Eighter -Scarlet Nocturne-
21ster 〜同盟軍はアルカナ B〜



#3
 ドイツ某所にある廃墟のような研究所……その最奥にて……
ユーサー・コージィ「すいません、すいません、お邪魔します。……邪魔するなら帰れって言われても、少しだけ
話を聞いてください……」
 へこへこ謝りながら、ユーサーはそこにいる二人に叫ぶ
*「どうやら俺たちの出番のようだな……」
*「あぁ、俺らが望んだ戦争だ!」
 いや、お前らもフ□スト兄弟かい!
 彼らはイシュー・ネゼリアルとマイル・ネゼリアル。《女教皇(ハイプリエステス)》と《女帝(エンプレス)》のヴァルカナリアクターである。
 そして彼らのことはこう呼んでほしい。イスマイル兄弟と
※バイラヴァの次はイスマイルかよ!じゃあ、次はエウリードか?ナグツァートか?
 さておき、イスマイル兄弟は《ザ・テンペスト》の要請を受けて出撃す。

 そして、舞台は天四斗(あまよと)へ戻る。
山咲(やまざき)桜「何事もなく終わってよかったですね」
(かみ)総介「フッ、気を抜くな……遠足は帰るまでが遠足だ」
 いや、同盟結成を遠足に例えるなよ……
 ズドオンッ
 呆れてものも言えない與鷹(よたか)だが、その時、突如隕石墜落のような衝撃来たる
一同「な、なんだ!?」
総介「やはり来たか!?」
化野梶太郎(あだしの・かぢだろう)「おい、来たって何がだ?!」
新田姜馬(きょうま)「敵か……」
出音(でおん)・グロウシュベル「敵!?」
 一同は二人を睨みつける。
イシュー・ネゼリアル「貴様らが手を組むのを面白くない奴らがいるんでな」
マイル・ネゼリアル「ここで同盟を破棄してもらう!」
猫耳萌(マオ・アルメン)「ダが、断ル……と言ったラ?!」
イシュー、マイル「ならば死んでもらおうか!」
 ズズイっと右掌を見せびらかすイスマイル兄弟
一同「なっ、アレは!?」
 その手に刻まれしはIIとIIIの紋章……それは《女教皇(ハイプリエステス)》と《女帝(エンプレス)》……言わずもがなヴァルカナリアクターで
ある。
古畑呂司(りょうじ)「しかし、一体誰が何の目的で俺たちの同盟破棄を?!」
総介「さぁな……」
梓與鷹(よたか)(あ、これ絶対知ってるパターンだ……)
 だが、今は余計な詮索をしている場合ではない。この事態を乗り越えなければ明日はないのだから

與鷹(よたか)「同盟結成の最初の共同作業だな!」
姜馬(きょうま)「共闘はこれまでもやってきた……ちっとも最初には思えんがな」
※当然の反応である

#4
イシュー、マイル「愚かな……互いに潰し合えばいいものを……」
 ならば死んでもらうしかあるまい!とイスマイル兄弟はその牙を剥く
イシュー「悪鬼の五月雨(デビル・メイ・クライ)!」
マイル「死姉の呼び声(コール・オブ・デューティ)!」
 ボバッ
 ズオオオッ
 幽闘術発動!
 突如イシューの右腕がまるで猿の腕の如く毛深く、そして太くなる。
 また、マイルの髪の毛が突如真っ赤に変色し、禍々しい気配が膨れ上がる。
 これがイスマイル兄弟の幽闘術。悪鬼の五月雨(デビル・メイ・クライ)とはぶっちゃけるならば物〇シリーズに出てくる猿の手であり、
死姉の呼び声(コール・オブ・デューティ)は、コール・オブ・"デューティ"というよりはコール・オブ・"テューディ"である。
※ちなみにイスマイル兄弟には姉なんていません。(じゃあ、なんなの?この幽闘術)
與鷹(よたか)「邪魔な奴にはお引き取り願おうじゃないか……」
*「あぁ、そうだナ……」
 與鷹(よたか)と共に一歩前に出るのは有嗎幇(ユーマハン)の幹部が一人、旧透水(ジウ・トウシュイ)。彼もまた、日本人相手に漢字で名乗ることを頑なに
拒否する御仁だ。
※そりゃ『旧スク水』をもじったかのような名前だからねぇ
 そして、彼は《隠者(ハーミット)》のヴァルカナリアクターである。
旧透水(ジウ・トウシュイ)黒兎の戦車道(ラビット・タンク)!」
 黒兎の戦車道(ラビット・タンク)……それが透水(トウシュイ)の幽闘術。なんとなくベストマッチとか聞こえてきそうだが、そんなことはない。
透水(トウシュイ)「行くゾ!」
與鷹(よたか)「おうっ!」
 與鷹(よたか)も天狼甲ショロトルを装備し、一足飛びにかかる。
透水(トウシュイ)鶺鴒眼(ワグテイル・アイズ)!」
 指鉄砲の形を作り、人差し指から気弾を放つ透水(トウシュイ)。その技は鶺鴒眼というよりもレ〇ガンだった。
マイル「フッ、キャット・ザ・セブンライブス!」
 対してマイルは刹那の瞬間に七回斬撃を繰り出しそれを無効化。
イシュー「レイン・オン・ノーアンブレラ!」
 イシューの方は踊るようなステップから猿の如き腕から繰り出されるとは思えないほどの超スピードの拳打の嵐
を叩きつけてくる
與鷹(よたか)聖狼躱虚(しょうろうたうろ)!」
 そんな拳を一発でも食らったらひとたまりもないので、全て回避しカウンターを叩き込む與鷹(よたか)。
 しかし、何の痛痒も感じてはいない様子のイシューであった。


続

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