Eighter -Practical Era-
37ther 〜サヨナラ敗北(バイルーズ)の日〜



#0
 サヨナラ敗北(バイルーズ)……それはコンチワ勝利(ハロウィン)の逆
※いや、ハロウィンってそういう意味じゃねぇから!
 そして、今回はそんなハロウィンに関するアレやコレである。

#1
 天四斗(あまよと)天四斗(あまよと)工業、3-J
品辛斬子(ぴんから・きりこ)「近頃はハロウィンというイベントがあるそうじゃないか」
一同「それが、何か?」
 また唐突に何か思いついたんじゃあるまいなと嫌そうな顔をする一行
風見原莉暗(りおん)「そこで、我がクラスではハロウィンに対抗してバイルーズを執り行いたいと思う」
一同「ハロウィンってそういう意味じゃねぇよ!」
 盛大な突っ込みであった。
楸木(ひさぎ)秋「そもそも、文化祭を控えている今、ハロウィンなんてやっている場合じゃないと思うんですが……」
斬子(きりこ)「ふむ、ならば、文化祭はハロウィンで決まりだな」
一同「勝手に決めるな!」
 それはアンタがハロウィンやりたいだけだろ!と心の中で突っ込む一行であった。
莉暗(りおん)「ハロウィン喫茶というのはどうだろう?」
一同「いや、だからですね……」
斬子(きりこ)「フム、『お金をくれなきゃイタズラしちゃうぞ』という奴か……ありだな」
一同「……」
 一文字違うだけなのに……
 というか、無しです。
樫木(かしぎ)堅「ハロウィン喫茶やるくらいなら普通に喫茶店でいいですよ」
斬子(きりこ)「フム、なるほど、文化祭の我がクラスの出し物は喫茶店で決まりと……」
一同「待て待て待て!そうじゃねぇよ!」
 と、いうか、勝手に決めるな!と大ブーイングであった。
莉暗(りおん)「と、言うことは天四斗(あまよと)の郷土史の展示でいいんだな?」
一同「いやいやいや、なんでそうなっちゃうの」
 文化祭としてはあるべき姿な出し物な気もするが、それはそれで味気ないというか、つまらないというか、やる
気が出ないというか……
斬子(きりこ)荏彫駆(えぼるく)で見つかった謎の巨大兵器と、四百年前に断絶したとある武家の秘密を徹底検証するという感じだな
……」
秋「アニメとごっちゃにすんな!!」
 確かに、それ、天四斗(あまよと)が舞台だったけれども……
斬子(きりこ)「とにかく、私はハロウィンがしたいんだ!」
一同「一人でやってろ!」
斬子(きりこ)「ハロウィンしてくれなきゃ単位を落とすゾ」
一同「職権乱用すぎる!」
 嫌すぎるイタズラである。

#2
莉暗(りおん)「……じゃあ、潜水艇から突如として消えた乗組員の謎を自分の中に眠るもう一人の自分の能力を駆使して解
き明かすって展示物でもいいんじゃないか?」
一同「だから、アニメとごっちゃにすんな!」
 ……ちなみに、それって天四斗(あまよと)っぽいトコが舞台であって正確には天四斗(あまよと)が舞台ではないという噂が……
 信じるか信じないかはあなた次第です。
莉暗(りおん)「ならば、天四斗(あまよと)の片田舎を国として盛り上げて……」
一同「いや、もういいですから」
 他に天四斗(あまよと)が舞台なアニメについてはあるのかは知らんけど、これ以上続けさせるわけにはいかないと一行。

斬子(きりこ)「うむ、そうだな、今一番肝心なのはどうやってハロウィンを執り行うかにつきる」
 そして、気をとりなおして振り出しに戻る……
一同「つきねぇよ!」
 何言ってんだ!と一同魂の叫びであった。
堅「と、言うかなんでそこまでしてハロウィンやりたいんですか?」
 あ、確かにそれ気になるけど……聞いたら聞いたで面倒くさいことになりそうなので誰も質問しなかった問いか
けである
斬子(きりこ)「フッ……そんなものは決まっているだろうが」
 そして、唐突に真面目な表情になる斬子(きりこ)
莉暗(りおん)「私たちの学生時代にハロウィンなんてイベントはなかったからだ……」
一同「……」
 だから今体験したいってことかよ、それこそ勝手にやってろ!という感じである。
 ……もしや、その内、復活祭(イースター)とかもやりたいとか言い出すんじゃないだろうな……と嫌な予感が
走る一行。
 春の一大イベントなんて花見だけで十分である。
斬子(きりこ)「ふむ、しかし、よく考えると春にそんな風に仮装する催しはないな……」
莉暗(りおん)「だからこそ、ここで春にバイルーズってイベントをでっちあげればいいんじゃない?」
斬子(きりこ)「おお!それは名案だな」
莉暗(りおん)「ハロウィンのカボチャに対してバイルーズでは卵なんてどうだろう?」
斬子(きりこ)「いいな、でもって、兎の着ぐるみとかしちゃったりいて……」
一同(そりゃまんま復活祭(イースター)だよ!)
 ひょっとして態となのか……と思ってしまう一行
生徒「ってか、夏と冬にハロウィンっぽいイベントなんてあったか?」
生徒「さ、さぁ……」
 素朴な疑問を投げかける生徒。
秋「……」
 確かに、そうだよね……と思う中心当たりがある生徒も何人かいる。
※ちなみに、コミケのコスプレが該当します。ただ、コミケはハロウィンと違うでしょうが……と一蹴されればそ
 れでお終いですが……
斬子(きりこ)「よし、ではハロウィンと文化祭の二本立てで行こうと思うが……」
一同「無理だわ!どっちか一つにしろ!」
莉暗(りおん)「と、いうことはやっぱりハロウィン一択ってことね」
一同「違うわッ!」
 いい加減にしろ!
 漫才ならここでどうもありがとうございました……ってな感じで終了するのだが、現実は非情である。
※いや、斬子(きりこ)莉暗(りおん)ペアが怪訝しいだけですけど

#3
 このまま文化祭はなし崩し的にハロウィンに染まってしまうのか……と思われたその矢先
 救世主は現れる。
白拍子かんな「……泡雅啼(あわがなく)居笠枠(いかさわく)では毎年ハロウィンのイベントやってるけど……」
斬子(きりこ)莉暗(りおん)「な、なんだと!そういうことはもっと早く言ってくれないと!」
 そう、かんなの一言ですべてが救われた瞬間だった。
斬子(きりこ)莉暗(りおん)「よし、文化祭の出し物はお前らで責任もってそこはかとなく適当に決めるんだぞ」
一同「いやいや、適当じゃダメだろうが!」
 既にハロウィンにことしか頭になに二人に何度目かの盛大な突っ込みが入るのであった。


END

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