Eighter -Grand Harmonise-
39ther 〜呪いと怨みと年齢 B〜
#3
月見星公子、49歳で死亡、26年前にも同じく、月見星(祥子が49歳で死亡していた……
これは何かあると踏んだ警察だが……一行に手がかりがつかめない……そこで、Eighterに、
かんなにすがるのだが、総介によって阻まれる……そして、一行に1冊にファイルが渡されるのだが……
中川邦武(「……こ……これは……これは……どういうことです!?上(警部!!」
梓與鷹(「何が……書かれているんだ!?」
と、與鷹(もそのファイルに眼を通す
警官「……50年前、月見星(貴子、49歳で死亡……さらに、月見星(家の人物が同じく49歳で突然死を遂げて
いる……」
一同「なっ!?」
確かに、そのファイルにはズラズラと……月見星(一族の呪われたかのような死亡調書が綴られていた
山咲(桜「……大正以前の記録は残っていませんが……それ以前からも起こっていた……と警部は睨んで
います……」
警官「……なんという……恨みなんだよ!!」
上(総介「恨み!?……本当にそう思うか!?」
お前ら……馬鹿か!?と総介の辛辣な視線……
邦武(「……と、言いますと!?」
総介「……自分で考えろ!お前らそこがいけないんだ……何でもかんでもすぐ人に頼る……答えを求める
……お前ら学生か!?……社会人だろうが!!!」
一同「……」
総介の怒りに一同は黙り込む……
與鷹((……なるほど、それほどの恨みがあるのならば、なぜ一家全滅させない!?……なぜ子孫を残させる
ような必要があったのか……復讐は新たな復讐を生む……これでは……永遠に負の連鎖が続く)
※とはいえ、現在は一方的なのですが。
警官「……中川警部……もし……もしもですよ……」
邦武(「何だ?」
と、ここで、理解した警官が呟きだす
警官「もし、中川警部がある人を恨んでいたとして……その恨みがとても晴らせるようなものでは無いとして
……子孫を残させるようなまねをして……殺しますか?」
邦武(「あん?……」
警官「……そうか……なぜわざわざ復讐を呼ぶような殺し方を続けているんだ!?理解できん……」
総介「フッ……どうやら中川警部(よりもお前の部下達のほうがよほど理解していると見えるな……」
邦武(「ぐっ……」
與鷹(「……この事件はただの怨恨の事件じゃない……何かある……と?」
総介「ああ、そうだ……」
いずれも子供を授かった後夫が離婚している……と総介が続ける
警官「た……確かに……これは……偶然で片づけていいものではないな……」
いずれも、偶然ではない……と警部は思っているわけです。と桜が続ける。
※ちなみに、総介は既に核心に至っていたりするのだが……今は黙っております。
#4
與鷹(「なるほどな……人以外の何か別の力が働いているのならば……この事件はこっちの事件というわけ
か……」
與鷹(が1人納得する中、実はまだいまいちわかってない中川警部……
邦武(「……あの……」
総介「そういうことだ……この事件は俺が片付ける、お前らはとっとと署に、戻って別の事件を片付けろ!
いいな!!」
一同「はは……はいッ!!」
ビシッ
総介の一喝に一同は敬礼……
警官(だから……上(警部は何でもかんでも自分で解決してしまうから相談できないんだよ……)
自分たちだけで手柄をあげたい場合は相談できないんだよ……となんだか勝手なことを思いつつ、警官一行は
Eighter本部を後にするのであった……
・
・・
・・・
與鷹(「……それで……総……」
この後、どうするんだ?と與鷹(が言いかけるとそれより速く、総介が答える
総介「全ての鍵は智子氏が握っている……」
與鷹(「……今のところ生きている最後の1人……か!?」
総介「……そういうことだ……歴史の墓場……借りるぞ……」
與鷹(「え!?総……?」
いいけど、なんでまた!?と思う與鷹(……しかし、総介が言うからには必要な措置であると與鷹(……
かくて、総介は智子を連れて歴史の墓場へと赴く……
歴史の墓場
月見星(智子「……あの……刑事さん……ここは!?」
突然天四斗に呼び出され、更にわけのわからない空間に連れ出されて戸惑う智子
総介「……」
スラッ
蒼王の刃(を構える総介。流石に智子は後退り……
智子「ひっ!?」
ずざっ
総介「……さて……そろそろ出てきてもらおうか……」
智子「な……何……何を……する……」
ドギャオアアアアアアッ
と、ここで、いきなり智子が黒い霧で包まれる……そして……黒い靄から智子ではないものの声が……
*「我を見抜くとは……キサマ……何者だ……」
総介「……ただの警官だ……」
*「ハッ……そんなわけあるまい……」
ズズズズズッ
霧が晴れると……そこに智子の姿は無く、1匹の鬼が立っていた……
総介「……鬼か……」
……この鬼が……事件の全ての元凶だと言うのか!?……だとしても……一体……何のために!?
続
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