S.B.J.
FILE144 〜本物オリジナルを超える者〜



長々とだらだら続く最終決戦前夜・・・一行は千年の夜の枷にやってきたのだが・・・
レイ「あはは〜〜、新たな世界への目覚めですか?」
一同「あのねぇ!!」
ジェーン「で、フェンリル、あなたの居住区はどこにあってその抜け穴はどこにあるの?」
フェンリル「えっと・・・ですね・・・」
・
・・
・・・
フェンリル居住区
フェンリル「こ、こちらです・・・」
ズゴゴゴゴゴッ
ベッドをずらすとぽっかりと大穴が姿を見せる
ファイロ「・・・この中・・・」
バレオス「主人マスター・・・」
ファイロ「ああ・・・禍々しい気に満ちている・・・」
ジェーン「じゃ、サクっと行くわよ〜〜」
ババッ
と、ジェーンが恐れ気も無く穴の中へ
ファイロ「お、おい、ジェーン」
後を追うように一行も穴の中へ・・・
スタッ
ジェーン「バグデムコピー!!今、この場でケリを着けてあげるわ!!」
バグデムコピー「バカな・・・一体、どうやって!?まだ封印は・・・」
ファイロ「フン、抜け穴を見落とすとは間抜けだな・・・」
ヘラード「コホン、本来こんなものは作っちゃいけないんですよ」
フェンリル「・・・は、はい・・・すみません・・・」
バグデムコピー「・・・」
サタン・ミリアルド「仕方ない・・・今のままでも十分闘える・・・」
バグデムコピー「・・・そうだな・・・6660億の魔の力・・・見せてやろうじゃないか!」
ドドドッ
いきなりノウトクロノ3連発の大盤振る舞い
ジェーン、ファイロ「ヘヴンズゲート」
ゴカアアアアッ
ゲートを開いて冥界に引きずり込む・・・が、完全に引きずり込めはしなかった
ジェーン、ファイロ「ぐくう・・・」
ドダンッ
そして吹き飛ばされる
ジェーン(こいつ・・・)
ファイロ(強い・・・)
バグデムコピー「フフフ・・・フハハハハ!!私はオリジナルを超える力を手にしたのだ!!」
ジェーン「・・・何のぼせ上がっているんだか・・・」
ファイロ「勝負はまだこれからではないか・・・」
バグデムコピー「・・・フン・・・カーマインダークネス」
ヴオムッ
紅き闇の刃を両手で作り上げ、一気に飛びかかる
ファイロ、ジェーン「レイザーレイ」
キュイイイッ
光の刃で応戦
バグデムコピー「フハハハハ!!ムダだ!ムダムダ!!幻闇壊ダークネス・ミラージュ」
ズゴガアアアッ
闇のオーラを纏った剣閃がジェーン、ファイロ両者を一気に吹き飛ばす
ジェーン、ファイロ「ぐうう!?」
ズザザザッ
バグデムコピー「はああ!!闇飛龍」
ドッ
闇のオーラで作ったドラゴンヘッドが間髪入れずに襲い来る
ジェーン「見様見真似・・・メビウス・フェニックス」
ドゴカアアアッ
白き不死鳥フェニックスが舞い降りる
ユラ「って、えええええ!?」
イオン「ジェ・・・ジェーンさん!?」
ズシュアアアアッ
ジェーン「・・・やっぱ相殺しか無理かぁ・・・」
バグデムコピー「フン・・・面白いことをするなぁ・・・」
ユラ「いや、奥義のコピーってジェーン!?」
ジェーン「私は怪盗!!」
ユラ「おお、なるほど、技も盗まれた・・・って納得できるかぁ!!」
イオン「おお、お兄ちゃんが珍しく突っ込んでいる・・・」
セレナ「なるほど、ソーサロードにはこのような力も・・・」
ファイロ「いや、アレはジェーンの技術だろ・・・」
バグデムコピー「戦いの最中に談笑とは・・・余裕だな・・・」
ジェーン「・・・まぁね・・・」
ファイロ「お、おい・・・ジェーン」
ジェーン(警部ファイロ・・・思ったよりも動きが鈍い・・・わ)
ファイロ(・・・まだ完全に力を取り込んでいないのか・・・あるいは弱点、寒さを克服しきれていないのか
 ・・・)
ジェーン(いずれにせよ、一気に行くわよ!)
ファイロ(OK!)
・・・はてさて・・・斃す事は可能なのか!?


続

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