Eighter -Grand Harmonise-
35ther 〜漆黒の撃力ブラックインパルスの敗走 B〜



#3
急襲する漆黒の撃力ブラックインパルス……そしてそれに応戦したEighter+……その結果……漆黒の撃力ブラックインパルスはものの見事に
返り討ちにあうのであった……
梓與鷹よたか「さて……まだやるか!?」
ぐっ
拳を構えて與鷹よたかが問う
歯富倉部はとみくらべ阿修羅郎「く……くそっ!」
鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさご「ここは撤退だ!!」
一同「おう!」
ルシャーティー・エィユゥミス「お帰りはあちらでございます」
ヴオムッ
空間スクリーンにルシャが登場し、更に現実世界へと通じる扉も開かれる
阿修羅郎「覚えておけ……」
波砂伍はさご「次に逢うときこそが……我らが求めた戦争だ!!」
ダダッ
そう捨て台詞を残し、漆黒の撃力ブラックインパルスは去って行った……
與鷹よたか「……いや、いいのか、アレ!?」
※よくないでしょ……流石に……
白拍子かんな「……リーダー……帰りましょう……」
與鷹よたか「……そう……だな……」
と、言うわけで一行も現実世界へと帰還する
・
・・
・・・
天四斗あまよと、Eighter本部
白拍子かれん「まったく……呆気なかったわよね〜〜〜」
戻るなり、かれんがふんぞりかえる
一同「お前がそれ言えるか!?」
かれん「うっ……」
実は辛くも勝利したかれん……全身がちょっと満身創痍であり……呆気なかった……とは言い難い
そんな痛いところをつかれ、かれんはたじたじ……
天然蛍あましか・けい「あ〜〜、ところで、何しにここへ来たんだっけ!?」
一同「お前以外分かるわけねぇだろ!!」
一同の盛大な突っ込みが炸裂……
ちなみに、その後、けいはいつもの如くやってきたかいにどつかれ、引きずられて去っていくのだが……まぁ、
それは今はどうでもよく……
……敗走した漆黒の撃力ブラックインパルスはと、言うと……
・
・・
・・・
某所、漆黒の撃力ブラックインパルスアジト
零大辰れいだい・しん「クソッ!どういうことだよ!!!」
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「相手が強かった……それだけでしょう?」
しん「んなことで納得いくか!!」
八つ当たりのしん
木美四九寝♪きび・しくね♪「ま、準備もせずに突入しちゃったしね……」
後先考えずに飛び込んだのは流石にまずかったかしらねぇ……と四九寝♪しくね♪

#4
胴崎烈「おい!VCB!AHC!次の手は考えているんだろうな!?」
※うわぁ……そんな略称で呼ぶんだ……
阿修羅郎「もちろんだ」
波砂伍はさご「任せておけ……」
莫肆瀬事ばくし・せず「ああ……うん、そういうこと……OK?……おっし、じゃね」
ピッ
と、そんなとき電話をしている漢が1人……
一同「ところで、お前、何やってんだ!?」
瀬事せず「ってなワケで俺、出るわ」
一同「はあ!?」
突然の脱退宣言に、一同呆然
未知葉呂みちばろ九三郎「フン……出たいって言ってるんだ……好きにさせとけ……」
阿修羅郎「……まぁ、いいでしょう……こんなコトバもあります……『去るものは追わず、来るものは
 拒む』」
卯鎌うかま「……それじゃだんだん減ってくぞ……」
瀬事せず「お、そうそう、俺の代理が来るから、そこんとこよろしく〜〜〜」
スタスタスタッ
そう言って瀬事せずは去っていく
刃金鐵郎はがね・てつろう「代理ぃい!?」
卯鎌うかま「大方さっきの電話の相手だろう……」
九三郎「ハン……」
*「ここか……漆黒の撃力ブラックインパルスとやらは……」
ナイスタイミングで登場する『代理』
一同「なっ!?」
阿修羅郎「早速のお出まし……か!?」
波砂伍はさご「テメェは!?」
*「あり!?瀬事せずから聞いて無いの……か!……・ま、いいや……俺は莫肆瀬事ばくし・せずの代理……惑星死陸まどほし・だいろく
 ってんだ……よろしくな!」
四九寝♪しくね♪「まぁ〜た、ヘンなのが来たわね〜〜〜」
阿修羅郎「テメェの力は何だ?」
惑星死陸まどほし・だいろく「俺にはこの『覇王の剣』がある!」
スラッ
と、禍々しい光を放つ刀を見せる
鐵郎てつろう「おおお!!」
卯鎌うかま「覇王の剣……!?あの呪われし……剣!?」
一同「呪い!?」
卯鎌うかま「……ええ、何でも神々の王になれなかったという悲運の神……蘆駑座アヌザの所有物だったとか……
 彼は神々の王になれなかったことを恨み、妬み、呪い、嫉み、その刀を生み出したと聞きました……」
死陸だいろく「おう、その結果、その呪われし聖剣は……一度装備すると何度手放そうとも必ず所持者のもとに帰って
 くるわ……与えたダメージは自分に返って来るわ……病気、怪我など精神的にも所持者を痛めつけるわ
 ……」
一同「だったらとっとと帰れ!んな使えないヤツに用は無い」
死陸だいろく「ちょ、待てよ……この話には続きがあるんだよ……」
卯鎌うかま「続き?……それは初耳だな……」
波砂伍はさご「……聞かせてみな……」
死陸だいろく「あるとき、その呪われしこの剣を手に取り、魔王をたおそうなんてアホが現れた……漢の名前は……
 ジーゲキ・M・カイラス。ヤツは真性マゾで有名で……それでこの剣を欲したらしい……ヤツは見事、
 この剣で魔王をたおし、そして死亡した……それ以来この剣に触れて呪われたなんて話は聞かないんだとよ」
四九寝♪しくね♪「つまり……そいつ……呪いと一緒に昇天しちゃいましたって……オチ!?」
死陸だいろく「おうよ!」
……何だ?その伝説……ってか対策はどうなった!?


続

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