Last Banisher
放浪の100 〜全てが終わる時〜



ユノ、ロードスの剣がジャミルを貫き・・・ジャミルは倒れた
ジャミル「こ・・・のままでは・・・おわらん・・・ぞ!」
ロードス「この期に及んで何をする気だ!?」
ジャミル「SGを・・・自爆させて・・・ゲイトを開く!」
ユノ「そんなことはさせない!!」
ジャミル「フフフ・・・無駄だ!この私が滅びるとき・・・自爆するようにセットしてあるのだ!!フフフ
 ・・・フハハハハハ・・・ハァ〜〜〜〜ッハッハッハッハッハ!!」
ロードス「な・・・何ぃ!?」
ジャミル「忌まわしいトール皇族よ・・・ここで朽ち果てるがいい!!ハハハハハハハ!!!」
ユノ「ジャミル!!」
ロードス「ユノ・・・とにかく、今は脱出するぞ!」
ユノ「でも・・・」
ロードス「スターダストなんて斃せばいい!死んだら元も子もない!!」
ユノ「・・・ロードス・・・」
ドダダダッ
アイ「・・・ヘンです・・・」
ゴロー「ん?何が!?」
アイ「SGのエネルギー反応が急速に増大しています・・・」
ローズ「それって・・・」
アスモデウス「まずいな・・・ジャミルのやつ・・・SGごと自爆するつもりだ・・・」
アンナ「多いに結構じゃないの!!」
アスモデウス「・・・自分だけ滅びるのならマシだがな・・・」
アンナ「ロードスとユノのこと!?」
ローズ「それもあるが・・・ゲイトも・・・」
ゴロー「つまり、スターダストが大量に召喚されるってことだ!」
アテナ「それはマズイですねぇ・・・」
ローズ「・・・お前本当は危機感を感じてないだろ!?」
ドオオオッ
とりあえずSGへと向かうアスモデウス・・・ユノとロードスを迎えるために・・・
ロードス「アスモデウスが来た・・・とりあえず・・・戻るぞ・・・」
ユノ「ええ・・・」
ダンッ
ジャミル「フフフ・・・ハハハハハ・・・もはや手遅れだ!!この世界はユグドラシルを中心に・・・全て
 スターダストで覆い尽くされるのだ!!」
ロードス「そんなことは俺が絶対にさせない!!」
ゴロー「しかしよぉ・・・一体どうするんだよ!」
ロードス「それを今から考える」
ゴロー「あのねぇ・・・」
ローズ「間に合うわけないだろ!!」
ロードス「ムリを承知でやってんだ!こっちは!!」
ユノ「・・・ゲイトを開く・・・そうだ・・・ゴロー・・・この近くでゲイトを開けない!?」
ゴロー「は!?」
アイ「そうか・・・EF0のゲイトを開くシステムを利用して・・・」
ローズ「ってかその『ゲイト』ってのはあの目の前にある扉だけじゃないのか!?」
アイ「・・・そうです。」
ゴロー「じゃどうするんだよ!?」
ロードス「・・・分かった。対宙域重力破砕砲グラビトロ・ブラスターを最大出力で撃つ・・・だから
 タイミングを合わせてゲイトを一瞬開け!!」
ゴロー「んなことできるか!!」
ロードス「言い方が悪かった!ゲイトを一瞬開いたら俺がタイミングを合わせて撃つ!」
アイ「大丈夫なんですかぁ!?」
ロードス「俺はシューティングマスターだぞ!」
ゴロー「・・・分かった・・・それに賭ける!」
キュゴオオオオオッ
対宙域重力破砕砲グラビトロ・ブラスター、用意・・・
ゴロー「・・・開けるぞ・・・」
ロードス「行けぇええええ!!!」
バシュアアアアアアッ
ジャミル「フハハハハハハハ!!!」
ガカアアアアアッ
・
・・
・・・
ユノ「ロードス・・・アテナさん・・・ローズさん・・・」
アイ「・・・大丈夫・・・ですか!?」
ロードス「・・・何とか・・・な・・・」
アテナ「じゃあ、戻りますか!?」
ロードス「・・・そうだな・・・」
ゴゴゴゴゴッ
ジャミルは異世界で自爆したのだろう・・・でなければいつでもこの世界に攻め込んでくハズだ・・・まぁ、
最もユグドラシル宮はスターダスト封印の地として堅固な結界が張られているが・・・そして・・・俺たち
はというと・・・
トール・・・
ロードス「・・・やはり・・・俺は皇帝の器じゃあない・・・」
*「しかし・・・」
ロードス「トールは1000年間・・・皇帝なしでもやってこれた・・・だったらこれからも皇帝が無くても
 やっていけるはずだ・・・」
*「・・・ですが・・・」
ロードス「・・・旅に出ようと思うんだ・・・」
ローズ「旅か・・・そうだなぁ・・・」
アテナ「面白そうですねぇ・・・」
*「・・・わかりました・・・では・・・トールは・・・皇帝を無くします・・・その代わり、ロードス様
 ・・・放浪王になっていただきたい。」
ユノ「放浪王・・・ですか!?」
アイ「没落貴族みたいですね」
ゴロー「どこがだよ!!」
*「我々はいつでも王の帰還を待っています・・・そして、王はいつでもどこでも・・・気ままに旅に出る
 ことができます。」
ローズ「まどろっこしいことを・・・」
ロードス「・・・ま、いいんじゃないか・・・ユノ・・・ローズ、アテナ、ゴロー、アイ、アンナ・・・
 行くぞ・・・」
一同「はい!」
そして・・・俺たちは旅にでる・・・トールを母国に・・・世界を廻る・・・もっと・・・この世界を知る
ために・・・


完

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