Eighter -Grand Harmonise-
46ther 〜夢叶って殺意あり A〜



#0
夢叶って殺意あり……季節春にして心、冬……常に感じずに光にも闇を注ぐ……別れを嘲っては人の死にも
心を動かさず……業火、三千世界を貫き……奴ら、万死に当たる……今回はそんな事件を綴ったファイル。

#1
兵庫県、エステ館・さる〜INN
ジリリリリリリリリリリ〜〜
*「なな……何だ!?」
けたたましくサイレンが鳴り……それに伴い、警備員が駆けつける。
……そして、そこで見つけたものは……
警備員「ひっ……し……死んでいる……ぞ!!……け、警察だ!!」
警備員「はっ!ただ今!!」
・
・・
・・・
そして、数分後、警察がやってくる……
*「ふぅむ、ガイ者は柄葉堵氷剣がらはど・ひつる……エステシャン」
警官「例泥れいでい警部……なんでも彼女はカリスマエステシャンの元で10年修行をし、先日、自分の店
 をオープンできたばかりなんだそうです」
例泥馬供れいでい・めきょう「ふむ」
さる〜INNサルーイン柄葉堵ガラハド氷剣アイスソードって……□マサガかいッ!!
警官「例泥れいでい警部……調べの結果ですが、どうやら営業時間は11:00〜20:00……その後、21:00には警報
 システムを作動させて帰宅していたようです」
馬供めきょう「……つまり、20:00以降の犯行と言うわけか……」
警官「はい、そうなりますね……」
警官「……売上金は金庫に残っているようですし……どうやら金銭目的の犯行ではなさそうですね……」
馬供めきょう「ふむぅ……」
警官「やはり、近場のエステサロンの経営者による怨恨の犯罪でしょうか?」
警官「……」
警官(……な、なぁ……こんなとき……)
馬供めきょう(あ、ああ……俺も思ったところだ……)
一同(かみ警部が……来るッ!!!!)
ババッ
と、いうわけで、無能警官一同は身構える……も……
警官「……来ませんね……」
馬供めきょう「……うん」
……その後も、たびたび、身構えて辺りを見渡してみるが……遂に総介は……ここには現れなかった……
※何やってんだ!?あいつら?と付近の住民が首をかしげていたのは別の話です。
一方……
兵庫県、某所
*「……あれは……何だろう?」
突如としてそこに石像が立っていた……
*「……何だかリアルねぇ……」
その石像は……蝋人形をそのまま材質を石に置き換えたような……それでいて、ヘンな表情をしていた……
*「……しかも……アレは何かしら!?」
更に、その石像は一際光り輝く何かを持っていた……
ふらふらふら……
それが何なのか……気になって駆け寄る女性……
*「こ……これは!!!?」
そして……彼女は……

#2
一方そのころ……
<富山、富山県警
かみ総介「くそっ……」
ドンッ
突如机を叩く総介。そしてそのまま席を立ち、せわしなく外出の準備を行う総介
一同「かっ……かみ警部!?」
総介「……行くぞ、山咲やまざき、緊急事態だ……」
山咲やまざき桜「……はい、警部」
ダダダダッ
無能警官の言葉など聞く耳持たずで、総介は桜と共に足早に富山県警を後にする
・
・・
・・・
総介「山咲やまざき……」
桜「はい、既にそこに……」
総介が桜に確認……するよりも先に、そこにかんながやってくる。
桜「流石……運の女神……」
白拍子かんな「準備は整っていますよ……」
総介「……分かった……」
かくて、3人は兵庫へと向かう……この……事件を解決し、更に新たな被害者を出さないためにも……
※事件の解決はともかく、被害者というのは……それは、今はまだ謎のままということで……
……そして、話は冒頭のエステ舘に戻る
兵庫県、エステ館・さる〜INN
警官「例泥れいでい警部!……」
ダダッ
馬供めきょう「どうした!?……まさか、かみ警部がやってきてこの事件はお前たちには解決できんから帰れとでも
 言ってきたか!?」
急いで駆け付ける警官に、例泥れいでい警部は思わず遂に総介がやってきたのか!?と身構える……
警官「違いますよ!!!」
馬供めきょう「……では!?」
しかし、違っていたのでちょっと拍子ぬけることに……
警官「……実は、盗まれたものがあったのです!!」
馬供めきょう「何だと!?」
警官「カリスマエステシャンの元で10年修行していたとありましたが……修行を全うした後に、その師匠
 より贈られたものがあったそうです」
馬供めきょう「……それが……盗まれたと!?」
ええ、そうなのですが……と警官の表情がここで曇りだす
馬供めきょう「……どうした……?」
警官「……それなんですが……」
そして、盗まれたモノに関しての写真を見せる警官
警官「……何だこりゃ!?」
それは……どこにでもあるようなエジプト十字アンクだった……
馬供めきょう「……こんなものが……盗まれた!?……」
警官「師匠からもらったものの、別に要らなかったから捨てちゃったんじゃないの!?」
……盗まれたのか……捨てたのか……そのアンクは……事件と何か関係があるというのか……
全ての謎は……次回に持ち越し……


続

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