S.B.J.
FILE066 〜いざ神器を手に〜



メビスティス山脈大クレーターの奥底に眠っていたのはその昔、サラントへとやってきた異世界の神・・・
ラグレストだった・・・
ラグレスト「・・・時は来た!ナユタの遺志を継ぐ者よ」
ユラ「え?俺!?」
ジェーン「いや、アンタしかいないって・・・」
ラグレスト「我を手に取り、破壊の神を討つのだ」
ユラ「・・・お、おう・・・」
ズオアアッ
ユラ「ぬ・・・あああ!?」
ラグレストを伝ってユラに流れ込む大いなる力
イオン「お、お兄ちゃん!?」
ユラ「おごあああああ!?」
ドゴアアアアアッ
光が空に走る・・・
そのころ・・・
アニエント「・・・何だ?あの光は!?」
ロヴィナ「・・・強すぎる光だ!」
ディスパラレ「行け!アニエント・・・あの光を止めて来い・・・」
アニエント「・・・はっ・・・」
ヴオンッ
メビスティス山脈大クレーター
フッ・・・
ジェーン「光が・・・消えた」
ユラ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・こいつは確かに強すぎる・・・世界を滅ぼしかねない・・・力だ!」
イオン「大丈夫?お兄ちゃん?」
ユラ「おうよ・・・」
アニエント「・・・そうか・・・神の力か・・・」
レイ「・・・どうやらお客さんが来たようですよ・・・」
ラグレスト「アニエント・・・やはり・・・」
アニエント「おや!?どこかで聞いたことのある声だと思いきや・・・無様な姿になったものだな・・・闘神
 ラグレストよ・・・」
ユラ「無様かどうかはその身で思い知れ!」
アニエント「フン・・・面白い・・・神の力とはいせ所詮使用者は人間・・・恐るるに足らんわ!破壊の双翼」
グニャリッ
空間を歪めて2つの刀を取り出す
アニエント「我ら四闇神に楯突くものは・・・全て破壊あるのみ!壊闇閃鬼刃かいあんせんきじん」
ドウンッ
破壊の波動を込めた剣閃が放たれる
ユラ「フェイタル・ブロウ」
ドウンッ
ユラも剣閃を放つ
アニエント「無駄だ!わが波動、全てを破壊・・・」
ズシャウッ
アニエント「がっ・・・な・・・に!?」
アニエントの剣閃を打ち破り、そのままアニエントにヒット!
ラグレスト「わが力、あのときとは違う!アニエント!覚悟するのだな!」
アニエント「・・・ふざけやがって・・・我は神!人智を超えし存在!・・・そしてその力は破壊のために
 ある!!死ね!ラグレストとこの世界の住人よ!」
ドウンッ
ジェーン「な・・・消え・・・」
一気に間合いを詰める
ユラ「おおお!!」
ラグレスト「行きますよ・・・ユラ」
ユラ「はああっ」
ドウンッ
イオン「お兄ちゃんが・・・飛んでる!?」
ガギンッ
そのまま空中で組み合う
アニエント「飛翔それもラグレストのなせる業か!?」
ユラ「え?何!?」
アニエント「ふん・・・まぁ、いい、いずれにせよ貴様はここで死ぬのだからな・・・」
ユラ「そうは問屋が大雪山おろし!うおおお!!」
ガギギギギギギッ
そして鍔迫り合いが繰り広げられる
ジェーン「・・・動きが見えない・・・」
イオン「大丈夫かなぁ?お兄ちゃん!?」
レイ「神の力・・・ですか・・・いやはや・・・あ、それはそうとジェーンさん・・・」
ジェーン「何?」
レイ「もしものときのためにコレをお使いください」
と、言い出し偉大なる十字剣グランドクロスを取り出す
ジェーン「分かったわ。」
イオン「ねぇねぇ、私には何か無いの?」
レイ「え?う〜〜ん、残念ながらありません・・・」
イオン「ええ〜〜〜!?」
で、勝負はどうなっているのかと言いますと・・・
アニエント「はああああ!!」
ユラ「うおおおお!!!」
ドガアアアアアッ
アニエント(くっ・・・強い・・・何故だ!?なぜ人間如きにこれほどの神の力が引き出せるのだ!?)
ユラ(さすがに・・・神と呼ばれるほどだけのことはある・・・強い・・・)
アニエント「ならば・・・コレはどうだ!」
バッ
ユラ「うん!?」
距離を取るアニエント・・・果たして・・・


続

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