B.B.B. 外伝
15の馬鹿 〜アイツの…懺悔? 前編〜



木美きび椎造「ふふふふ……ついにこの私が主役を演じる時が来たのだ!」
いつもフザけた行動を繰り返し、生徒を混乱させる漢、木美きび椎造、コイツに懺悔などという言葉は無いように
見えるが……ただ一度だけ、懺悔したことがあったのだ!!そう、時はさかのぼる……木美きび椎造の高校時代……
天四斗あまよと、龍骨高等校
丼止どんどまりレイ「全員居るな……」
アーチェ「起立、気をつけ……レイ!!」
カカッ
辺りを無数の熱光線が飛び交う
ズドムグオアアアンッ
一同「ごはぁ……」
レイ「では今日も、死なない程度に頑張りなさい……」
※Q:木美きびの性格ってもしかして……
 A:もしかしなくても丼止どんどまり譲りです。……丼止どんどまり先生……アンタ、なんてことを……
ドサッ
近くの生徒のズボンの後ろポケットからサイフが落ちる
生徒「あ、サイフ落ちたぞ」
生徒「え!?あ、本当……」
ズザッ
拾おうとした瞬間、スラれる
椎造「へっへっへ!いただき〜〜〜」
生徒「あ、椎造!テメェ!そりゃ俺の財布だ……」
椎造「ああん?気のせいだろう?」
すぐさま自分のポケットへ
生徒「ざけんな!!この財布泥棒が!!とっととそのサイフを返しやがれ!」
椎造「ふ、笑止……拾ったもん勝ちだ……」
と、無茶苦茶なことを言い出す椎造……
生徒「キサマは奪っただろうがあああ!!」
そして、生徒は吠える
椎造「おおっと、ここは逃げるが勝ちだな」
生徒「なめるなよ!」
ガラガラッ
すぐさま友達に頼んで出入り口を封鎖
生徒「さぁ!観念しろ!」
椎造「馬鹿が!窓も封鎖せずに何が観念しろだ!」
生徒「は!?」
ガッシャアア〜〜〜〜ン
窓を破壊して外へ
生徒「うそん!ここ3階だぞ!!」
椎造「ハッハッハッハ!!サイフが返してほしければ、ここまでくるんだな!」
生徒「なめやがってぇえ!!」
ドダダダッ
すぐさまグラウンドへ
生徒「椎造!覚悟しろ!」
ドウッ
と、いきなり襲い掛かる
椎造「ふん、アマイわっ!」
ズシャアアアアッ
そのまま切り刻む
生徒「ご……ごはあああっ!?」
そのまま斬り飛ばされる
椎造「フッ安心しろ……今日中に手術オペすれば助かる……」
※それってヤバくないか?
そして、その場を立ち去ろうとした瞬間!
*「椎造!何やってんの!?」
椎造「うげっ、こ、この声は……剣道部女主将……八咲罔代やさ・しいよ」
振り向くと……木刀を担いだ女生徒が立っていた
八咲罔代やさ・しいよ「剣道じゃなく居合よ居合!!それよりもまた騒動起こして!!アンタがそんなんだから幼馴染って
 だけで私もとばっちりうけるのよ!!」
※腐れ縁ですな……
椎造「ハン、それがどうしたってんだ!」
罔代しいよ「懲りてないのね……いいわ、だったら今日はアナタに引導を渡してあげるわ!」
椎造「面白い!ならば俺はキサマを淫道いんどうにたたき堕としてくれるわ!!」
淫道いんどうって……何!?ものすごく気になります……
両者、距離を取り……
椎造「はっ!双小太刀二刀流、蔭燿爻差おんみょうこうさ」
ドドッ
2本の双身刀を回転させながら十文字斬りを放つ
罔代しいよ「そんなもの!当たらないわ!!雅屠都がとつ・壱式」
ドゴオッ
十文字斬りを回避して刺突を放つ
椎造「タリズマンッ!!」
※タリズマンッ≒護符っ=ゴフッって普通に言え!!
距離を取る
椎造「なかなかの刺突だが、アマイ!」
罔代しいよ「……やっぱり木刀じゃあアナタに引導は渡せないわね!」
スラッ
木刀(?)を抜刀!
※真剣を仕込んでいたのかよ!!
椎造「ふん、たとえキサマが真剣を使おうがこの俺は斃せん!」
罔代しいよ「では、やってみましょうか!?」
椎造「おう!きやがれ!!」
白熱するバトル……はたして収拾はつくのか!
生徒「……ってか……椎造に斬り刻まれた俺……は!?」
ガクリッ
無視される生徒の運命は……いかに!?
※まぁ、今日中に手術オペすれば助かるので放っておきましょう(アンタ、鬼か!?)

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