Last Banisher
放浪の69 〜艦が選びし者!〜



ラグナロックを終結させるため、ロードス、ゴローらはアスモデウスを探す。が、しかし、その情報をキャッチ
したジャミルが追ってきた・・・果たしてアスモデウスは誰の手に渡るのか!?
ロードス「・・・ちぃ・・・どうするかな・・・」
ローズ「ゴロー、ゲイトは開けないのか?」
ゴロー「今やってる!!」
カタカタカタッ
ジャミル「アスモデウスは渡さん!!」
アテナ「そういえば、ユグドラシルにヒミツで造られた艦のことを何故ジャミルが知っているんでしょぉか?」
ローズ「・・・確かにな・・・」
ユノ「盗聴かなんかでしょう・・・きっと・・・」
アテナ「ああ、なるほどぉ♪」
ジャミル「有意志収束光爆撃リビング・レーザーキャノン!」
グネグネグネグネッ
曲がりながら襲い来るレーザー光線・・・
ロードス「ええい!そんなものっ」
バジュアッ
Aフォールドで弾き飛ばす
ゴロー「おし!開くぞ!」
ヴオオオッ
異世界への門が開く
ジャミル「フフフ・・・ついに・・・」
ロードス「アスモデウスがジャミルの手に渡ったら世界は滅びる!!」
ゴロー「んなコト言ったってな・・・ゲイトの制御は・・・」
ズオオッ
一同「ぐうあああああああ!?」
一行、全てゲイトに吸い込まれていく
・
・・
・・・
ゴロー「・・・ここは・・・?」
アイ「時空の最果て・・・となっていますが・・・」
アンナ「時空の最果てぇ!?」
ユノ「全ての世界から無限遠にある世界・・・つまり、時空の最果てです。」
ローズ「ってそのまんまじゃねえか!」
ロードス「そんなことより、ジャミルは!?」
ユノ「あそこ・・・格納庫!?」
ロードス「ヤバイ!」
ジャミル「これが・・・これが・・・アスモデウス・・・」
カッ
ジャミル「何だ!?」
アスモデウスの眼が赤く光り輝き
アスモデウス「斬撃龍尾兵装ブレード・テイル」
ズドガアアアッ
ジャミル「ごあああああ!?」
尻尾でサイレント・チェイサーUを弾き飛ばす
ロードス「な・・・何だ!?」
ジャミル「ええい・・・何だというのだ!?まさか・・・」
ローズ「アスモデウスが・・・動いている!?」
ユノ「あの生物のような形状・・・そうか・・・アスモデウスも生きた兵器バイオ・アームズ」
ゴロー「何?それ?」
アンナ「説明している暇は無いの!」
ジャミル「ええい!アスモデウスよ・・・私を拒むというのか!?」
アスモデウス「・・・私は・・・世界を壊滅させるほどの力を持った艦である・・・」
ジャミル「フン・・・」
アスモデウス「・・・だから・・・できるならばここで永遠に眠っていたかった・・・」
アイ「その巨大すぎる力が歪みを生まないように・・・ここで眠りについていた!?」
アスモデウス「・・・だが・・・時は来たようだな・・・」
ジャミル「そうだ!今こそ我が力となり世界を滅するのだ!」
アスモデウス「エターナーの血を継ぎし者・・・ロードス・・・」
一同「なんだって!?」
ジャミル「エターナー・・・だと!?またしても・・・我が道を阻むか!」
ドッ
アスモデウスに突っ込もうとするが・・・
バヂッ
ジャミル「ぐ・・・ぐぐぐ・・・動けん!?」
アスモデウスのフィールドに絡め取られ、動きを封じられてしまう
アスモデウス「ロードスよ・・・お前に我が力を貸してやろう・・・そして、その力もて、世界を守れ!」
ゴロー「待てよ!」
アスモデウス「何だ?」
ゴロー「エターナーの子孫だかなんだか知らないが、勝手に善だと決め付けて艦を託していいのかよ?」
アスモデウス「・・・当然だ・・・私は人の心が見える・・・そのように造られし艦・・・ロードスの心は
 清く正しい・・・ゆえに我が力を貸すのだ!」
ジャミル「なんだと!?」
アスモデウス「さぁ、世界を守れ!これはお前の使命だ!ロードス!」
ロードス「うええええ!?」
いきなりアスモデウスに選ばれてしまったロードス・・・でも、ま、いいじゃんか。


続

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