Last Banisher
放浪の37 〜占術都市タイタンに集う〜



エンセラダスを後にしたロードス一行・・・
ローズ「さて。次はどこに行く?」
ユノ「このまま行きますと、ディオネ、ディオネBか・・・レア・・・」
アンナ「あ〜〜〜どっちもパス!」
ローズ「へ?何で?」
アンナ「ディオネ、ディオネBは双子街として有名なんだけど、どっちかが善、どっちかが悪の星なのよ」
ローズ「どっちが善なんだ?」
アンナ「忘れたから困ってるんでしょうが!!」
ローズ「あっそ・・・」
ロードス「じゃ、レアは?」
アンナ「レアは別名半熟都市・・・そこでは全てが生焼けレアなのよ・・・牛肉はともかく、豚肉、陶器、
 火葬だってレアなんだから・・・」
※陶器と火葬、豚肉がレアって・・・限りなくヤバイ特に火葬がレアってのはいくらなんでもマズイだろ!
ローズ「・・・イヤな街だな・・・オイ・・・」
ユノ「じゃ、少し遠いですが、タイタンに行きましょうか?」
ローズ「タイタン・・・ってのはどんな街だ?」
アンナ「えっと・・・何だっけ・・・扇術都市とか聞いた気が・・・何でも怨霊師とか封彗師とかがいるん
 だってさ・・・」
※扇術都市ってどんな都市だよ!さらに怨霊師、封彗師ってどんな職業だよ!!
ロードス「ほうほう、占術都市、陰陽師や風水師がいるのか・・・」
アンナ「面白そうでしょ!」
ローズ「う〜〜ん・・・面白いのかなぁ?」
アンナ「じゃ、行くよ!!待ってなさい扇術都市タイタン!!全員ぶっ斃してやるんだから!!」
ユノ「・・・なんで斃すんでしょう?」
ローズ「さぁ?占いが外れたら殺すってな意気込みなんじゃないの!?」
ロードス「あ、それありえる・・・」
・
・・
・・・
アンナ「・・・で、どこが扇術都市なのよぉ!!占いの都市じゃないのよ!!」
ロードス「???・・・言っている意味が分からんのだが・・・」
ローズ「・・・えっと・・・『せんじゅつとし』って漢字で書いてみて・・・」
アンナ「はぁ?バカにしないでよ!!」
サラサラサラッっと『扇』術都市と書く
一同「・・・」
ユノ「占術都市・・・つまり、占いの都市ですよ、ここ・・・」
アンナ「えええ!?何!?それ!?つまんない・・・!!」
ローズ「あのなぁ・・・」
ロードス「だから斃すとか言っていたんだな・・・」
シャンシャンシャンッ
ローズ「何だ?この鈴の音?」
アンナ「サンタさん?」
一同「あのなぁ!!」
*「お主ら・・・運命を変えるであろう輝かしい光を持っておるな・・・」
アンナ「はぁ?」
*「そして、お前・・・」
アンナ「私?」
*「お主が逃げ惑う家・・・大いなる闇に食われるであろう」
アンナ「ああ?ウチの家はとっくにプルートー帝国の傘下に入っているっての!!」
ユノ「あなたは・・・?」
*「私はセーマン・アベノーこの街に住む陰陽師だ。」
ロードス「ははぁ・・・陰陽師・・・」
ドカドカドカッ
と、その時、軍勢が押し寄せる
アンナ「何よ?!今度は」
*「見つけたぞ!!セーマン!!」
セーマン「ドーマン・アシャン・・・か・・・やれやれ・・・困ったものだ・・・」
ドーマン「セーマンよ・・・今宵こそケリをつけてやろう・・・」
ロードス「・・・なんだかおかしなことになってきてないか?」
ユノ「う〜〜〜ん、そうですねぇ・・・」
ローズ「ここは一旦逃げますか?」
*「そうはいかねえぜ!」
ドドンと現れるは・・・
ドーマン、セーマン「むむ・・・あやつは・・・世界を黒き闇に変えようとするもの・・・」
ロードス「どうやらプルートー帝国のヤツが来たってことらしいな・・・」
*「我が名はウェヌス・エルズナー・・・ルーツの命によりアンナ・・・お前を連れ帰る!」
アンナ「はぁ?ふざけないでよ!!私は絶対に帰りませんからね!」
なんだかおかしな雲行き・・・セーマンとドーマン、ウェヌスとアンナはどうなるのか!?


続

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