Eighter -Grand Harmonise-
33rder 〜漆黒の撃力ブラックインパルスの再動 A〜



#0
これは……世界に変革の序曲をもたらすことになった漢たちのファイル……そう、後に世界に神をも巻き込み
『変革』を起こさせた……その序章にして、破滅の始まりの物語……

#1
某所、J7ジュデッカセヴン
J7ジュデッカセヴン……それは……太平洋のとある片隅に建造された人工建造物……超S級犯罪者が投獄される地獄の監獄と
して有名な人工の島であり、収容施設……ここに投獄されたものは今まで誰ひとりとして脱獄できたものは
いなかった……
ジャリッ
*「来たぜぇ……遂に……長かった……」
そこへ侵入したるは巨大な鋏を持ち歩く1人の漢……
*「……総介……與鷹よたか……よくも……我ら義兄弟の契りを砕いてくれたな……だが、今度はそうは
 いかん……我々が作り上げる組織を持ってして……ヤツらを殺す!!」
意気込んだ漢はそのままある場所を目指す……
・
・・
・・・
ジリリリリリリリリリッ
*「どうした!?脱獄者か!?」
突如、その監獄島にけたたましいアラームが鳴り響く
*「いえ……侵入者……のようであります」
監視カメラの映像を見ていた守衛1人が呟く
*「……ハッ!わざわざ地獄に来るとは物好きな……」
*「映像……出します」
パパパッ
守衛の1人が監視システムを操作し、中央のモニタに侵入者を映し出す
*「こいつは……歯富倉部はとみくらべ阿修羅郎!」
真っ先に反応したのはこの監獄島の所長であった・・
*「知っているんですか?奇野真羅巣きの・まらす所長」
奇野真羅巣きの・まらす「知っているも何も、投獄中の鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさごの義兄弟だ!」
一同「鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさごの!?」
歯富倉部はとみくらべ阿修羅郎≒ハーミットクラブ・アシュタロンに鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさご≒チェストブレイク・ヴァサーゴ
 って……アンタらカテゴリーFの兄弟かよ!
まさか……波砂伍はさごを奪還しに来たってのか!?と一同……そんな中、奇野きの所長は1人ほくそ笑む
真羅巣まらす「フフフ……丁度言い……2人まとめて投獄だ!」
一同「ハッ!」
……だが……しかし……そうはいかなかった……
・
・・
・・・
歯富倉部はとみくらべ阿修羅郎「オラオラオラオラ!!クソ守衛!テメェらみたいなヤツに俺は止められんぞお!」
ドガッ
バゲキッ
ゴギャアアッ
一同「はげあああ!?」
次々に守衛を撃破し、1つの部屋に向かう……そう、その部屋こそ、波砂伍はさごが投獄されている独房である……

#2
阿修羅郎「待ってろ!波砂伍はさご!!」
*「だ……ダメです……ヤツを止めることが出来ません……」
阿修羅郎の快進撃……それは誰も止めること叶わず……次々と犠牲者が出ていく……
※巨大な鋏1本でよくもまぁ……
真羅巣まらす「チッ……ええい!役立たずが!!どけい!私が相手になる!」
と、ここで真羅巣まらす出陣!
ジャリッ
J7ジュデッカセヴン、深奥
阿修羅郎「ここだ……この中に……」
その頃、阿修羅郎は遂に波砂伍はさごが投獄されている独房の前に立っていた……
真羅巣まらす「待て!その中のヤツを出すわけにはいかんなぁ……」
早速鍵を開けようとする阿修羅郎……しかし……そこへ奇野きの所長見参
阿修羅郎「アンタが……ここの最高責任者ってワケか……」
真羅巣まらす「ハッ!」
ヒュゴアッ
阿修羅郎「むうっ!?」
バババッ
飛び掛る真羅巣まらすを躱して距離を取り、その隙を突いた真羅巣まらす波砂伍はさごのいる監獄の前に陣取る
真羅巣まらす「どうしてもというのなら囚人としてあわせてやるぞ……フフフ……」
阿修羅郎「……フ……出来るか!?クズ……キサマのような三流に俺を投獄することなど不可能だ!」
真羅巣まらす「フン……どっちがクズだか思いしることになるだろうよ」
ジリジリジリジリッ……
距離を保つ両者……
真羅巣まらす「死ぃ〜〜〜〜」
ガシイッ
真羅巣まらす「なっ!?」
突如背後から掴まれる真羅巣まらす
鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさご「行くぜ!」
阿修羅郎「うお〜〜〜りゃああ!!!」
ドゴキャアアアッ
真羅巣まらす「キ……キサマ……な……!?」
扉の前にいたとき、既に波砂伍はさごにキーピックを渡していたのだ……よって、監獄の前に陣取ったのが命取り
となってしまった……
波砂伍はさご「待っていたぜ兄弟!」
阿修羅郎「待たせたな兄弟!」
*「ヒッ……所長が……所長が……」
波砂伍はさご、阿修羅郎「さぁて……フィナーレと行くか……」
ドドドドドッ
*「追え!!!ヤツラを逃がすな!!生きて……ここから出すな!!!」
一同「いいいい、イエッサ!!!」
波砂伍はさご「貴様らごときに……」
阿修羅郎「止められると思うなよ!!!」
・
・・
・・・
ドズグオオオオオオオオンッ
その日、絶対監獄・J7ジュデッカセヴンは陥落、崩壊、爆破・炎上した……生存者は2名……波砂伍はさごと阿修羅郎……
波砂伍はさご「へへへ……いい気味だぜ……」
阿修羅郎「生きて脱獄することの出来ない絶対監獄……J7ジュデッカセヴンから脱獄を果たした俺たちは伝説だな……」
波砂伍はさご「ククククク……」
阿修羅郎「あははは……アハハハハハ!!!!」
……そして……ここから崩壊の序曲が始まる!


続

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