B.B.B. 学園編
122の馬鹿 〜世にも黠獪かっかいな『物理』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ第36弾!……お待たせしました……あの恥女が帰ってくる!
一同「帰ってこなくていいから!!!」
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
朱汰陰唖殷しゅたいん・あいん「と、言うわけで今日も元気に物理を始めるわよ〜〜ん♪ああん……もっと私を見て♪」
一同「……」
冷ややかな目線で唖殷あいんを見る一行
唖殷あいん「ああ……イイわ〜〜……と、まぁ、そんなことはおいといて……今日は気象の勉強をするわよん」
馬鹿(気象って……物理なのか!?)
嘘阿呆(さ……さぁ……)
唖殷あいん「じゃ、ここで問題よッ……虹の色は七色ですが……さてさて、全部言えるかな?言えるかな!?」
一同「……何ですか!?そのノリは!?」
唖殷あいん「はい!いいから答える!答えないと先生が……指名した生徒を全裸にします!」
一同「ちょ!!」
唖殷あいん「そしてぇ……おいしくいただいちゃいます♪……さぁ、誰か私に食べられたいってな人はいません
 かぁ!?」
一同「いるかいッ!!」
生徒「赤橙黄緑青藍紫っす!!」
と、そんな中……すかさず1人の生徒が叫ぶ
唖殷あいん「正解よ!そう!赤橙黄緑……精・卵子♪……いい響きよね〜〜〜」
一同「明らかに間違っていると思います!!」
※セクハラで訴えられるぞ!唖殷あいん!!
唖殷あいん「じゃぁ、次の問題、いってみようかしら……気象の記号の問題よ……次のうち存在しない記号は?
 @、○に∞。A、○に↑と→。B、○に×。C、○にSと→……さぁ、どれだ!?」
初雪そゆきカズラ「……全部ある。@は煙霧、Aは地吹雪、Bは不明、Cは砂塵嵐」
唖殷あいん「う〜〜ん、やるじゃないの……カズラん」
馬鹿(ってか天気記号に『不明』なんてあるんだ……)
ひや信子(ダーリン……すっごく気になる記号だよね……『不明』って……)
唖殷あいん「ちなみに市役所のマークと曇りのマークって同じなのよね〜」
一同「何の話ですか!!」
唖殷あいん「さっ、次イクわよ〜〜ん。地震大国日本。大地系ポケモンでもおなじみのマグニチュードは、1つ上がる
 とどんだけ〜〜〜威力が上がるの!?」
一同「ヘンな言い回しはやめてください!!」
唖殷あいん「イ・ヤ♪」
狗訴くそ「√30じゃなかったか!?」
凌霄花しのぎ・そうか「確か約32倍だった気がしますけど……」
偽馬鹿「んむぅ……そうなのか!?」
唖殷あいん「正解はちょっと忘れちゃったので、カズラ、お願い!」
一同「マテコラ!アンタそれでも物理の教師か!」
一同、唖殷あいんを非難……
唖殷あいん「当たり前じゃないの!私を誰だと思っているの!?数多の愛の形を伝える教師・朱汰陰唖殷しゅたいん・あいんよぉ!」
一同「それ、物理教師の通り名じゃねぇじゃねぇかああああ!!」
がぁ〜〜〜ッと、一同が叫ぶ中
カズラ「……マグニチュードは地震そのものの規模を表わす数値であり、震央から百キロメートルの所にある
 標準地震計の記録紙に記録された最大片振幅をμmで表わした数値の常用対数を用い、【M】にて表す。
 また、マグニチュードが1あがると震源から出た地震波の総エネルギーは約32倍の威力となる……」
淡々と説明するカズラ
馬鹿「……カズラも結構マイペースなんだな……」
唖殷あいん「う〜〜ん、じゃあ、ここで、魅惑の個人レッスンをかけた漢字書き取りでも行ってみましょうか?」
一同「唐突過ぎる……ってか受けたくはないです!!!」
馬鹿(ってか何故にとあるクイズ番組みたいな展開になっているんだ!?)
信子(影響されたのかなぁ!?)
偽馬鹿(いやいや……それはありえんと……)
唖殷あいん「よし!決めたわ。漢字書き取りの結果に関係なく、私が指名した生徒を味見することにするわん♪」
一同「マテコラぁあ!!!それ、何の意味もねぇ!!!ってかやめろやぁあああ!!!」
……と、言うわけで……今日も苦情が来そうな物理の授業は進んでいくのであった……


END

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