B.B.B. 学園編
43の馬鹿 〜世にも異様な『卓球』〜
怒零湖工業のトンでも授業は多々あるけれど……やっぱり体育の授業が一番トンでもな授業である……
と、言うわけで……トンでも授業シリーズ祝・第10段、いってみよ〜〜!
天四斗(、怒零湖(工業・体育館
台力抜君(「お前ら……今日は卓球だと言うのにラケットを全員持ってこないとはいい度胸だな!!」
生徒「ってか先生……そんなこと一言も聞いてないんですけど……」
抜君(「当たり前だ!今朝思いついたんだからな!」
一同「だったら全員持ってこないのが当たり前だ!!!」
※何!?この自己中……
・
・・
・・・
しぶしぶ卓球台をセッティングする一行
抜君(「おっし!俺は何を隠そう台力(流卓球5段の腕前……誰か相手にならんか!?」
生徒「フッ……そんなフザけた資格があるかい!全日本卓球協会に通っているこの俺がそんなアンタの腐れ
根性たたきなおしてやるぜ!!」
抜君(「おう!来いや!!」
ズゴゴゴゴゴッ
凄まじい殺気が両者から放たれる
馬鹿「……普通の卓球……だよな?」
偽馬鹿「……だと思うけど……」
抜君(「ほぉう……消える魔球!!」
ズドオンッ
無茶苦茶なフォームで玉を打つ抜君(
一同「なっ!?マジで玉が……」
ドギャオオアアッ
生徒「げふうっ!?」
だが、次の瞬間、相手の生徒が壁に叩きつけられていた……
一同「……」
抜君(「だぁ〜〜〜っはっはっは!!どうよ!台力(流卓球、消える魔球!打った玉によって相手選手をその場から
消すという……」
一同「どんな技だぁあ!!」
生徒「保険委員!!お姫様抱っこでつれていけ!!……病院まで!」
一同「素直に救急車を呼べ!」
最もな突っ込みが入る……
抜君(「他にも……S字魔球!」
ドキュオガガガッ
ボールが意志を持っているかのようにグニャグニャと超スピードで蛇行しながら相手に突き進む
一同「……」
抜君(「さらに、分身魔球!」
ズドゴギャアアッ
あまりの威力で玉を打ったがために玉の残像が大量に出現する
※……そんなんでよく卓球の玉が持つな……
一同「んなぁ!!?」
抜君(「そしてぇ……ハイジャンプ魔球!!」
ドドッガコアアアッ
一度ジャンプし、空中でさらにもう一度ジャンプして玉を打ち出す非人間じみた技
一同「……」
もはや呆れてものも言えない一同……
凌霄花(「……これはもう……卓球とは言えませんね……」
抜君(「だぁ〜〜〜っはっはっはっはっは!!どうだぁ!コレぞ台力(流卓球5段の実力!!さぁ!お前ら!どこから
でもかかって来い!!このシェイクハンドの錆にしてやるぜ!」
一同「今日の体育、見学しま〜〜す」
無論、馬鹿一行7人以外全員見学を希望……
馬鹿「え!?7人!?」
馬鹿、狗訴(、奴柱(、馬脱(、偽馬鹿、嘘阿呆の6人以外に誰がいるのかと思う馬鹿
初雪(カズラ「……勝負です」
抜君(「フッ……いいだろう……俺は男女平等がモットーだからたとえ女であろうと容赦しねえぜ!」
女子一同「人でなし!!」
※ってかそれは男女平等とは言わない……
抜君(「……そぉい!消える魔球!」
ドッ
カズラ「……」
ガコンッ
無駄な動きを見せることなく返すカズラ
抜君(「ぬぅ……S字魔球!」
カズラ「……」
コォン
またも無駄な動き1つ見せず返すカズラ
一同「……」
抜君(「ええい!分身魔球!ハイジャンプ魔球!」
カズラ「……」
ズドンッバギャイイッ
……悉く返される
抜君(「な……何ぃい!?」
カズラ「……これで、決まり……」
ズドウンッ
普通に玉を打ったにも関わらず摩擦熱で赤く燃えながら抜君(に玉が向かい……
抜君(「の……ごえあああ!!?」
スドンッ
そのまま壁に激突する抜君(
一同「す……すげぇ!!」
カズラ「……卓球って簡単……」
一同「違うよ!!確かに凄いけど……それは卓球じゃないよ!!」
抜君(「……ぐっ……こ……これで……終わったと……思うなよ!?」
ガクリッ
……抜君(の授業は……まだ続く……?
END
前の話へ 戻る 次の話へ