S.B.J.
FILE127 〜夜無き世界へ!〜



バグデムコピー、アンブリオの力を吸収し、世界のバランスが崩れてしまった!
レイ「まずいですねぇ・・・世界から闇が消えつつあります・・・」
ユラ「そんなにまずいのか!?」
レイ「ええ・・・ああなるとアンブリオを救出することも厄介ですし・・・」
バレオス「・・・世界カラ闇ガ消エルト言ウコトハ世界カラ夜ガ無クナルト言ウコト・・・」
ファイロ「つまり、自転が止まるということか・・・」
ジェーン「警部ファイロ・・・自転が止まるってのは夜と昼が固定されるってことを意味するんだよ」
※よって自転が止まる=夜が無くなるということではない。まぁ、一部の地域では夜が無くなるんだけどね
ファイロ「・・・分かっとる!!」
バグデムコピー「フハハハハ!!」
ジェーン「で、レイ、この状況からアンブリオを奪還するにはどうすればいいの?」
レイ「・・・やっぱり斃すしかありません。斃して無理やり引き剥がすしかありませんよ・・・」
ジェーン「ならばっ・・・」
ギンッ
真価を発揮し、コピーの元へ・・・
ジェーン「遠慮せず全力を出してあげるわ!」
バグデムコピー「そうだ!全力で来い!!そうでなくてはオリジナルを超えることができん!!」
ファイロ「固執か・・・」
ズゴゴゴゴゴ・・・
ファイロも真価を発揮・・・
バグデムコピー「さぁ!楽しい時間の始まりだ!!」
ファイロ「プラズマカッター」
バヂバヂバヂッドンッ
電気エネルギーで造った刃を投げつける
バグデムコピー「エクスティンクション」
ズドガスッ
闇が電気エネルギーの刃を包み込み破壊する
ファイロ「ぬう・・・」
バグデムコピー「ハハハハ!なめてかかると後悔するぜ!!」
ジェーン(バグデムと同じ・・・いや、それ以上かもしれない・・・)
バグデムコピー「メルトダウンブレイク!」
ドジュアアアッ
全てを溶かしつくす炎を放つ
ジェーン「タイダルウェーブ」
ドジュアアアッ
津波を巻き起こすも軽く蒸発してしまう
バグデムコピー「フハハハ!!ムダだ!その炎は全てを溶かしつくす」
ファイロ「ならば、レッドアバランチ」
ズゴゴゴゴガガガッ
紅い雪の雪崩が炎に襲い掛かる
バグデムコピー「ぬ!?」
ジュウウウッ
大分威力はそがれたが、それでも打ち消すことは出来なかった・・・
ジェーン「だったらコレで・・・ヘヴンズゲート」
バウアアアアアッ
炎を冥界へと引きずり込む
バグデムコピー「・・・フ・・・フハハハハハ・・・ハハハハハ!!!」
ファイロ「何がおかしい・・・」
ジェーン「笑い方はオリジナルそのものね・・・」
バグデムコピー「面白いッ!!だが、この場は退かせてもらうぞ!」
ジェーン「何を言っているの?」
ファイロ「勝負はまだこれからだ!」
バグデムコピー「・・・フン・・・だったら俺を追って来い!!どこまでも・・・どこまでもなぁ!!」
ヴオンッ
レイ「消えた・・・」
ジェーン「ちっ・・・逃した」
・
・・
・・・
ファイロ「・・・しかし、何でアイツは逃げたんだ!?」
ユラ「どういうこと!?」
ジェーン「あのまま闘いを続けていてもあいつが有利であることに変わりは無い・・・」
イオン「闘いを楽しんでいるのかなぁ?」
レイ「・・・いえ・・・違いますね・・・」
ユラ「え!?」
レイ「・・・今、何時だか分かります?」
ジェーン「えっと・・・20:30・・・」
※あっちの世界の時間がこっちの世界で通用する・・・う〜〜ん、並行世界ってことかな!?
ファイロ「馬鹿な・・・まだ明るいではないか・・・」
バレオス「・・・世界ノバランスガ崩レルコトヲ楽シンデイル・・・」
レイ「そういうことです・・・」
バレオス「コノママ放ッテオケバ世界ノ歪ミハ修正出来ナイトコロマデ進ンデシマイマス・・・」
そうだ・・・だから、一刻も早くアンブリオを救出しなくてはならないのだ・・・


続

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