・
そして、そのままがっくりと項垂れていると・・・
何やらじ〜〜〜っと茜薙せなを見つめるけいの視線
茜薙せな「むっ・・・何だ?」
けい「・・・そういえば・・・学ランじゃないんだね・・・」
ピキッ
流石にキれる茜薙せな・・・
茜薙せな「・・・貴様ッ!私は女だ!」
そのまま怒鳴りつけると共に刀を取り出して突きつける茜薙せな
けい「・・・え〜〜〜!?」
茜薙せな「何を驚く!?馬鹿にしているのか!?貴様ッ!」
けい「・・・び〜〜〜!?」
茜薙せな「???」
いきなり何を言い出しているんだ!?と固まる茜薙せな
けい「・・・し〜〜〜!?」
茜薙せな「・・・」
・・・アルファベット!?・・・と理解しつつ、なぜにこのタイミングで!?と新たな疑問が・・・
けい「・・・でるた〜〜!?」
茜薙せな「ってなぜアルファベットからいきなりギリシャ文字に!?」
流石に突っ込む茜薙せな
けい「まぁ、それはそれでおいといて・・・」
茜薙せな「おいとくな!!」
けい「・・・ええっと、なんでこんな格好してるんだっけ!?」
茜薙せな「ふりだしに戻すなッ!!」
ガツンと一発かます茜薙せな・・・
けい「・・・冗談だったのに・・・」
茜薙せな「いや、お前が言うと冗談に聞こえない・・・」
・
・・
・・・
けい「じゃ・・・気を取り直して・・・お便りのコーナー」
茜薙せな「何故このタイミングで!?・・・しかもお便りなんて一切届いてないんだが・・・」
だが、当然のようにお便りのコーナーに入るけい
けい「ラジオネーム『ワルサー放送禁止用語ピィ〜38様』より、はじめまして、いつもこのコーナー、
 楽しみにしております。」
茜薙せな「待て待て・・・いつ、前回の放送があった!?・・・というかそんなラジオネームはやめろ!」
すかさず突っ込みを入れる茜薙せなだが・・・それを押しのけて更にけいはしゃべる
けい「本日はお日柄もよく、雨の中傘をささずに踊りだしたくなります。自由ってこういうことですよね?」
茜薙せな「それはお日柄がいいのか、悪いのか?・・・と、いうかそれ、ロジャー・スミスの台詞じゃなかったか?」
けい「最近、『ちでじ』と騒がれておりますが、先日、自分の家の壁にも血文字で暴言、恨みごとが書きなぐられ、
 遂に我が家にも『ちでじ』がやってきたと戦々恐々としております。」
茜薙せな「それは『地デジ』ではなく『血で字』だ!!・・・一体何の恨みを買ったんだ?そいつは!?」
けい「ところで、質問なのですが、武士道免許ってどこで取得するんですか?またどんな資格なんですか?
 それと2級ってすごいの?それともすごくないの?」
茜薙せな「・・・はい!?」
突然の質問にビックリする茜薙せな・・・
茜薙せな「・・・武士道免許と言うのはだな・・・」
だが、一応律儀に解答する茜薙せな・・・なのだが・・・
けい「はい、時間切れ」
茜薙せな「何だ!?時間切れって」
けい「では、2つめのお便りですが・・・」
茜薙せな「待て!せめて答えさせろ!」
けい「え〜〜〜!?時間が無いのに・・・」
嫌な顔をされてしまう
茜薙せな「・・・むっ・・・そうなのか・・・じゃあ、仕方がないな・・・」
流石にしゅんとする茜薙せな
茜薙せな「・・・ときに、その時間とやらはあとどれくらいなのだ?」
けい「う〜〜んっと・・・10・・・」
茜薙せな「なっ!?」
単位はなんだ!?と考えていると更にけいは続ける。
けい「・・・!ミリ秒。算出結果を16進数で・・・」
茜薙せな「待て!ざっと16時間もあるじゃないか!!・・・ってか長すぎだろ!何だ!?この番組!?」
※0x(10!)ミリ秒 = 0x3628800ミリ秒 = 56788992ミリ秒 = 15.77472時間
律儀に、瞬時に計算する茜薙せな
けい「あ、そうなんだ・・・じゃ、答えをどうぞ・・・」
・・・と、いうわけで質問に対して答えを述べる茜薙せな
茜薙せな「武士道免許というのはだな・・・我ら天蓋てんがいあだの固有資格であってだな、ルギハクス・・・ハーシェル
 ・・・?・・・何だ・・・この惑星ほしでは天王星というのか?・・・の近くにある我らが本国にて
 で取得することができるものだ。主に日本刀か、それに類似した片刃の湾刀を扱うためのスキルだ。
 ・・・で、2級は・・・マシンガンの弾雨を1時間以上斬り払い続けられること・・・だ!ちなみに、1級は
 2倍段位で槍を凌駕すること。3級は・・・むぅ、何だったか・・・実は私は3級を飛ばして2級から受けた
 のでよく分からないのだが・・・」
※ちなみに、槍に立ち向かうには通常3倍の段位が必要とされております。普通の人間だと・・・武士道免許を
 取得するのは五ェ門でも2級が限度なんじゃないでしょうか?
けい「面白そう・・・今度受けてみようっと・・・」
茜薙せな「本国でしかやってないから無理だと思うぞ・・・」
けい「・・・では、続いてのお便りです。」
何事も無かったかのように話を進めるけい
けい「ペンネーム『綿失いさ様』はじめまして、『人の背中を見ると無性に蹴り飛ばしたくなる』ものです。」
茜薙せな「待て・・・『蹴りたい背中 著:綿矢りさ』!?・・・と、いうか、さっきラジオネームじゃなったか?
 ・・・いや、その前に、そのペンネーム、怒られないか!?」
だが、そんなことを気にせずけいは続ける
けい「早速質問なんですが・・・晨星しんせいってなんですか?」
茜薙せな「・・・ふむ、晨星しんせいと言うのは・・・」
カッ
・・・とここで茜薙せなに宿る晨星しんせいの破壊神、槃導邏パンドラが覚醒。
槃導邏パンドラ「・・・『晨星しんせい』とは明け方の星・・・明け方に星は見にくい、滅多に見つからないことから転じて
 『希少なこと』の意味を持つ。・・・最も、我の場合は当初の例にあった『明け方の星』だ・・・夜明けにも
 負けじと輝く星であれ・・・それが我。」
けい「ふ〜〜ん。」
カカッ
・・・でもって、質問が終わった・・・ということで茜薙せなは元に戻る
茜薙せな「・・・と、いうことで、晨星しんせいが何なのか分かってくれただろうか・・・?」
けい「・・・と、いうわけで特別企画、『せなけい』をお送りいたしました。」
そして、唐突に締めくくるけい
茜薙せな「タイトルあったのか!?この番組!?・・・って、待て、まだ16時間残っているんじゃないのか?」
今更ながら驚く茜薙せな、そして矛盾を突っ込む。
けい「では、エンディングテーマは銀河鉄道999(劇場版)を銀河鉄道999(アニメ版)のメロディー
 で茜薙せなが歌います」
茜薙せな「誰が歌うか!!」
※実際に歌うと途中で歌詞が足りなくなりますよ・・・きっと


END

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