S.B.J.外伝
FILE零零陸 〜消えた紅き眼!〜



バグデム、執念の復活を果たす・・・でも・・・ブラッディ・アイズの象徴たる紅い眼が消えていた!?
バグデム「・・・」
スッ
とっさに鏡を取り出してよく見る
バグデム「ぬうう・・・これは・・・!!」
驚きの表情・・・そして・・・
バグデム「俺って結構男前」
ジェーン「・・・ま、何でもいいわ・・・もう1度黄泉に送り返してあげるからぱっぱと・・・」
バグデム「フフフ・・・今回貴様の相手をするのは俺ではない!!」
ジェーン「は!?」
バグデム「出でよ!!魔獣、オコサ、ウラパン!」
ドドドドドドドドドッ
セレナ「な・・・何です!?アレ!?」
迫り来る赤と青の球体
バグデム「フハハハハ!この俺がフェーベで見つけ出し、そして改良を加えた究極の魔・・・」
ぷちっ
潰される
ジェーン「あ、死んだ・・・」
ガバッ
バグデム「勝手に殺すな!!ってかキサマラ!・・・ええい!まぁいい!キサマラ!目標はジェーン!とっとと
 殺せ!!」
・・・シ〜〜〜ン
バグデム「・・・おい!キサマラ!命令無視とは言い度胸じゃねえか!!」
セレナ「こ・・・これは・・・もしやっ」
すっと取り出したるはあの魔導波力測定器フォース・チェッカー
ジェーン「・・・何も起きない」
セレナ「やはり、文献にあったとおり・・・脱魔・・・です」
バグデム「なんだ!?そりゃ?」
セレナ「紅い眼を持つことで有名なブラッディ・アイズですが、誰しも紅い眼を持つことを望んでいない・・・
 そして、その望みが極限まで達したとき、ソーサロードの持ちうる魔力と引き換えに紅い眼を失うことが
 ある・・・と」
バグデム「ゲッ!」
ジェーン「つまり・・・今のバグデムはただの人間と同じ・・・と」
セレナ「ええ、ですから魔力によって従えさせることのできる魔獣も服従させることは出来ない・・・と、言う
 ことです」
バグデム「ちょ・・・ちょっと待て!!そ・・・それって・・・」
ギィ〜〜〜ン
オコサ、ウラパンの不気味な眼光・・・
バグデム「う・・・うわあああ!!!!」
ぷちっ
またしても潰される
バグデム「おい!セレナとやら!!紅い眼に戻る方法は無いのか!?」
セレナ「聞いたことありませんねぇ・・・大体紅い眼を捨てたいと思うブラッディ・アイズはどんな代償を
 払ってもいいと思っていたものだけって文献にありますし・・・」
バグデム「・・・」
ジェーン「・・・と、言うわけで今のアンタじゃあ相手にならないわ、さようなら・・・」
バグデム「ちょ・・・ま・・・待って」
ぷちっ
・・・三度・・・
セレナ「ですが、ジェーンさん・・・このまま魔獣を放っておくわけにもいきませんよ・・・バグデムの支配下
 に無い以上、どこで暴れだすか分かったものじゃありません」
ジェーン「・・・確かに・・・そうね・・・」
バグデム「ぬ・・・ぬぐぐぐ・・・このバグデム、一生の不覚・・・まさか敵に頭を下げなくてはなら・・・」
ジェーン「あ〜〜、ウッサイ!」
オコサ、ウラパン「・・・」
次なるターゲット・・・ジェーン・・・
ジェーン「来る!?・・・いいわ、返り討ちにしてあげるんだから!ギャラクシーアビス!」
ドギャギャギャギャギャギャギャギャッ
隕石群がオコサ、ウラパンに降り注ぐ
オコサ、ウラパン「ギィエエアアア!!」
ジェーン「図体がデカイだけの愚図じゃないの・・・これじゃあ的ねぇ・・・」
バグデム「アマイぞ・・・アイツの再生能力は普通じゃない・・・あれしきの魔法ではびくともしない・・・」
ジェーン「・・・アンタねぇ!!」
確かにみるみるうちに回復している
ジェーン「アンタねぇ・・・なんて魔獣を持ち出してくれたのよ!!」
バグデム「・・・フ、全てはソーサロードに対する恨み!」
ジェーン「威張るな!!」
バグデムの不始末・・・ジェーンは処理できるのか・・・


続

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