B.B.B. 学園編
45の馬鹿 〜世にも奇怪な『柔道』〜



怒零湖ドレイコ工業、トンでも授業シリーズ!第12弾の今回は……柔道編……また、アノ教師が……!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・武道館
台力抜君たいりき・ばつぐん「あ〜〜、今日は柔道を行うが……普通の柔道を行ってもつまらん……そこでだ、格ゲーにある
 ような物理法則を無視した技を使用してもOKという授業にする」
一同「どんな授業だあ!!!」
抜君ばつぐん「ちなみに、俺は台力たいりき流柔道8段の持ち主である!」
一同(台力たいりき流って……またイヤな予感……)
抜君ばつぐん「お〜〜し、じゃ早速」
凌霄花しのぎ・そうか「先生〜〜、前々から思っていたんですけど、何で男女別々じゃないんですか?」
抜君ばつぐん「ああ?聞こえんなぁ!」
一同「おい!」
※別々にするのが面倒なだけです(マテコラ!)
抜君ばつぐん「さて気を取り直して……来い!!台力たいりき流柔道8段の俺の技を見せてやる!!」
偽馬鹿「……いいだろう!そのフザけた流派……返り討ちにしてやるぜ!」
偽馬鹿、出陣
抜君ばつぐん「ほああ!!!邪拳じゃけん」
ズドゴッ
邪悪なオーラを纏った拳で殴りかかる
偽馬鹿「はっ……」
すぐさま回避する偽馬鹿
一同「それは蛇拳じゃねぇ!!」
抜君ばつぐん「うおおっ睡拳すいけん」
ドオオオンッ
偽馬鹿「んが!?……ZZZzzz……」
睡眠を誘うオーラを放って偽馬鹿を眠らせる!
抜君ばつぐん「だぁ〜〜っはっはっは!どうだ!我が睡拳すいけん!起きられんだろう!」
一同「そんな『すい拳』あるかい!!」
抜君ばつぐん「続いて硬化拳こうかけん!」
ゴギャウアアアッ
オーラで拳を硬化し、偽馬鹿を殴り飛ばす
一同(洪家拳じゃなく……硬化拳こうかけん!?)
偽馬鹿「ぐおっ!!?」
ザザザザッ
馬鹿「大丈夫か!?偽馬鹿!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「偽馬鹿!?」
偽馬鹿「ああ……おかげで目が覚めたぜ……」
ドッ
そしてすぐさま反撃に出る偽馬鹿
抜君ばつぐん「愚かな……灯篭拳とうろうけん!」
ガイインッ
偽馬鹿「……っでぇ!!何!?今の衝撃!」
抜君ばつぐん「ハッハッハッハ!!これぞ灯篭拳!石灯籠のように硬く堅固な防御力を備えた武術!……そして、二重
 の極みの一歩手前……紗々さしゃの極み!」
ドドウッ
偽馬鹿に普通の2連打が放たれる
一同「そっちの『とうろう』じゃねぇし二重の一歩手間ってお菓子かよ!!!」
一同突っ込む!!
ザザザッ
偽馬鹿「にゃろめ……もう、頭来た!」
飛ばされつつ体勢を立て直す偽馬鹿……
馬鹿「おう……ここはもうアホなこと考えつかないように……全力で潰しにかかるぞ!」
馬鹿一同「おお!!」
馬鹿一行6人、気合十分
抜君ばつぐん「フン……6人でかかるか……ならばこちらも……奥義ッ!!」
ブオオンッ
突如分身を作り出す抜君ばつぐん
一同「んな!?」
抜君ばつぐん「ハッ!韓国首都幻破ソウルイリュージョン!」
ドバウアアアアッ
一面真っ赤……
馬鹿「くっ……こ……これはああ!!?」
風信子「……キムチ!?」
……どこからともなく大量のキムチが馬鹿一行に降り注がれた……
抜君ばつぐん「ダァ〜〜〜ッハッハッハッハ!どうだぁ!私がキムチを食べながらストリートファイターをプレイして
 いたときに編み出した奥義!!カプサイシンで肌が荒れるぞ〜〜!!」
女子一同「イ〜〜ヤ〜〜!!」
※ってかどんな奥義だよ!分身したのはスゲぇけど……技がショボイ……ショボすぎるよ……
馬鹿一行「てんめぇ!!!」
ズゴゴゴゴゴッ
ショボい技にも何のその、反撃に出ようとした瞬間……
初雪そゆきカズラ「瞬獄殺しゅんごくさつ」
ガタンッ
一同「あ!?停電!?」
ドドドドドッ
抜君ばつぐん「ほげあああ!!?」
そして大量の打撲の音と抜君ばつぐんの悲鳴が聞こえ……
チカッチカチカッ
カズラ「……」
停電が回復すると……カズラの足元に倒れる抜君ばつぐん……そして空中に光る『天』の文字……
天蓋てんがいあだの特殊能力か何かでちょっと文字を作ってみたんですよ……きっと……
カズラ「……柔道って簡単……」
一同「それは柔道じゃないッ!!!!」
抜君ばつぐん「……ぐ……ぐふぅ……こ……これで……終わったと……思うな……よ!」
ガクリッ
台力抜君たいりき・ばつぐん……懲りない男だ……


END

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