Last Banisher
放浪の28 〜サタン公国入り〜



何とか食料も底をつくことなく、サタン公国へとやって来たロードス一行
武器職人の街、アトラス
ローズ「いやぁ・・・長かった・・・やっと武器職人の街アトラスについたぜ!!」
ロードス「そういや、何でここに来たかったんだっけ?」
ローズ「あのなぁ・・・俺の相棒をここに預けてあるんだよ!」
ロードス「あっそ・・・」
ローズ「もう修理も終わったころかなぁ?・・・ちょっと見てくるわ・・・」
ダダダッ
ユノ「・・・どうします?」
ロードス「・・・とりあえず・・・観光してみる?」
アンナ「そうよね!なんてったって武器職人の街よ!!ああ、ゾクゾクしちゃう!!」
ロードス「・・・」
そのころ・・・
ルーツ「サタン公国とはまた厄介なところに入り込んだものだ・・・」
*「しかし・・・一度も燃料補給することなくサタン公国に行くなんて・・・一体どういう!?」
ルーツ「そんなことはどうでもいい!問題は我々の艦ではデカ過ぎてサタン公国に入れない・・・と言う事だ」
*「では、先回りしてウラヌス王国キングダムの方に行きますか?」
ルーツ「ぬぬぬぬ・・・仕方あるまい・・・そうするしかないか・・・」
ゴウンッ
ルーツ達はサタン公国を後にし、ウラヌス王国キングダムへと向かう・・・
一方・・・プルートー帝国はというと・・・
ジャミル「完成だ・・・ユピテル専用の生きた兵器バイオ・アームズ・・・悪鬼の巣窟デモンズ・ネスト・・・」
ユピテル「やっと完成したか・・・」
ジャミル「これで黄金銃とも対等に渡り合える・・・」
ユピテル「フフフ・・・ならば、早速」
ジャミル「行くのか?」
ユピテル「ああ・・・サタン公国にヤツラがいる・・・そこでブチ殺してきてやるよ!」
ディグドラス「油断するなよ・・・ユピテル」
ユピテル「はっ・・・」
・
・・
・・・
アンナ「うわぁ・・・見てみて!天下の刀匠ホシワタリ・ダイゴロー作の名刀!スターダストよ!スターダスト
 ・・・ああ、いいわね、この輝き・・・」
ロードス「・・・本当に女が目をキラキラ輝かせながら見るモンじゃねえぞ」
ユノ「スターダスト・・・トール崩壊のカギとなった忌まわしき生物兵器・・・」
ロードス「え?」
ユノ「あ・・・」
ローズ「うそだろぉお!?まだ直ってないぃいい!?」
*「あったりまえだバカモン!全く、どんな使い方したらあんな傷が付くってんだ!」
ロードス「うん?ローズの声・・・?」
*「全くこの生きた兵器バイオ・アームズもこんなにボロボロになりながらもなんでこんな馬鹿に愛想を尽かさないんだろうねぇ
 不思議でかなわん」
ローズ「フッ・・・深い深い愛で結ばれているのさ」
*「歪んだ愛だね・・・全く・・・」
ロードス「よぉ、ローズ・・・」
ローズ「やぁ・・・」
アンナ「預けていた武器ってのは・・・まだ直ってないらしいわね。」
ローズ「ああ・・・」
ユノ「珍しいこともあるんですねぇ・・・さっき聞いた話によると・・・普通使い手にボロボロにされたら
 どんな生きた兵器バイオ・アームズだって怒ると思うんですがねぇ・・・」
アンナ「ようするにその生きた兵器バイオ・アームズがマゾってことね!」
一同「そんなアホな・・・」
ズドオオウウッ
一同「なな・・・何だ!?」
ユピテル「出て来い!!アンナ!!」
ユノ「ユピテル!?」
アンナ「フン・・・いいじゃないのさ!ぶっ殺す!!」
ローズ「大丈夫か?この前は黄金銃で痛手を負っていたから斃せたようなモンだろ?」
アンナ「ああ?うるさい!死にたいかローズ!?」
ヴオンッ
烈光の刃シャイニング・エッジを突きつける
ローズ「いいえ、何も・・・」
ユピテル「そこに居たか!!」
アンナ「ハッ!ユピテル!生きて帰れると思わないことね!!!」
ユピテル「フン・・・死ぬのは貴様の方だ!!」
アンナVSユピテル・・・勝つのは・・・どっちだ!?


続

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