Eighter -Scarlet Nocturne-
41ster 〜火山の底に眠る影 A〜



#0
 イタリアのシチリア、エトナ火山にヴァルカナの反応が出現したことでその回収に向かったEighter・有嗎幇(ユーマハン)連
合軍
 道中復讐の鬼、天宮裕(あまみや・ゆたか)が襲い掛かってきたが、これには梶太郎(かぢだろう)が対処し、一行はヴァルカナ争奪戦へと向かった
のであった。

#1
梓與鷹(よたか)梶太郎(かぢだろう)の奴、大丈夫か?」
(かみ)総介「まぁ、奴が任せろと言ったんだ、奴を信じてやれ」
 エトナ火山へ急ぐ中、ふと、そんなことを考えて立ち止まり、後ろを振り返る與鷹(よたか)。だが、今はヴァルカナ争奪
戦が優先だと先を急がせる総介。仕方がないので與鷹(よたか)梶太郎(かぢだろう)を信じて先に進むしかなかった。
山咲(やまざき)桜「見えてきました。あれがエトナ火山の地下へとつながるココット洞です」
 地元ではエトナ火山とココット洞を合わせて天使と悪魔が交差する場所と呼んでいるそうだ。
 もし、ここに梶太郎(かぢだろう)が居たら、『なるほど、ディ〇ガイアの悪魔(エトナ)シャイ〇ングフォースフェザーの天使(ココット)が交差
する場所ってワケか!』と突っ込んだであろう。
※あれ?ココットって厳密には天使じゃなくね?

古畑呂司(りょうじ)「クッ、出遅れたか!?」
 ココット洞を進むと既に大神の降真靈(こうしんりょう)、ノース光輪結社の連中と遭遇する。
新田姜馬(きょうま)「いや、丁度いいタイミング……と言ったところだろう」
慈円(じえん)「やはり、来ましたか……」
クラウド・ノシュケー・マルーメ「今回も我らの邪魔をするというか……」
韻麗(いんれ)「それはこちらのセリフだ!」
ジョスィフ・クロード「ハッ!よく言う。貴様らこそ邪魔だ!とっとと失せろ!」
一同「貴様ッ!」
慈円(じえん)韻麗(いんれ)「お前たち全員に仏の慈悲を!」
クラウド、ジョスィフ「イエスキリストノータッチ!」
 慈円(じえん)三蠱の零(トリプル・ゼロ)を、韻麗(いんれ)復讐するは我にあり(ノーライフ・ノーアベンジャー)を見せてやると息まき、対抗するかの様にクラウドが螺旋の相克(スパイラル・エア)
をジョスィフが月の御手(ムーン・レィス)を見せてやると息巻く。
 既に一触即発である。
乾藤葦嵩(いぬいとう・あしたか)「フフフ、どうやら役者は揃ったな……」
 そして、では、始めようか!などとその場を仕切るのはU(セカンド)シレントワイザードの葦嵩(あしたか)であった。
與鷹(よたか)姜馬(きょうま)(……さて、どう動く!?)

#2
 ビュゴウッ
一同「くっ!?なんだ!?」
 それぞれが動き、決戦の火蓋が斬って落とされるかに思えたその瞬間、突如辺りを突風が吹きすさぶ。
呂司(りょうじ)「なんだ、この風……!?」
 その風はまるでカーテンの様に……いや、壁の様に一行の前に立ちはだかる。
 いや、正確にはこの場を三つに区切る。大神の降真靈(こうしんりょう)とノース光輪結社、Eighter・有嗎幇(ユーマハン)連合軍、U(セカンド)シレント
ワイザードと、いった感じだ。
ジョスィフ「月齢掌(げつれいしょう)繊月(せんげつ)!」
 ドゴオオンッ
クラウド「な、なんだと!?」
 ジョスィフが幽闘術を使い、風の壁を殴りつけても、それはびくともしなかった。
慈円(じえん)「どうやらタダの風ではなさそうですね……」
桜「……曰く、さる風の神は、エトナ火山の洞窟に風を封じ込めた……」
 そんな中、ポツリと呟く桜。
姜馬(きょうま)「エトナ火山に纏わる伝説の一つだな……」

*「ウオオオオッ!」
 それだけではない、地響きのような唸り声と共に、翼が生えた邪神ちゃんの男性版みたいな怪物が大神の降真靈(こうしんりょう)
とノース光輪結社の区画に出現
クラウド、ジョスィフ「コイツは!?」
桜「……曰く、さる全知全能の神に敗北した怪物、テュポーンはこのエトナ火山に封印された……」
クラウド「ほう?……それがこのバケモノと言うわけか……」
*「オオオオッ!」
呂司(りょうじ)「こ、今度はなんだ!?」
 続いてEighter・有嗎幇(ユーマハン)連合軍の区画に褐色の巨人が出現する。
桜「……曰く、さる女神に敗れた巨人、エンケラドゥスもまた、このエトナ火山に封印された……」
呂司(りょうじ)「おいおい、どうなってるんだよ、これは!?」
※ちなみに、エトナ火山に封印されたのはテュポーンであり、エンケラドゥスは関係ないという説もあります。
與鷹(よたか)「チッ、ヴァルカナ争奪戦の前にこのバケモノをどうにかしないとってことかよ」
*「我は、神なり……」
 そして、U(セカンド)シレントワイザードの区画には謎の人物が出現する。
桜「……曰く哲学者のエンペドクレスは、自身が神であることを証明するためにエトナ火山の火口に身を投げた…
…」
葦嵩(あしたか)「……自ら神を名乗る奴にロクなのいねぇ!」
※お前はどこの竜馬だよ!
 さておき、それぞれの死合は始まった。


続

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