#3
突如訪れた情報化（メディア）社会の崩壊……そして、情報化（メディア）社会を牛耳った存在はカトリーヌ・ド・メディアを名乗り、
地球圏国家統一連合・パンゲア帝国を築くと宣言……その全ての原因は究極のオーパーツCP・レムリアにある
……そうとは知らずアトランティスを破壊された一行は、辛うじて判明した敵の場所へと向かう……
果たして、情報化（メディア）社会を復帰させることは可能なのか！？
梓與鷹（よたか）「……」
白拍子かんな「……あの、リーダー……TVの声男性だったと思いますが……」
與鷹（よたか）「……え？」
呆然とする與鷹（よたか）にかんながサポート……
だが、しかし、人間は……というか漢はあまり気付かないものである……多分、きっと……
まぁ、かんなは女だからという理由だけではなく、超運によって判別もしているのだ……
カトリーヌ・ド・メディア「女みたいなヤツだと思われるのは一番不愉快だな……」
※女の名前を使っているヤツにそんなセリフは言う資格無し！
カトリーヌ「……まぁ、よかろう……ここまで来たのならば……」
シュオアアアアッ
空間が歪み、1人の女が出現する
カトリーヌ「メディア機甲師団団長、C（キャスター）･メディアが相手だ！」
※Cってキャプテンの略じゃねぇのな……と、言うか、『キャスター』で『メディア』って……とか突っ込んでは
　いけません。
かんな「……」
無言で神滅超越者（ラグナロクエクセル）を構えるかんな
カトリーヌ「フ……人間如きに、C（キャスター）･メディアの動きが捉えられるか？」
C（キャスター）･メディア「ハッ！」
ギュオアッ
カトリーヌが叫ぶと同時に瞬時に間合いを侵食し、斬りかかるC（キャスター）･メディア
かんな「くっ」
ギンッ
だが、かんなは運の女神である……そして、茜瑙哭（セドナ）の加護もある……故にC（キャスター）･メディアの動きに対応できるのだ
C（キャスター）･メディア「貴様……」
ヒュオアッ
瞬時に背後を取るC（キャスター）･メディア
カトリーヌ「フ……死ね！」
かんな「……遅いッ」
ガガッ
C（キャスター）･メディア「く……あ！？」
ドダダダッ
カトリーヌ「馬鹿な……」
背後から……死角から襲いかかったにも関わらず、弾き飛ばされるC（キャスター）･メディア……
茜瑙哭（セドナ）『……なるほど……これがレムリアが作りだしたデータ……か……だが……』
かんな（……ええ……）
しかし、神の敵ではない……
かんな「……時間が無いんです……さっさと終わらせます」
C（キャスター）･メディア「……ふざけないでっ！」
かんな「はっ！」
ギンッガガガギインッ
カトリーヌ「な……何ぃ！？あのC（キャスター）･メディアと互角……いや、それ以上に切り結んでいるだと！？」
C（キャスター）･メディア（くっ……何なのだ！？こいつ……データを具現化した存在（この私）と互角かそれ以上だと！？）
驚愕に眼を剥くC（キャスター）･メディアであった……

#4
かんな「龍咬舞刃（りゅうこうぶじん）！」
キイインッ
応龍（おうりゅう）に変幻する光の龍がC（キャスター）･メディアを弾き飛ばす
C（キャスター）･メディア「くっ……」
ズダダダンッ
カトリーヌ（……フッ……だが、アマイ！相手はデータを具現化した存在……どんな攻撃をしようとも簡単に
　完全回復できる……この勝負……もらったぁ！！）
ニヤリとほくそ笑むカトリーヌ
C（キャスター）･メディア「我が最大奥義！秩序破綻（ルール・ブレイカー）！」
かんな「はっ！」
ゴガシャアアアッ
與鷹（よたか）「なな……何だ！？」
さっきまでかんなが居た場所が砕け散る
カトリーヌ「フハハ！見たか！これぞ、C（キャスター）･メディアの最大奥義……秩序、法則、存在……ありとあらゆるものを
　破壊する」
C（キャスター）･メディア「だが、回避するとは……貴様……」
與鷹（よたか）（な、なんつ〜〜技だ！）
C（キャスター）･メディア「だけど……次ははずさないっ！」
ゴガガガガガガガッ
両手に力が集まる
すっ
と、その時、かんなは神滅超越者（ラグナロクエクセル）を右手のみで構え、左手でOCTUを操作する
與鷹（よたか）（何だ！？）
C（キャスター）･メディア「秩序破綻（ルール・ブレイカー）ッ！」
ドドドドドッ
秩序、法則、存在、ありとあらゆるものを破壊する光球がかんなを襲うも、かんなは持ち前の超運で完全に回避
カトリーヌ「チッ……やるな……だが……」
回避するのに手いっぱいでは貴様の負けだ！とカトリーヌ……
確かに、與鷹（よたか）もそれは予感していた……
C（キャスター）･メディア「お前の動きは既に見切った！そこッ！」
そして、C（キャスター）･メディアがかんなの動きを捕捉する
かんな「はあっ！龍鳳麟龜（りゅうほうりんき）！」
ドドドドドッ
応龍（おうりゅう）、鳳凰、麒麟、霊龜（れいき）……4つがC（キャスター）･メディアを襲う……が、しかし、無数の光球がそれに喰らい付く
カトリーヌ「フ……」
既に、カトリーヌは勝利を確信していた……そして、それはC（キャスター）･メディアとて同じだった……
C（キャスター）･メディア「砕け散れ！」
かんな「それは遠慮しておきます……」
ボロボロッ
C（キャスター）･メディア、カトリーヌ「な……何ぃ！？」
次の瞬間、無数の光球が崩壊していく
C（キャスター）･メディア「……どんなトリックを使ったか知らないが……」
すっ
次の攻撃を繰り出すより前に、かんなが間合いを詰める……
かんな「これでお終いです！」
ザガンッ
C（キャスター）･メディア「ぐうっ……」
そして、神滅超越者（ラグナロクエクセル）の一閃がC（キャスター）･メディアを両断……
C（キャスター）･メディア「フ……だが、甘い！……そんな攻撃……でぇっ！？」
レムリアが破壊されない限りどんなダメージだろうがたちどころに修復されるC（キャスター）･メディア……そのはずだったの
だが……しかし、苦しみ悶えるC（キャスター）･メディア
C（キャスター）･メディア「くあああああ！！！」
バシュアアアアッ
そして、C（キャスター）･メディア、悲鳴と共に消ゆ
カトリーヌ「な……なんだ！？何が……何が起こったんだ！？」
一体、かんなは何をしたのか！？


続