Eighter -Grand Harmonise-
7ther 〜卸池三姉妹おろちシスターズ急襲す A〜



#0
Eighter本部に急襲した皎白の遮蔽ホワイトアウトの刺客、九裏四姉妹くうら四天王……だが、彼女ら4人は全て返り討ちに……
(と、言うか結構弱かった気がするぞ……九裏四姉妹くうら四天王……それとも……かんなが強すぎるだけなのか!?)


#1
天四斗あまよと、Eighter本部
白拍子かれん「しっかし……なんでまたかんなを付け狙うのかしらね?」
白拍子かんな「……分かりません……」
九裏四姉妹くうら四天王を退けた一行はなぜかんなをつけ狙うのか思い返してみる
※ちなみに敗退した九裏四姉妹くうら四天王は皆、逃げ去って行きました……與鷹よたか「……かんなの存在が……邪魔……ってこと?」
かんな「ふ〜〜ん……」
そんな與鷹よたかの言葉にちょっとかれんを見てみるかんな
かれん「なななっ……何よ!かんな!私!?」
かんな「……あ、いえ……えっと……」
與鷹よたか(……ま、確かにかれんの行動は言動と裏腹に俺から手を退いた……なんて思えないところあるしな)
まぁ、今更かれんが敵になったところで、かんなの敵じゃないんだよね……などとかれんを余所にさりげに
酷い話が展開されたりされなかったりして……暫くして、かんなが呟く
かんな「……私の存在が邪魔で四堕天しだてんが絡んでいるとなると……答えは1つ……陰轟留牡鴉アンゴルモアですかね?」
與鷹よたか「……陰轟留牡鴉アンゴルモア……」
シャレでも冗談でもなく、真面目にかんなが喋るので、與鷹よたかも真剣になる
かれん「……復活までの隠蓑ってわけ?」
かんな「……おそらく……」
今現在、牡鴉モアは巧みにその存在を秘匿しており、かんなの超運をもってしても、どこにいるのか、把握は不可能
だと言う
皎白の遮蔽ホワイトアウトで時間を稼ぎ、復活を目論んでいるのか……
與鷹よたか「なるほどな……」
かれん「じゃ、皎白の遮蔽ホワイトアウトが今、どこで何をやっているのかが分かれば、それが牡鴉モアへの手掛かりになるんじゃ
 ないの?」
かんな「……それが簡単に出来れば楽なんですけどねぇ……」
かれん「あ〜〜〜、そうなんだ……ま、何がこようとかんなの敵じゃないわよ!」
えへんとなぜかかれんが誇らしげに語る
一同「お前は何もしていないんだから!!」
そこですかさず突っ込みが入る……
かれん「あはは……」

#2
さてさて……かんなたちがそんなことを話しているとき……皎白の遮蔽ホワイトアウトはというと……
某所
*「九裏四姉妹くうら四天王は敗れたわ……」
しみじみと呟く卸池三姉妹おろちシスターズが1人
*「ウッソ!……存在を否定するヤツがいて……どうして!?」
*「かんなには月天げってんの加護+持ち前の超強運がある……そんなものの前には無力だったってことでしょ」
3人の刺客はその敗因について語り合う……
※ちなみに、九裏四姉妹くうら四天王は今、裕子による厳しいおしおきの真っ最中だそうです。……いや、どうでもいい
 情報ですね……
*「……」
*「それにね……九裏くうらはわざわざ敵地に出向いて闘い、破れた……分かる?相手に合わせて闘って敗れた
 のよ……そりゃそうよ、当然よ」
※なんだか屁理屈にしか聞こえませんが……
*「じゃ、今度はどうするのさ!?」
*「決まっているでしょ……我々こっちのステージに呼び出すのよ!」
※ま、それでも負けたら……ダメじゃんってな話だけどね……(うぉい!)
新たなる魔手が忍び寄る……?
……一方……空乃代表はと言うと……別の場所にて1人部屋にこもって瞑想をしている……
某所
空乃裕子「牡鴉モア……大丈夫なの?……あなたから貰った九裏四姉妹くうら四天王……アッサリ敗れたんだけど……」
陰轟留牡鴉アンゴルモア「お前が気に病む必要は無い……全ては計算通りよ!」
裕子「なら、いいけど……頼むわよ……全世界の浄化と……qしろき約束の大地」
陰轟留牡鴉アンゴルモア「任せておけ……全ては、qしろき約束の大地の為に……」
裕子「……全ては、qしろき約束の大地の為に……」
※ま、そんなこと言ってますが、裕子の言う『全世界の浄化とqしろき約束の大地』ってのと陰轟留牡鴉アンゴルモアのそれは
 大いに違います。(おおい……)
・
・・
・・・
で、話はEighter本部に戻り……
天四斗あまよと、Eighter本部
かれん「皎白の遮蔽ホワイトアウト……直接聞きに行く事が出来ればいいんだけどねぇ……」
かんな「どうやってですか……と、言うか何をですか!?」
かれん「……いや、そのねぇ……」
コウッ
與鷹よたか「何だ?」
そのとき……辺りを光が包む
かれん「これは……もしや……」
かんな「……」
ヴオンッ
與鷹よたか「……何だ?ここ……」
一同が飛ばされた場所は……
かんな「……刺客第2段ですね……」
飛ばされた先は……歴史の墓場の一角……
歴史の墓場、英霊の墓標
かれん「来たわね!!」
*「ようこそ……かんな……我等が卸池三姉妹おろちシスターズのテリトリー……英霊の墓標へ……」
どこからともなく声が聞こえる
かれん「墓標ねぇ……」
*「かんな……ここがおまえの墓標となるのだ……」
*「覚悟するのだな……」
かれん「さぁて、どっちの墓標になるのやら……」
かんな「……何が来ようと全て返り討ちにしてあげますよ!」
そして皎白の遮蔽ホワイトアウトの第2の刺客・卸池三姉妹おろちシスターズとの死合が始まる!


続

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