Eighter -Grand Harmonise-
20ther 〜彼岸に消えし青春 D〜



#7
川に消えた子供……彼らは異世界・彼岸へのゲートを手にし、彼岸へ飛ばされてしまったのだ……そして、
イン・ヤンではn!日のスピードで時間が進む……だから、早くここを出ないと浦島太郎現象が起こってしまう
……はたして……かんな一行は無事にイン・ヤンを脱出することが出来るのか!?……既に3人を倒し、
残りは1人……
梓與鷹よたか「……アレ……は!?」
一行が更に相克路を突き進むと……目の前に漆黒の門が立ちはだかる……これが最後の門……
*「フフフ……よくここまで来たものだな……」
そして、その門番として黒き衣を纏った漢……
白拍子かなり「さっさとそこをどきなさい、汰羅魔帝タローマティー!!」
かなり、扇子・真殺影刃しんさつえいじんをパタパタと仰ぎながら叫ぶ
白拍子かれん「……余裕ですね……姉さん……」
汰羅魔帝タローマティー「……なぜ貴様が我が名を知っているのかはさておいて……この黯天門あんてんもんは何が
 何でも通さん!!」
誰から聞いたかは知らんが……と汰羅魔帝タローマティー……実は運で察知……なんて知る由もない……
グゴゴゴゴゴゴゴッ
空間を歪めて大鎌を取り出す
かなり「あ、そう、通させてもらうからね!」
グニャリッ
扇子・真殺影刃しんさつえいじんを大鎌の形に変えるかなり
汰羅魔帝タローマティー「我が刎象戟ふんしょうげきの前に鎌で刃向かおうとは笑止ッ!!」
かなり「オ〜〜〜〜ッホッホッホッホッホ!!!何を勘違いしているのかしら!?……かなりに逆らいしもの
 には"死"を!……普通に闘ったらつまんないからアンタにあわせてあげているのよ!!」
ぐるぐるっと鎌を振り回しながらかなりが叫ぶ
一同「……」
一同、どんだけ強いんだよ……かなり……と思うのであった……
汰羅魔帝タローマティー「ぬかせぇえ!!!玄武蹄げんぶてい」
ギュオンッ
重量兵器たる大鎌をものともせずそのままかなりに向けて振り下ろす
ドギャアアアアッ
汰羅魔帝タローマティー「フン、口ほどにも無……」
ちゃっ
だが、しかし、次の瞬間、汰羅魔帝タローマティーの首元にかなりの鎌の刃が……
かなり「今のでアンタ、死亡1回よ!」
汰羅魔帝タローマティー「な……何ぃいい!?」
背後から聞こえるかなりの声……流石に汰羅魔帝タローマティーも驚きを隠せない
バッ
かなり「っと……」
シュタッ
汰羅魔帝タローマティーが振り返ると、何故か絶好のチャンスを自ら放棄し、距離を置くかなり……
汰羅魔帝タローマティー(な……何だ……!?今……何が!?)
かなり「さぁて……次はどしようかしらねぇ……」
うふふ〜〜っと楽しそうなかなり……
白拍子かんな「姉さん、遊んでますね……」
かれん「……うん」
梓與鷹よたか「……さすがに……強いな……」
かんな「ま、でも、まだ覚醒前なんですけどね……」
與鷹よたか、かれん「へ!?」
かんなの一言に一同は驚きを隠せない……
與鷹よたか(覚醒前であの余裕……覚醒したら一体どうなるんだ!?)
※パワーインフレが起こります。……ってか対けい戦で覚醒すればよかったんじゃあ?とか、言わない!!
汰羅魔帝タローマティー汰羅魔帝タローマティーで冷や汗がとまらないが、こちらもこちらでどれだけ力を隠し持っているんだ!と冷や汗
がとまらない……

#8
汰羅魔帝タローマティー「ならばっ!玄武甲げんぶこう」
ドゴギャウウッ
気を取り直した汰羅魔帝タローマティーは大地を切り取ってかなりに叩きつける
かなり「玄武尾げんぶび」
ドゴギャウッ
大地の塊を貫きそのまま汰羅魔帝タローマティーに一撃浴びせる
汰羅魔帝タローマティー「ぬ……おごあああ!!!?」
ドザザザザザッ
かなり「ハイ、今のが急所だったら死亡2回目ね……」
汰羅魔帝タローマティー「キ……貴様……なぜ……我が技を使える……!?」
かなり「ああ、そんなこと……どうだっていいでしょ、別に……」
※かなりは全ての流派が使えます。それこそ究極奥義だろうが、文献にしか載っていないような技だろうが、
 固有技だろうが何でも……と、いうわけで、みなさん、かなりを敵に回してはいけません。
汰羅魔帝タローマティー「ふざけおってぇえええ!!!」
かなり「……ま、でもアレよ……そろそろおしまいにしましょうかねぇ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
かなりの殺気がつりあがる。
汰羅魔帝タローマティー「死ね!!女ぁ!!!!玄武堕天げんぶだてん」
ゴアアアアアッ
剣気で具現化された玄武がかなりに襲い掛かる
かなり「ハッ!龜鎧舞刃きがいぶじん」
ゴアアアアアアアッ
汰羅魔帝タローマティー「な……体が……動か……」
剣気で具現化されたかめ汰羅魔帝タローマティーの動きを封じる
かなり「はい、さようなら!」
ズバアアアアアッ
そしてかなりの一閃!一刀両断される汰羅魔帝タローマティー
汰羅魔帝タローマティー「バ……馬鹿な……こんな馬鹿なことがああ!!!!?」
ボシュアアアアッ
汰羅魔帝タローマティー、消滅
かなり「オ〜〜〜〜〜ッホッホッホッホッホッホ!!!かなりに逆らいしものには"死"を!!」
一同「……」
最後の門番を……覚醒するまでもなくあっけなくたおしたかなり……残るはイン・ヤンの主神、対極の覇王
のみである……はたしてその対極の覇王とは一体どのような存在なのだろうか!?
※ってかかなり姐さん、アンタ1人で全員たおしてよ……とか突っ込んではいけない。

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