B.B.B. 学園編
102の馬鹿 〜進路と退路のETC! 後編〜



木美きび椎造……進路と退路について熱く語る……というか、本人はあまりやる気がなさそうなんだが……
とりあえず、大学紹介は続く……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
木美きび椎造「あ〜〜、さて……次は……先生一押しの……」
一同「お!?」
椎造「……といったら必ず沸くなぁと思って言ってみただけだが……」
一同「待てコラ!!」
椎造「あ〜〜〜、静まれ!てめぇら!!あの世の大学に逝きたいか?」
ブウンッ
ビームソードで脅す椎造
シ〜〜ン
椎造「よし。全寮制の大学、白龍ベリョー工業大学だ……」
紫陽花「へぇ〜〜、全寮制ねぇ……」
椎造「ここの大学のオススメポイントは生徒の数よりもパソコンの数の方が多いってこった……」
一同「はい!?」
椎造「何でも生徒は入学と同時にパソコンを購入することになり、さらに学内にもパソコンが100台以上設備
 されており、ゆえに生徒の数よりもパソコンの数が多いということらしい」
金盞花こがね・せんか「ほほぅ、それは何かグっときますね……」
椎造「で、寮だがな……いたるところにCCDカメラが設置してあり、生徒が犯罪を行わないか監視している
 らしい」
一同「……」
偽馬鹿「……至る場所って?」
椎造「まぁ、聞いた話によると風呂場、トイレ、自室は勿論のこと、寮から大学までの通学路にも人工衛星を
 駆使した監視がなされていると……」
一同「プライバシーの欠片もねぇじゃねぇか!!」
椎造「見られて悦ぶような人に人気らしいぞ……」
一同「……どんなだよ……」
椎造「おっと、ここでCCDってな単語が出てきたが……何の略か分かるか?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「……電荷結合素子、Change Coupled Deviceの略です」
一同「オオオッ」
椎造「ハッ……不正解だ!」
沙華さか「先生?……何を!?」
椎造「正しくは『Conferenceof Committeon Disarmament』、軍縮委員会会議、別名ジュネーブ軍縮会議だ!」
一同「それはCCD違いだろうが!!!!」
椎造「ハッ、家電製品のCCDだとは一言も言って無いぞ……」
沙華さか「……ヒドイ……」
偽馬鹿「先生ぃぃいい!!!」
※ってか……よくそんなことを知っているもんだな……椎造よ……
椎造「さて、他にも大学を紹介したいところだが、気分が乗らないので次で最後だ……」
一同「あのな……気分でそんなことしないでください……」
椎造「ああ?文句あるかぁ?」
ブウ〜ン
ビームソードを展開して脅す椎造……これには一同、引き下がるしかない……
※困ったときのビームソード頼みだな……←ヤな頼みだ……
椎造「赤竜神スィーフィード工科大学……あ〜〜、やめておこう……」
一同「え!?何でですか!?」
椎造「うむ、この大学はな……」
一同「ゴクリ……」
みな、固唾を呑んで見守る中……椎造がいった言葉は……
椎造「……ウチの息子と娘が受けたにも関わらず両方落とされた大学なんだ……こんな大学紹介するのも
 願い下げだ!」
一同「マテコラ!!そんなフザけた理由で紹介を取り下げるな!!」
椎造「うるせぇ!俺の娘や息子が入れなかった大学にてめぇらを入れさせるわけにはいかんのだ!これは俺の
 教師としてのプライドだ!」
一同「そんなフザけたプライド捨ててください!!今すぐに!!」
がぁっと抗議殺到
椎造「さて、数々の大学を紹介したが、お前ら……次の水曜までに自分がどこの大学に進学したいか決めて
 おけよ……就職なんてヤツは全員『朔の夜叉』に永久就職させるからそのつもりでな!」
一同「マテコラ!!」
生徒「……全く、珍し次の水曜までと1週間の期限がついたかと思えば……」
初雪そゆきカズラ「違う……今日は火曜日……次の水曜は明日……」
一同「あ!?」
椎造「またな!」
一同「おい!」
……と、言うわけで大急ぎで進路について考える羽目になった一行なのであった……


END

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