Eighter -Practical Era-
39ther 〜文化祭のその前に A〜



#0
 天四斗(あまよと)工業では文化祭は三年に一回のイベントである。なぜ、毎年やらないのか、それは秘密です。
 ま、おいといて、一時は斬子(きりこ)の独断でハロウィンがテーマになりかけたが、それも収まったため、今回改めて何
をするのかを決めることになるのだが……

#1
 天四斗(あまよと)天四斗(あまよと)工業、3-J
品辛斬子(ぴんから・きりこ)「と、いうわけで、お前ら文化祭の出し物は何にするかもう決まったか?」
 いや、それを今から考えるんですけど……と一行
斬子(きりこ)「ふむ、ならば、ここは合コン喫茶とかどうだろう?」
一同「やめい!」
風見原莉暗(りおん)「店に入ったら迷宮になっており、しかも敵シャドウに襲われるとか」
斬子(きりこ)「それは画期的なアイデア」
一同「ゲームじゃねぇかぁ!」
 そんなもん却下です!ってかどこから敵シャドウ持ってくるんだよ!とかなんとか
斬子(きりこ)「じゃ、やっぱり天四斗(あまよと)郷土史にするか……荏彫駆(えぼるく)で見つかった謎の巨大兵器と、四百年前に断絶したとある
武家の秘密を徹底検証」
一同「いや、それはもういいから!」
 なぜそれを推すのか?理解できない
斬子(きりこ)「では、逆喫茶なんてどうだ?」
一同「逆喫茶?」
 わけがわからず一同首をかしげてぽかんとする。
莉暗(りおん)「うむ、客が接客や調理をして店員の私たちが客に対して無理難題を吹っ掛ける」
一同「嫌がらせか!ってかなぜ無理難題ふっかけるんだよ!」
斬子(きりこ)「店に入ったら店員に無理難題をふっかけるのが客としてあるべき姿だろう」
一同「間違っとるわ!」
 そんなのお前らだけだよ!
榛木(はしばみ)秦「ってか、店員側が客に金払うんですか?その逆喫茶」
斬子(きりこ)「いや、そこは逆転しない」
一同「じゃ、誰も入ってこねぇよ!」
 一同盛大な突っ込みだった。
楯木(てすりぎ)盾「先生!ここは姉喫茶で!」
杭木亢(くいぎ・こう)「はぁ?ふざけんな!そこは妹喫茶だろ!」
一同「はぁ、また始まったよ……」
 みんながあきれる中、斬子(きりこ)が叫ぶ
斬子(きりこ)「こら、秦!そこでお前が、メイド喫茶って叫ぶところだろ」
秦「いや、なんでそうなるんですか……」
盾「姉メイドに興味あるよな?」
(こう)「いや、妹メイドの方が断然いいよな?」
秦「ちょ、待って……」
 ズズイっと秦につめよる盾と(こう)。
 秦を抱き込んで進めようってな魂胆だ。

莉暗(りおん)「はぁ、どうも喫茶店はありきたりだからやめるか……」
一同「え〜〜?」
斬子(きりこ)「じゃ、ハロウィン喫茶で」
一同「よし!喫茶店以外で何か案がないかみんなで考えるぞ!」
 ハロウィンにされるくらいなら別の案を考えようとみんなの意見が一致した瞬間であった。

#2
 と、言うわけで、みんなが文化祭で出すものについて意見を述べる
斬子(きりこ)「お化け屋敷、厨二病アイドル単独ライブ、演劇、マジックショー、レクリエーション……」
莉暗(りおん)「他に意見はないか?」
一同「……」
 と、言ってもなぁ……これ以上は何も思い浮かばないと一行
斬子(きりこ)「じゃ、この中から選ぶってことで……」
莉暗(りおん)「まずは、お化け屋敷だが、普通にやっても面白くないだろう」
一同(あ、これなんか嫌な予感……)
斬子(きりこ)「そこでお菓子をくれなきゃイタズラするぞと言って客を……」
一同「そりゃハロウィンだろうが!」
 もうそのネタはいいよ!と一同最後まで言わせない勢いである。
莉暗(りおん)「じゃ、お化けが襲い掛かってくるから、自分の中に眠るもう一つの人格を使ってそれを撃退……」
一同「合コン喫茶とネタが同じじゃねぇか!」
斬子(きりこ)「じゃ、超本格的なお化け屋敷ってなことで……ユリア、お前ンとこに宮廷死霊魔術師(ネクロマンサー)はいないか?」
一同「何するつもりだよ!」
ユリア・キドニー「流石に宮廷のそれはいないですねぇ……」
一同(宮廷が付かなければいるの!?)
 え、死霊魔術師(ネクロマンサー)が実在するの?と驚愕の一行であった。
莉暗(りおん)「ふむ、お化けとは違うかもしれんが、死者を黄泉帰らせてけしかけるってのもありかもしれんな」
一同「無しです!」
 なぜけしかけるのか
斬子(きりこ)「なるほど、そこで宮本武蔵の出番だな!」
一同「なんでやねん!」
 どうしてそこで宮本武蔵が出てくるのか……確かに宮本武蔵を現代に黄泉帰らせるってな作品あるけども……
斬子(きりこ)「あ、そうか……そうだな……よく考えたら、お化け屋敷といっても、別にお化けでやらないといけないなん
て決まりはないんだな……ここはちょっと生物兵器を解き放って客は銃とかでそれを撃退するってアトラクション
もありかもしれん」
一同「バイオハザードかッ!」
 どこから生物兵器調達するんだよ!という突っ込みに、なぁ、ユリア……とまたサザンオルステラに頼んでみる
斬子(きりこ)
 だが、流石にサザンオルステラで生物兵器を開発しているということはない模様
※ユリアだけが知らないって可能性も……ないかもしれなくもないかもしれないけど
莉暗(りおん)「緑の……You、グレちゃいなよ!」
一同「……」
 え?何のこっちゃと一同ぽかん
※ちなみに、『ミドリ〇ユーグレ』……
斬子(きりこ)「こんなに反対意見が多いならお化け屋敷は却下だな……」
一同(アンタらの意見に反対してるだけでお化け屋敷に反対ってわけじゃねえよ!)
 またもや、心の中でだが、盛大な突っ込みであった。
 なお、口に出さないのは、そうするとややこしいことになると分かっているからである。


続

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