B.B.B. 学園編
108の馬鹿 〜実録!男女反転物語!〜



馬鹿の兄を探すってなストーリーにて砌奈せいな従姉いとこが出て来たが……今回はそんな従姉いとこ砌奈せいなとの再会の物語
※って、もう既に再会してるんじゃないのかって!?……和美が和雄になって初めての再会なんですよ!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
ズドムッ
向日むかいび葵「あァん……カズラお姐たまぁ〜〜〜」
一同「……久しぶりにこの光景を見た気がする……」
木美きび椎造「おっし!てめぇら……全員生きているな!?勝手に死ぬんじゃねえぞ!!」
一同「……」
椎造「おう!砌奈せいな!」
黒波砌奈せいな「はい?何でしょうか?先生」
椎造「お前、確か婚約者の従姉いとこがいたよな?」
砌奈せいな「なっ……そんなの居ませんよ!」
聖血光潜ひじりち・こうせん「フム、今結婚しようとなるとオランダへ行かなくてはいけないのだな……」
砌奈せいな「だから、確かに従姉いとこはいますけど、別に婚約者なんかじゃありません!」
光潜こうせん「あれ?従姉弟いとこ同士は結婚できるはず……」
砌奈せいな「できるけど、私はしません!」
偽馬鹿「と、言うか……イキナリそんな話題をふってどうしたんですか!?」
馬鹿(……アレのことか!?)
ひや信子(多分、アレのことだね、ダーリン)
ヒソ砒素亜砒酸と会話する馬鹿と信子
※いい加減に『ヒソヒソ』の代わりに『ヒソ砒素亜砒酸』を使うのをやめような……
椎造「最近見かけないとの噂だが……」
砌奈せいな「そうなんですよ。和美お姉さん、どこへ行ったのかしら?」
椎造「実はな、砌奈せいな……もはやお前の従姉いとこ、『磯波和美』なる人物はこの世に存在しないんだよ!」
一同「え!?」
砌奈せいな「せ……先生……まさか……和美姉さんを殺したんですか!?だったら、私……」
椎造「アホか!何故に俺がお前の従姉いとこを殺さなくちゃならないんだ!根拠を言ってみろ!」
砌奈せいな「うぅ……」
椎造「話を続けるぞ……その磯波氏はだな、お前が女にされたことに対し怒り、激怒し、憤怒の形相でウチへ
 殴りこみをかけてきたんだ……」
偽馬鹿「ははぁ、そこで返り討ちにして殺してしまったと言うわけですね」
一同「やっぱり殺したのかぁ!」
椎造「バカヤロウ!殴りこみに来たのは朔の夜叉へではなく、この学校へだ……人の話を最後まで聞け!
 ぶっ殺すぞ!」
一同「マテマテ、殺すな!殺すな!」
砌奈せいな「……あの、先生、今、すっごくイヤな予感がしたんですが……」
馬鹿「うん、その予感、当たってると思うぞ……」
砌奈せいな「へ!?なんでそんなの分かるんです?」
信子「ちょっと前に出会ったの……その、あなたの従兄いとこに……」
砌奈せいな「……」
ガラッ
磯波和雄「砌哉せいやぁ〜〜、私……漢にされちゃったよ〜〜」
と、突如和雄登場
砌奈せいな「え……えええええぇ〜〜〜!!!?」
椎造「と、いうわけだ、これで態々オランダへ行かずとも日本の法律上結婚できるぞ!」
砌奈せいな「だから、そこから離れてください!!」
和雄「ええ〜〜!?砌哉せいや、私と結婚してくれるって言ったじゃん、アレ、嘘だったの!?」
砌奈せいな「和美姉さん、それ、子供の時の口約束じゃないか!……そんなのいつまでも覚えているわけ無いよ!」
和雄「そ、そんな……ショック!」
砌奈せいな「ってか姉さん、はざま先生に直談判しに行ったの?」
和雄「ん?……ええ、そしたら何か急に眠気が襲ってきて……」
一同「あ〜〜、なるほど……」
※注射器ではなく、一服盛られた模様です。
椎造「と、言うわけだ……感動の対面よかったじゃねぇか……」
砌奈せいな、和雄「全然よくないよ!!もとに戻してください!!」
椎造「そりゃ無理だ……はざま先生はなぁ……日々アヤしげなおクスリを開発し、それを人体で実験することに
 生き甲斐を持っているんだ。そんな女性ひとからお前らを取り上げる事など……」
一同「今すぐそんな教師刑務所へ送れぇ!!!」
砌奈せいなと和雄……この2人が元に戻れる日は来そうになさそうである。


END

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