Eighter -Grand Harmonise-
6ther 〜九裏四姉妹推参す B〜
#3
突如Eighter本部に攻め入った皎白の遮蔽(の刺客……彼女の口からは『四堕天(』と言う言葉が出た……この
闘い……四堕天(が関わっているのか!?
白拍子かんな「……さて、次に行きましょう……」
ビシイッ
紅音(を斃(したかんなは碧聖刃(を突きつける
梓與鷹(「次……ああ、何か四天王とか言ってたもんな」
一瞬疑問に思いつつも、そういえば、4人いるんだったな……などと與鷹(は思う……
*「ウフフフ……」
と、そのとき……どこかから声が……
*「……紅音(を斃(すとはやるじゃない……でもね……紅音(が司るのは海……陸地ではその力は半減
だったのよ!!」
ザンッ
そして、第2の刺客登場!
*「次はこの私、陸を司る九裏蒼威(がマグナ・マテリアをもってしてあなたを殺してあげるんだからっ!」
ビシイイッ
地面に倒れ伏している紅音(を一瞥した後、岩石で作ったかのような荒々しい刃の鉾を突きつけて宣戦布告
九裏蒼威(「さぁ!来なさい!かんなッ!」
かんな「ハッ!龍咬舞刃(!」
キュインッ
来なさいなどと言われたので軽く奥義を放ってみるかんな……
蒼威(「大地降塵(」
ゴギャギャギャギャギャギャギャッ
そんなかんなの光の龍に対して蒼威(は土砂の刃を降らせて応戦
蒼威(「フン、この程度!?」
ドガアアッ
更に、土砂の刃で光の龍ごとかんなを弾き飛ばす
かんな「くっ……」
ザザザッ
蒼威(「ホラホラ、ぼっとしない……大地震壊(」
ドゴギャアアアアッ
蒼威(の切り下ろしによって大地が揺れ、亀裂が走る……かんなを前に遊んでいるかのような振る舞いだ……
かんな「はっ」
そんなかんなは……迫る亀裂に対し上空へ退避……と共に攻撃体勢に入る
蒼威(「フンッ……空(に逃げようが、ムダよ!ムダッ!大地豪槍(!!」
ゴギャウウウッ
上空に向けて大地の槍が延びる
與鷹(「なっ……」
これには與鷹(も驚愕!
蒼威(「貫けぇええ!!!」
かんな「ハッ!麟廻舞刃(!」
ゴギャアアッ
ビシビシビシッ
蒼威(「なっ……」
かんなは……その大地の槍に亀裂を走らせて、そのまま剣圧で具現化した麒麟を解き放つ
蒼威(「小賢しい真似をおお!!!」
ドガアアアッ
だが……蒼威(の回避行動も間に合わず……麒麟は直撃する
與鷹(「やった……のか!?」
白拍子かれん「いえ、まだよ……」
鉾を盾代わりに麒麟を防いでいた蒼威(
與鷹(「なっ……無傷……だと!?」
先ほどの奥義で幾分かダメージは与えられたと思っていた與鷹(は更に驚愕
かれん「なるほど……大地を支配している……だけはあるわね……」
若干冷や汗をかきつつ、かれんも呟く
#4
かんな「はああっ!」
ドゴギャアアンッ
蒼威(「く……うう……」
重力加速を付けて降りてきたかんなの斬撃を受けて盛大に吹き飛ぶ蒼威(
ザザザザッ
蒼威(「……やって……くれるじゃないの!!」
暫く飛ばされたのち、体勢を立て直す蒼威(
與鷹(「……ん?」
よく見ると、地味に息が切れている蒼威(
與鷹((……そうか……一見無傷に見えた蒼威(だが……そうでは無かった……というわけか……)
かんな「……ここからが本番ですよ?」
すとっ……
ビッ
大地に降り立ったかんなは碧聖刃(を突き付け叫ぶ
蒼威(「……ぬうう……やってくれたわね……いいわ……無残に殺してあげるわ!」
ズゴゴゴゴゴゴゴッ
殺気とともに岩石が巻き上がる
かれん「うわ〜〜〜キレちゃったね……」
與鷹(「いやいや、そんな簡単に……」
そんな蒼威(を見てアッサリと言い放つかれん……與鷹(はそんな場合じゃないだろ……とかれんに一言
かんな「……そろそろ……終わりにしますよ……」
ジャキッ
ゴゴゴゴゴゴゴッ
かんなも碧聖刃(を構えなおして殺気を放つ……
蒼威(「死ねええああああ!!!大地震滅嵐(」
ドゴギャアアアアアアッ
蒼威(の周りに巻き上がっていた岩石が竜巻をなし、かんなに襲い掛かる
かんな「龍咬舞刃(」
キュインッ
巨大な光の龍が走る
蒼威(「同じ手が2度通用するほど甘くは無いわ!」
バッシャッ
大地の竜巻が掻き消され、光の龍が蒼威(へ向かう
かんな「何を言っているんです……同じものを出すわけがないじゃないですか……」
蒼威(「ちいいいっ」
バッ
鉾を盾代わりに受ける……が、
ビキバキッ
ドゴオオオオオオオンッ
蒼威(「ぐ……あああああああ!!!?」
ガード虚しく、はじき飛ぶ蒼威(
かんな「勝負ありです!」
ビシッ
碧聖刃(の刃を突き付けるかんな
蒼威(「……だがぁあああああ!!!私の仇は……姉さん達がぁあああ……」
ガクリッ
そうして、蒼威(もまた、地面に突っ伏すのであった……
かんな「……残り半分……」
かれん「さっさと済ませてしまいましょうね」
與鷹(「かれん、お前何もやってないんだからそんなセリフ言う資格無いだろ……」
與鷹(ボソっと正論を唱えるも……かれんは可憐にそれを無視。
※紅、蒼と来たら……次は……?
続
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