Last Banisher
放浪の26 〜消えた皇女サラ!〜



スターダストの暴走、ジャミルのクーデター・・・トール滅亡の原因はここにあるのか!?
エターナー「ジャミル!キサマぁあ!」
ズガギンッ
ジャミルに切りかかるエターナー
ジャミル「トールをまとめ上げた漢の実力がこんなものか!?くだらん!」
ドウンッ
エターナー「うおおあ!?」
弾き飛ばされる
サラ「お父様!」
ユノ(スターダストの暴走・・・そしてジャミルのクーデター・・・トールはコレが原因で・・・滅び去った
 ・・・)
*「ここは危険です。お下がりください、皇女様・・・」
サラ「でも・・・」
ジャミル「死ね!エターナー・・・キサマ亡き後、私がトールをまとめ上げる」
エターナー「ふざけるな!・・・かつて迅雷のディーンとして恐れられたこの腕を・・・」
ジャミル「今更昔の栄光にすがってるんじゃねええ!!」
ガギンッジャリンッキィ〜〜ン
激しい鍔迫り合いが繰り広げられる
ユノ(ディーン・・・?・・・ああ、そうだった・・・エターナーは・・・お父様が皇帝となったときに自ら
 付けた名前。トールを恒久に・・・和平統治できるようにと願いをこめて・・・)
ジャミル「黄金銃の無いキサマに何ができる!」
エターナー「うぬぼれるな!黄金銃は私の力を引き出すための増幅器ブースターに過ぎん!」
ズガギンッ
ジャミル「ぬっ!?」
一瞬の隙をつきジャミルの剣を弾き飛ばす
エターナー「王手だ!」
チャキッ
剣を突きつける
ジャミル「フ・・・フハハハハ!!」
エターナー「・・・人はどうしようもなく困ると笑うしかないようだな・・・」
ジャミル「チェックメイトは私のものだ!」
ズドガアアッ
エターナー「な・・・に!?」
ドガンッ
ジャミルの体から無数の触手が飛び出しエターナーに巻き付き、そのまま壁に叩きつける
ジャミル「フハハ!形勢逆転だな・・・」
エターナー「ジャミル!キサマ!その体・・・」
ジャミル「スターダストの暴走の時・・・私の体を貫いたスターダストの触手は既に私に同化している」
ギリギリギリッ
エターナー「ぐおおあああ!?」
締め付けが強くなっていく
ジャミル「安心しろ・・・皇女もまとめて殺してやる!」
エターナー「ふざけるな!そのようなこと・・・許さんぞ!」
ジャミル「フハハハハ!今のキサマに何ができる!!」
ドスッ
ジャミル、エターナー「ぐおああああ!?」
突如2人を突き刺す剣
ジャミル「・・・」
ユノ「サラ姉さん!?」
サラ「・・・ああ・・・あああああああ!?」
ダダダダッ
その場を立ち去るサラ
エターナー「サ・・・ラ!?」
ジャミル「ぐ・・・ぐぐ・・・あの女・・・心臓・・・を!?」
ドサアッ
ユノ「皇帝・・・!?」
バウッ
ユノ「むぐっ!?」
突如背後から睡眠薬のようなものを嗅がされるユノ
*「ふ・・・ふふふ・・・ジャミルは死に・・・皇帝も死んだ・・・ならば!次なる皇帝はこの私!イワノフ・
 ショットシェル様のものだ!」
ユノ(え!?・・・何!?)
イワノフ「ジャミル・・・お前は永久冬眠・・・ユノも追放し・・・サラを殺せば・・・トールの全てが手に
 入る!」
ユノ(私は・・・追放で・・・サラ姉さんは処刑・・・なぜ!?第1皇位継承者だから!?・・・でも・・・
 姉さんが殺されれば皇位継承は私に・・・)
*「イワノフ様・・・サラが消えました」
イワノフ「何!?」
*「ドックにあった6番目の艦が見当たりません・・・おそらくそれを使って・・・」
イワノフ「・・・フン、父親を殺したのはサラだ・・・もう二度とここへは戻ってこれまい・・・」
ピクッ
*「ジャミルが・・・動いた!?」
イワノフ「なっ!?心臓を貫いているのだぞ!?・・・まさか・・・仮死状態!?・・・一刻も早くコイツを
 サイレント・チェイサーと共に永久凍結せよ!」
*「はっ!イワノフ皇帝!」
怒涛の展開・・・トールはどうなってしまうのか!?


続

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