Last Banisher
放浪の96 〜荒廃宮への突入〜



ユグドラシル宮でスターダスト、ジャミルの駆逐にあたるゴローとロードス、しかし、ジャミルの出した切り札
に一同は決断を迫られるのであった
ジャミル「ふふふ・・・」
ゴロー「・・・どうする!?」
ロードス「どうする・・・って言われても・・・」
ジャミル(・・・む・・・生体兵器四天王ジェネシックスの反応が4つとも消えた・・・ふん・・・
 なかなかやりおるわ・・・)
アイ「・・・このまま迷っていてはジャミルがSCUを自爆させて門を開く・・・ってことになりませんか?」
ゴロー「なっ!?」
ロードス「・・・」
ロードス(ジャミルは世界を支配したいはずだ・・・滅びたいとは・・・想っていないはずなんだ・・・)
そのころ・・・
ローズ「・・・どうやら生体兵器四天王ジェネシックスは始末できたみたいだね」
アテナ「そうですねぇ・・・」
ユノ「このまま一気にユグドラシル宮へと急ぐわよ」
アンナ「ちょっと待ちなさいよお!」
ドダダダダダダダッ
慌てて駆け寄るアンナ
アテナ「それにしても無駄に広いですねぇ・・・ここ・・・」
ユノ「大型船艦も行き来できるくらいの広さで設計してありますからね・・・ユグドラシルは・・・」
ローズ「だったら、艦を待機させて生体兵器四天王ジェネシックスを始末させてから先に進めばよかったんじゃねえの?」
アンナ「確かに・・・」
ユノ「今はそんなこと言っている場合じゃ無いです。」
アテナ「ねぇねぇ・・・あれなんだろう?」
格納庫を指さす
アンナ「ああ?今はそれどころじゃ・・・」
ドダダッ
アンナは1人先に進む
ユノ「格納庫・・・ですね・・・おそらくユグドラシル内部を自由に行き来する為の・・・」
ローズ「おっしゃ!早速艦を・・・」
アテナ「あれ?アンナさんはどこに行ったんでしょう!?」
ユノ「1人先に行ってしまったようですね。」
ローズ「仕方ない・・・さっさと艦を起動させて追いかけるか・・・」
アテナ「そうですねぇ」
ヴォンッ
小型船を起動させて移動する
ローズ「お〜〜、居た、居た・・・アンナぁ〜〜」
アンナ「あ?!」
ギュ〜〜ン
艦、通過
ローズ「って止めろよ!!」
ユノ「えっと・・・自動操舵機能オートパイロットになってますね・・・」
ローズ「ええ!?」
アンナ「ってコラぁああ!!!待ちなさいよおおお!!なんでそんなモンに乗っているのよ!!!」
ドドドドドドドドドッ
カールス・ルイスもびっくりの速度で走ってくる
アテナ「人間じゃないですぅ!」
アンナ「とうっ!」
ドガンッ
一同「うわぁ!!」
そして艦に飛び乗る
アンナ「ぜ〜は〜ぜ〜は〜・・・何なの!?一体!?こんな便利なもので先に進んじゃって!!」
ローズ「いや、お前が1人先走るのが悪い・・・」
アンナ「ああん!?」
スチャッ
ローズ「すちゃ!?」
眼鏡を外すアテナ
アテナ「今は喧嘩している場合じゃないです!」
アンナ「わわわ・・・分かったわよ!!」
ローズ(・・・女の闘い・・・!?)
眼鏡をかけなおし
アテナ「じゃ、さっさと行きましょう。」
アンナ「・・・便利な眼鏡・・・」
ユノ「見えてきました!あの扉を開ければユグドラシル宮!・・・ジャミルが居る場所・・・です」
アンナ「おっしゃあ!!腕が鳴る!!ジャミルを斃せと轟き叫ぶ!!」
ローズ、アテナ、ユノ「・・・」
アンナ「何よ!?」
バムッ
ゴロー「何だ!?」
アイ「艦が向かってきますね・・・」
アンナ「ジャミル!!!そろそろ死になさい!!!」
一同「あの声は・・・」
ジャミル「フフフ・・・ハハハ・・・ハァ〜〜〜〜ッハッハッハッハッハッハ!!」
ロードス「何がおかしい!ジャミル!?」
ジャミル「そろそろキサマラ全員を始末してやろう!!」
ユノ「何・・・をする気なの!?ジャミル!?」
ズオオオアアアアアッ
アイ「SCUから高エネルギー反応・・・」
ゴロー「何!?」
一体、ジャミルは何をするつもりなのか!?


続

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