B.B.B. 学園編
92の馬鹿 〜偽馬鹿の許婚登場 前編〜



天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業前
*「ここね……ここに居るのね……私の運命の人!!待ってて……」
突如現れたるは1人の女性……この女が……これから巻き起こる騒動の元凶となるのだった……
怒零湖ドレイコ工業・J2
ズドゴオアッ
向日むかいび葵「ああん♪カズラお姐たまぁん」
恍惚な表情でカズラに吹き飛ばされる葵
一同「……」
※本当に葵がカズラに吹き飛ばされることが朝の風物詩になってます……
初雪そゆきカズラ「……」
馬鹿「……微妙にカズラも楽しんでいないか!?」
ひや信子「う〜〜ん……そうかも……」
木美椎造「おっし!では、これより朝のHR俺様の時間を始めたいと思う。あ〜〜、今日も……まぁ、
 死なない程度に……死にな!」
一同「ちょ……」
椎造「うぅむ、今日の言葉はちょっとイマイチだな……もっと考えなくてはな……」
一同(考えなくて良いです……)
ガラッ
と、そこへ……
椎造「ああ?!『あかい』!しつこいぞ!」
※わざと間違っているのはお約束
……が、しかし、やってきたのは百合に目覚め、日に日にM度が高まっているシャッフル同盟、クラブエース
の向日むかいび葵ではなく、別の女であった……
一同「誰!?」
ズカズカズカッ
椎造「待てや!今は朝のHRだ!その時間に……しかも部外者だな!?貴様……」
*「見つけた……ついに見つけた……私の運命の人ぉお〜〜〜」
ドッ
と、偽馬鹿に飛び込んでいくその女
偽馬鹿「ちょ、なな……何ぃ!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「ふん!」
ドゲシッ
ラノベの束でそれをガードする沙華さか
*「いたぁ……ちょっと何よ!そこの女ぁ!私の恋路を邪魔しようなんて……100年はやいわ!」
沙華さか「そっちこそ、私の彼に手を出そうなんて1000万年早いわよ!?」
*「か……彼!?……彼ですって……!!?偽馬鹿……私というものがありながらいつのまにこんな
 ……どこの馬の骨とも知れないような女と付き合って居るのよ!」
偽馬鹿「はい!?」
沙華さか「……何!?それ?」
ぎぎぎぎぎっと偽馬鹿を見つめる沙華さか
偽馬鹿「ちょ、俺は何も……」
一同(修羅場だ……)
偽馬鹿「大体、俺はお前みたいな女なんて知らないぞ……」
*「な……ななな・・なんですってぇえ!!!偽馬鹿……私のことを忘れたの!?」
偽馬鹿「いや、だから、知らないんだって……」
*「……そんな……そんなぁ……この偽馬鹿の許婚、大野あざみを忘れるなんて……あの日のオトナの
 お医者さんごっこは遊びだったのね……」
一同「……」
じ〜〜っと偽馬鹿を見る女子一同
偽馬鹿「マテコラ!あの日ってどの日だ!」
大野あざみ「チッ……かからなかったか……」
※ウソだとバラすのもどうかと……
偽馬鹿「大体、俺に許婚がいるなんて聞いたこともないし……第一お前にあった記憶がないんだけど……」
あざみ「そ、そんな……」
愕然とした後キッと沙華さかを睨み……
あざみ「そこの女!あなたね……私と愛しの彼との思い出を消し去ったのは……許せない!許せないわ!あなた
 なんてビッグヴィヌスに触れられて消えてしまいなさい!」
金盞花こがね・せんか「なぜそこにビッグオー!?」
椎造「おい!偽馬鹿!!」
偽馬鹿「はい!?」
椎造「こんな面白いイベント……見逃すわけにはいくまい!」
偽馬鹿「ちょ……」
馬鹿(偽馬鹿、俺のとこに葵がやってきたときもこんな展開になったんだ……)
偽馬鹿(……)
椎造「おし!1時限目の授業は特別授業!第一回!決定!偽馬鹿の許婚は誰だ!?を開催したいと思う!いいか
 てめぇら……偽馬鹿の子供を生みたいってな物好きはじゃんじゃんエントリーしろ!」
沙華さか「『物好き』って何さ!?」
冷たい視線が突き刺さる
一同「ってかこれ以上混乱を煽ってどうするんだぁ!!!」
……この騒動……どうなる!?


続

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