Last Banisher 外伝
放浪の参 〜鬼神艦の兄弟機ルシュファー



突如ユグドラシル世界にやってきたR・Rラヴィアン・ローズ・・・ゲイトを開くシステムは搭載されていないはずの
ローズマリーでなぜこの世界にやってこれたのか・・・謎は深まる・・・
アリス「何を笑っているの!?アンケンサツ・・・」
アンケンサツ「・・・いいだろう・・・冥土の土産だ・・・ローズマリーの真の姿を見せてやる!外装剥離!」
*「はっ」
ドオオンッ
ロードス「なんだ!?自爆!?」
ユノ「いえ・・・違います・・・」
アイ「外装剥離・・・!?」
キラキラキラッ
ローズマリーの内部から出てきたのは・・・金色に輝くボディーと紅い眼・・・悪魔のような翼を持つ艦
アスモデウス「ル・・・ルシュファーだと!?」
ロードス「アスモデウス!?」
ルシュファー「・・・そう・・・我が名はルシュファー・・・アスモデウスお前の兄弟機だ・・・」
ロードス「何!?アスモデウスに兄弟機だと!?」
ローズ「え!?だって・・・アスモデウスは最終兵器なんだろう!?・・・なんで最終兵器が2つもある
 んだよ!」
アテナ「きっと最終兵器は1つしかないっていう概念を逆手に取った驚くべき・・・」
ローズ「いや、絶対違うからさ・・・その発想・・・」
ユノ「・・・だから、最初に闘ったときの自己回復機能・・・そして・・・ゲイトを開くシステム・・・全てが納得
 できます・・・」
アリス「でも・・・アスモデウスの兄弟機なんてトールのデータベースにも載って無いわよ!」
アスモデウス「当然だ・・・なぜならばルシュファーはもしも私が堕とされたときに起動する艦・・・」
ロードス「保険ってワケかい!?」
アンケンサツ「フフフ・・・」
ローズ「なぁ・・・アスモデウスが堕とされたときの保険ってことはだ・・・」
ユノ「・・・当然アスモデウスより弱いはずがない・・・」
アンケンサツ「そういうことだ!自立型連続銃撃兵装パルス・ドラグーン!」
ドギャギャギャギャギャギャッ
無数のビット兵器が宇宙を廻る
ロードス「再帰的操作型光集束銃撃兵装レーザー・ファンネル!」
ゴロー「自立型素粒子銃撃兵装クォーク・ドラグーン」
バババッ
ゴロー、ロードスも応戦
アリス「アリサ、烈火と冽水・・・」
アリサ「了解・・・」
ズバスッバスアアアッ
SCIの両手が持っている巨大なブレードで斬り払っていく
アンケンサツ「フフフフ・・・」
ルシュファー「ハッハッハッハッハッハ!!無駄だ!無駄だ!!どう足掻こうとキサマらではこの私は堕とせん」
ロードス「いい気になってんじゃねえぞ!ルシュファー!!」
ガクガクガクガクッ
ルシュファー「何!?何だ!?あの不可解な動きは!?」
一気にルシュファーの間合いに飛び込み
ロードス「せいやああ!!斬撃龍尾兵装ブレード・テイル!」
ズバスッ
そのまま一気に尻尾で斬り裂く
ルシュファー「ぬぐうう!?」
ロードス「良し、行け行け!」
ゴロー「粒子集束砲パーティクル・ブラスト」
アリス「超弩級連装砲ハイパー・メガキャノン」
ドバアアアアッ
2つの艦による一斉射撃
ルシュファー「ぬぐううおおあああ!?」
アンケンサツ「ルシュファー!?」
ロードス「そして・・・」
キュゴオオッ
高エネルギー反応
ルシュファー「ちいいっ・・・退け!アンケンサツ、これ以上の交戦は無意味だ!」
アンケンサツ「ふん・・・」
バヒュアアッ
ロードス「・・・消えた・・・!?」
ユノ「・・・逃げて・・・くれた・・・というのが正しいでしょう・・・」
アスモデウス「ああ・・・おそらく完全に全ての機能が作動していないのだろう・・・」
ゴロー「・・・厳しい闘いになりそうだな・・・」
アリス「・・・そのようね・・・」
辛うじて初戦を勝利した一行・・・しかし・・・この次はどうなるか分からない・・・


続

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