Eighter -Bizarre Investigate-
11ther 〜はた迷惑な爆弾魔 B〜
#3
京都府の某ホテルを占拠したのは最近爆弾テロリストに目覚めたはた迷惑な漢、莫肆瀬事……そんな彼に対し、
とある警官が逆転交渉1〜4で鍛えたという間違った交渉術を披露し……今……スパス12を手に取る!
一同「おい……ま……待て!!」
一同が困惑する中……その警官はやってしまう……
警官「交渉(に値しない輩は……こうだ!」
ダガァンッ
莫肆瀬事(「ふぉう!!?」
警官「ちょ、何やってんだ!アンタ!!」
警官「いや、例には及ばん……」
一同「誰も礼など言わんわぁ!!!」
アンタ、何犯人を刺激してるんだぁ!と一同大激怒……更に、犯人も激怒し、叫ぶ
瀬事(「貴様……そっちがその気なら……こっちだって……な……にぃ!?貴様!?まさか……最初からこれが狙い
で!?」
警官「なな……何だ!!?」
だが、突如、電話の向こうから聞こえてくる悲鳴に一同ビックリ!!
※ちなみに、携帯はみんなに声が聞こえるように設定してあったりします……今更ですが……
瀬事(「て……テメェ……あの一撃で……起爆装置を破壊しやがったってのか!?」
一同「んなぁ!!?」
まさか、そんな芸当ができるだなんて思ってもみなく、一同は唖然とする
警官「ふふん……京都府中のゲーセンを荒らし、相手の神経を逆なでしてきた『ロックオン・シトラス』の名は伊
達じゃないよ!……狙い撃つぜ!」
ガシャッ
誇らしげに片手で薬莢を排出し、次の狙撃に備える警官
一同(この人……凄いけど……鍛え方が間違っているから普通に褒めたく無い……)
一同も、一同で……なんで、ゲームなんだ……と、がっくりと肩を落とす
警官「くけけけけけけけけ……俺も鬼ではないからな、ここらへんで投降するというのなら、銃殺刑位で許してあ
げるのです。にぱ〜♪」
一同(ソレ、鬼の哂(い方ですから!!)
※と、言うか……いろいろと危ない台詞です……いや、その前にヤロウが女の子の台詞を叫ぶな!
瀬事(「フ……フフフ……ククククク……ハハハハハハハ!!!!」
警官「な……なんだ!?」
しかし、瀬事(も瀬事(で突如笑い出し……一同は不安になる……そんな中、その警官が再び言う
警官「何が可笑しい!?……そこにいるせいで別の人格でも出てきたってか?」
一同(いやいや、アンタは漫画とかアニメの見すぎだろ!!)
瀬事(「……この、俺がなぜ、爆弾テロリストに目覚めたのか……そのわけを教えてやろうじゃえか……うおおおお
おお!!!!」
警官「な……何をする気だ!!?」
警官(ま、まずいぞ……このまま……ヤツは自爆テロを行う気では!!?)
警官(んなっ!!?)
警官(いや、しかし……起爆装置は……既に……)
警官(ですよね……)
警官「させん!」
ダガァンッ
その警官が射撃を行うも……それよりも早く瀬事(は動く……
瀬事(「遅い!」
カカアアッ
ズドグォオオオオオオオオオオンッ
ゴガガアアアガラガラガラガラッ……
一同「なっ!!?」
……警官の散弾が瀬事(に届く前にホテルが爆破倒壊。
#4
警官「……なぁ、ホテルにいた人たちは逃がしているんだよな?当然!?」
警官「……今更それを聞くんですか!!?」
冷や汗をたらしながら叫ぶ警官に、一同も冷や汗がとまらない……
砂薄野夜児(「くそっ!後一歩と言うところで!!」
と、そこへ、砂薄(警部が帰ってくる
一同「あ!砂薄(警部!!?」
野夜児(「うおおっ!?なな……何だこりゃあ!?」
奥さんを逮捕しそこねて帰ってきた砂薄(警部はこの惨状を見て驚くばかり……
警官「いや……それがですね……」
ガラガラッ
ガボッ
一同「!!!?」
と、そのとき……瓦礫の中から起き上がる漢……それは……
一同「なっ!?瀬事(……」
警官「あの爆発に巻き込まれて……何故生きている!?」
渾身の疑問を……瀬事(は誇らしげに叫ぶ!
瀬事(「ハッ!そんなもの……俺の名前を言えば分かる!!!」
一同「はぁ!?」
一同唖然……
野夜児(「莫肆(……瀬事(……なるほど……絶対に爆死はしない……と、言うわけか……」
瀬事(「おうよ!!」
一同「マテ!ンなフザけたことあってたまるか!!」
瀬事(「ハッハッハッハッハッハ〜〜!!さらばだっ!!!」
ダダッ
警官「あ、待て……」
そして瀬事(は……逃げ出した……
野夜児(「ええい、逃がすとは……忌々しい……」
警官「……では、砂薄(警部、後はよろしくお願いしますね……」
と、この惨状を作り出した警官は足早に逃げ出そうとする
一同「待てい!」
ガシッ
だが、世の中、そんなに甘くは無い……アッサリととっ捕まる
野夜児(「……ここはお前が、責任を取ってもらおう。なに、一言こういえばいいんだ……『私がやりました』……
と」
事情を聞いた砂薄(警部も責任を取らせるべく脅しにかかる
警官「ひ……ひぃい……」
その後、その警官の姿を見た者はいない……
※をいをい……そんな馬鹿な……
……そして、ここに爆弾テロリスト……爆死しない漢、莫肆瀬事(の伝説は始まった……!
END
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