S.B.J.
FILE044 〜紅蓮の錬金術師アルケミスト



レイの依頼を受ける事にしたジェーン・・・その決断の速さに一行は驚く
ジェーン「ん?別に嫌なら無理してくる事はないけど。」
イオン「面白そう!私も行く!!」
ユラ「ならば俺も」
ミー「いい研究材料になりそうだわ・・・」
シルビア「・・・私はここで」
ダマスクス「と、言うわけで僕もここで研究をしますからみなさん頑張ってくださいね」
ジェーン「・・・さて、じゃ行きましょうか?」
レイ「はい、ではまず・・・そうですねぇ・・・南のほうのレックスまで・・・」
ダマスクス「レックス?」
ジェーン「ん?何?ダマスクス?レックスに行きたいの?」
ダマスクス「いえ、あ、シルビアさん、待ってください・・・」
ユラ「げげっ・・・レックスって・・・」
ジェーン「ノールの箱舟使えばいいでしょうが!」
ユラ「あ?そうだっけ!?」
と、言う事で一行はノールの箱舟に乗り込む
イオン「そう言えば・・・ぱっぱと決めてしまいましたけど、依頼の内容ってどんなんですか?」
ジェーン「あ、つい勢いで承諾しちゃったけど聞いてなかったわ・・・」
※おいおい・・・いいんか!?ジェーン
レイ「あ〜〜、それなんですがね・・・デスロゴス復活の阻止と、それを復活させようとするものの撃滅です」
ミー「デスロゴス!?あれを復活させようなんて愚か者はこのエンセラダスにはいないわよ。」
レイ「そうですよ。」
ユラ「話が見えないんだが・・・」
ジェーン「デスロゴスって?」
ミー「かつてブラッディ・アイズが作った神魔殺戮兵器・・・」
レイ「アレを起動したが最後・・・おそらくエンセラダスは焼け野原になるでしょうねぇ・・・」
ジェーン「そんな危険なものを・・・」
ミー「で、レイ、さっきの話だけど・・・」
レイ「ええ、ですから今回の敵はエンセラダス地方の人間ではないんです。どこから聞きつけたのか・・・
 ジェーナス地方の人間が狙っているんです。」
イオン「ジェーナス地方?」
レイ「ええ、確か文献によりますとジェーンさんと同じように科学が発達した国だと聞きます」
ジェーン「へぇ〜〜〜」
イオン「この世界にもそんな国があるんだ〜〜」
ジェーン「だったらなんで科学と魔法の技術を分け合ったりとかしないの?」
レイ「ん?ま、海を渡るにしても数々の魔獣の類がいますからね。エンセラダスの人間とて海を渡ることは至難
 の技です。」
ジェーン「・・・ふぅん・・・」
ミー「でも、ノールの箱舟ならわけないわね。」
そんなことを言いながらたどり着いたレックス
ジェーン「さぁて、街についてやることといえば?」
イオン「お酒♪」
一同「違う!!」
ユラ「と、言うわけで酒場へ直行だ!」
ジェーン「あのね・・・」
レイ「やれやれ・・・」
と、言う事で酒場へ・・・
ミー「全く!お酒なんて飲んでいる場合じゃ無いでしょ!!」
イオン「マスター、何かお酒頂戴」
ジェーン「うわぁ・・・見て、あの真っ赤なコート」
1人の漢を指さす
ユラ「本当・・・ドハデ・・・」
ミー「センスのカケラも無いわね。」
*「ひどいですねぇ・・・もう、これでも紅蓮の錬金術師アルケミストの名を贈られた錬金術師アルケミストなんですよ」
振り向いてやってくる
ミー「近寄らないで!ウザイ!!」
*「!!!」
ジェーン「・・・あ〜〜ショック受けた・・・」
*「素敵だッ!!」
一同「はい!?」
*「その気丈な雰囲気、冷静な判断、純白の衣装!!」
ミー「・・・」
ジェーン(気丈ってか辛口、冷静ってか冷酷・・・痘痕も笑窪ってこういうのを指すのかしら?)
*「僕、バスコウェアーって言うんですよ。あなたは?」
ミー「アンタに名乗る名前なんて無いわ」
バスコウェアー「またまた・・・そんなこと言って・・・」
トンでもないヤツに捕まったミーの運命は!?


続

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