Eighter -Grand Harmonise-
49ther 〜マガくろは闇にわらう B〜



#3
紅の墓標で行われているEighter(の一部)+α VS 漆黒の撃力ブラックインパルス……漆黒の撃力ブラックインパルスもそろそろ半分撃破であるが
……
ダダッ
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「……人類ひとは誰でも力を求める愚かな旅人である……絶望と言う名の明日への旅路みち
 を歩み続けるだろう」
一行が先を進むと……眼の前に現れたるは鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま……
かみ総介「……次はお前か……」
余裕なのか、はたまた、イキナリ不意打ちなどを行わない……と知っているのか、無防備に背中を晒している
卯鎌うかま「……奴らは愚かだ……」
梓與鷹よたか「奴ら?……」
そして、くるりと振り返って卯鎌うかまは呟く……
卯鎌うかま「……この先の4人は……LODに手を染めている……ということだ……」
與鷹よたか、総介「LOD……だと!?」
LODという単語に激しく反応する與鷹よたかと総介……
※ちなみに、蛍はそんな中、ただ1人、なにそれ!?おいしいの?とぼけ〜〜っとしてます。
総介(LOD……闇王の結晶……か……いや、正確にはLODというものは……)
卯鎌うかま「……そして、俺は奴らの末路を見届ける義務がある……」
総介が1人LODの核心について考えている中、卯鎌うかまは続ける
與鷹よたか「だったらどいてくれると有難いんだけどね……」
ぐぐっと拳を構えつつ、喋る與鷹よたか……
卯鎌うかま「そうは……いかんな……」
ゴウッ
この先を通りたければ……俺をたおしていけ!……と両手に炎を纏う卯鎌うかま。
どの道、自分をたおせないようでは、この先を進む資格はない……と言い放つ
與鷹よたか「チッ……結局……こうなるかッ」
卯鎌うかま「分かっていたくせに……」
ダガッ
ガギイイッ
叫び終わるや否や、瞬時に飛び出して組み合う2人
卯鎌うかま「見せてもらうぞ!貴様の拳!」
與鷹よたか「言われなくてもだ……幻狼襲げんろうしゅう!」
ドワオッ
建物すら弾き飛ばすオーラを放出して卯鎌うかまを飛ばす
卯鎌うかま「フン……」
ザザザザザッ
弾き飛ばされつつ構えを解かない卯鎌うかま
卯鎌うかま炎輪架えんりんか!」
ドドドドッ
そして、炎のチャクラムが與鷹よたかに襲い掛かる
與鷹よたか「チイッ」
バガガンッ
オーラを纏った拳で炎のチャクラムを砕く與鷹よたか
卯鎌うかま「ハッ!輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート!」
シュアアアアッ
その隙を突いて炎のワイヤーが與鷹よたかに絡みつく
與鷹よたか「くっ……」
卯鎌うかま「我が炎のワイヤーに巻かれ……なおも斬れないとは……流石だな……」
グイッ
そのまま手元に引き寄せる卯鎌うかま
ジリジリ……と引き寄せるのではなく、一気に招き寄せる

#4
與鷹よたか「ハッ!壊狼闘刃かいろうとうじん!」
ドオオオンッ
だが、引き寄せた瞬間に與鷹よたかも間合いを詰め、そのまま破壊の拳気で卯鎌うかまを撃つ
卯鎌うかま「ぬ……ぐうう……」
ドザザザザッ
更に、卯鎌うかまが怯んだ隙を逃さない與鷹よたかはすかさず攻撃を繰り出す
與鷹よたか「はあっ!神狼九断しんろうくだん!」
ドッ
ガガガガガガガガッ
卯鎌うかま「ご……ああああ!!!?」
ドダンダダダン……
9回の拳打が卯鎌うかまに入り、直撃を受けて吹き飛ばされる卯鎌うかまであった……
・
・・
・・・
卯鎌うかま「……ふふふ……」
その後、暫くして、体勢を立て直しつつ笑う卯鎌うかま
むくり……
與鷹よたか「……まだやるか……」
卯鎌うかま「……当然だ……」
これしきで勝ったと思わないことだな……と卯鎌うかま
ゴウゴウ……
炎が猛る
卯鎌うかま「行くぞ!!輝炎衝きえんしょう潤火竊ウルカヌス!」
ドドドドドドドッ
無数の炎のナイフが與鷹よたかめがけて飛ぶ
與鷹よたか神狼九断しんろうくだん!!」
ガガガガガガガガガッ
迫るナイフを全て叩き落とす與鷹よたか
卯鎌うかま「はああああ!!輝炎衝きえんしょう貪迹数タナトス!!!」
ゴガアアアアアッ
與鷹よたか「な……に!?」
猛る炎が與鷹よたかを包み込む
卯鎌うかま「さらばだ!」
ボウッ
炎を集めて槍を作る
與鷹よたか「うおおおおおおお!!!!神狼九断しんろうくだん!!!!」
ドゴガガガガガガガガッ
迫る炎の槍にひるむことなく9回の拳打を放つ與鷹よたか
與鷹よたか卯鎌うかま「ぬ……うおおおお!!!!」
ガッ
ドギャアアアアアッ
そのまま双方弾き飛ばされる
白拍子かんな「リーダー!!?」
たたっ
思わずかけつけるかんなだが……
與鷹よたか「……心配無い……」
先に立ち上がったのは與鷹よたか……
與鷹よたか「……お前……」
卯鎌うかま「……さすがは双狼拳そうろうけん……炎光烈蹴拳えんこうれっしゅうけんの敵では無いか……」
與鷹よたか「……なぜ……手加減した?」
一同「手加減!?」
卯鎌うかま「さてね……何のことだかよく分からないな……」
與鷹よたか「どういうつもりだ!?」
地に伏す卯鎌うかまを詰め寄る與鷹よたか……と、そのとき
バッ
立ち上がり、距離を置く卯鎌うかま
卯鎌うかま「……私にはLODを使ったヤツラの末路を見届ける義務があるのでね……ここらへんで失礼させて
 もらうよ……」
総介「待て……お前も……LODを!!?」
卯鎌うかま「……さてね……昔のことは忘れたよ……だが……急いだほうがいいんじゃないのか!?……
 LODを放っておくとどうなるか……」
かくて、卯鎌うかまは闇に消える……
総介「……行くぞ!與鷹よたか與鷹よたか「え!?総……」
……漆黒の撃力ブラックインパルス、残り4人……はたして、LODを使ったものの末路とは……
※詳しくはB.B.B.を見てね……(お〜〜い)

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