B.B.B. 外伝
11の馬鹿 〜カズラ対策委員会始動〜



阿呆は朔の夜叉に盾要因として入り……そして立派な平戦闘員Aとして朔の夜叉に溶け込み、個性をなくして
行った……
・
・・
・・・
まぁ、そんなことはさておいて……外伝の主役は百害ももかい一利です。
※え!?本当!?
天四斗あまよと、某所
百害ももかい一利「百害ももかい一利、参上であります」
ビシっと敬礼するメイド……
木美きび椎造「確か、お前、銅鑼言ドラゴン中学区域の隊長だったな……」
一利「はい……それが……何か……」
椎造「おし、お前は今日から特務部隊へ特進だ!!」
一利「……私が……でありますか!?」
椎造「おうともよ……その名も……カズラ対策委員会!」
……と、いうわけで、凄まじく大変な役職を与えられた一利であった……
※ってか本当にそんなフザけたものを発足させるのかよ!?(ちなみに、カズラ対策委員会を発足させることに
 なった件については学園編を参照してください)
椎造「と、いうわけだ、これがカズラに関する資料だ……」
どさっと、どこからか仕入れた個人情報を渡す椎造
一利「……えっと、それで……これで私は何を……」
椎造「まずは奴の弱点を洗い出しておいてくれ」
一利「はい、分かりました!!」
またもや敬礼するメイド……
※しかし、万能兵器、カズラに弱点なんてあるんでしょうか!?(うぉい!)
椎造「じゃ、頼んだぞ……」
一利「はい、頼まれました!!」
ザッザッザッザッザッ
かくて、椎造は去っていく
一利「特進、特進、2階級特進♪」
何やら不吉な言葉を発しながらるんたったと去っていく一利……だが、これは、悲劇の始まりであるとは……
誰も知らない……
天四斗あまよと、某所
一利「むむむ、アレが初雪そゆきカズラですか……」
遠巻きにカズラを観察する一利
一利(流石はカズラ……一部の隙もない……彼の方が苦戦されるのもわかる……)
てててて〜て〜〜ててん♪てててて〜て〜〜ててん♪て〜ってれって〜っててれ〜てっててん♪
(Ready Go!熱血最強キングゴウザウラーのつもり)
※出張!何でもお宝鑑定団のBGMだと言えば分かるかと……
と、そんな折、突如、携帯が鳴りだす
一利「は、はい。もしもし」
初雪そゆきカズラ「何か用?」
一利「へ!?はい!?……へ!!?」
監視を一発で看破され、困惑しまくる一利……よく観察してみるとカズラと眼が合っている。
一利(ななな……何!?何なの!?どうしてここが分かったの!?ってか……どうやって携帯の番号を
 ……)
※さすがカズラ。やってくれます。
一利(やややや……ヤバイ……さばきの鉄対てっついと呼ばれた私が……こんな不覚を取るだなんて……くっ、
 ここは何としてでも……)
だが、そんなことで負けるような一利ではなかった……彼女は早速発見したカズラの弱点と思しき点について
攻撃を開始する
一利「あなたはとっても着物が似合いそうですね♪」
※遠まわしに『アンタはひんぬ〜だ』と言っています。
カズラ「……」
一利「……」
一利(……あれ?弱点じゃ……ない!?)
暫し沈黙……そして……
カズラ「悪質メール送信完了」
一利「は……いっ!?ほげふぁあ!!!?」
がたっ
ドタンバダタンッ
そのまま携帯を地面に落とし、悶え苦しむ
一利「んなななな……何なの!?何よこれぇ!!!」
※……ってか、カズラにそんな言葉を放ったアンタが悪い……と、いうかそもそも、それは『弱点』ではなく
 『逆鱗』じゃないのか!?
・
・・
・・・
一利「く、くぅ、やるじゃないの……カズラ……でも、私は諦めない……私はさばきの鉄対てっつい!その名前に
 かけて……この特務はこなして見せます!!!」
カズラ「……そう」
一利「ひっ!?」
背後から声……
ぎぎぎぎっと油のきれたロボットが首を動かすように後ろを見ると、そこにはカズラ……
一利「……あ……あの……か……カズラさん……?」
カズラ「……だったら、容赦はしない……」
一利「ひぃ〜〜!やっぱこの特務……やめたいッ!!」
外伝のヒロイン・百害ももかい一利に幸あれ!


END

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