B.B.B. 学園編
48の馬鹿 〜世にも残虐な家庭科!〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……第15段の今回はその極み!調理実習編……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業
木美きび椎造「あ〜〜、今日の家庭科の調理実習だが……くれぐれも死なない程度に頑張れよ!じゃぁな!」
一同「『くれぐれも』って何だぁ!!!」
・
・・
・・・
と、言うわけで一行は一抹の不安を抱え、調理室へと赴く
怒零湖ドレイコ工業、調理室
ガラガラッ
ドアを開け、中に入ると……巨大な包丁を背負ったシェフっぽい人物が……
*「来たな!諸君食材ども俺が包丁一本あればどんな標的素材でも滅殺料理するという伝説の殺人者料理人……未知葉呂みちばろ九三郎よ!」
一同「殺人者じゃねぇかああ!!!」
未知葉呂みちばろ九三郎「黙れ!諸君食材ども!」
ザッ
巨大包丁を手にして叫ぶ
凌霄花しのぎ・そうか(……この学校……改めてダメだと思いましたわ……)
おおとり仙花(……確かに……)
九三郎「では、早速だが、未知葉呂みちばろ殺人料理術を見せてやろう……このMy包丁……人殺死ひとごろし
 を持ってして!」
一同「やめてぇえ!!」
九三郎「ほぅあ!やっこ斬り!」
ドドッ
生徒達の叫びを無視して近場にあったテーブルを十文字に斬り裂く
九三郎「ほぉう……標的素材の癖に逃げ出すとはいい度胸じゃねぇか……」
馬脱まぬけ「逃げ出すに決まっているじゃねぇか!」
奴柱どじ「ってか俺たちは食材じゃねぇ!!」
狗訴くそ「……ったく……なんでこの学校にはこんな犯罪者がウジャウジャいるんだよ!」
九三郎「ほ〜〜れほれほれぇ!鱗りぃい!」
ギャギャギャギャギャギャギャッ
刃を立ててこするというなんとも刃こぼれのしそうな技を繰り出す九三郎
一同「!!!」
回避っ……
九三郎「ええい!ならば……二枚おろしぃ!」
ズダンッバギャアアッ
今度は力を込めて一刀両断……机は両断され、床い亀裂が走る
生徒「あんなの喰らったらひとたまりもねぇ……」
九三郎「そこのぉ!!生徒食材ぃい!!!!手開き」
ドガスガッ
首を落としハラを掻っ捌いて贓物を抉り取ろうとする……が回避される
偽馬鹿「くっはぁ……ビビったぜ……」
金盞花こがね・せんか「こうしてみると、料理するのって残酷だよね〜〜」
一同「今はそんな場合じゃない!!」
ギロリッ
次のターゲットを決めた九三郎
九三郎「血抜きぃ〜〜〜!!」
ギラリッ
九三郎の兇刃がある女生徒に向かう……そのお相手は……初雪そゆきカズラ
一同「ヴァ〜〜〜!!!初雪そゆきさぁああ〜〜ん!何やってんの!!?」
ガッ
九三郎「ぬぅ!?」
右手で包丁を受け止めるカズラ
九三郎「な……何ぃ!?今まで数多の標的素材両断スライスしてきたこの人殺死ひとごろしを……素手で!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「……ときにカズラさん……その恰好は……?」
下着+エプロン(メイド服にあるようなヤツ)だけを身につけているカズラ
初雪そゆきカズラ「……この服装はこう着るのが正しいとこの惑星ほしの知識にあったのだが……」
※どこのダレの情報ですか!?カズラさぁん!
一同「違ぁ〜〜〜〜う!」
盞花せんか「その通り!裸エプロンでは下着はつけないのが常識!!」
一同「そこも違う!!!」
カズラ「……分かった……」
すっと左手を背中に回すカズラ
一同「そこも実行しないでいいから!!」
九三郎「ええい!貴様ら!俺を無視して話をすすめるんじゃねぇ!!」
※ってかこの人はカズラの恰好を見て何も思わないんでしょうか……
カズラ「……料理を開始します……」
ゴドガッ
九三郎「へぶしぃっ!」
カズラに殴り飛ばされる九三郎
九三郎「っのぉ……」
ヒュッドガガガガガガガッ
九三郎「ごへはあああ!!?」
反撃に出ようとした九三郎だが……カズラの追撃を追う暇もなく撃沈
カズラ「……ウフフフ……料理って最高……」
一同「怖ッ!!それ違うから!!」
その後、未知葉呂みちばろ九三郎は逮捕され、新しい家庭科の先生がやってきたのだが……それはまた別の話……


END

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