B.B.B. 学園編
10の馬鹿 〜懾伏しょうふくなる修学旅行 その3〜



銅鑼言ドラゴン中学修学旅行……嘉禎京氏かてい・きょうしが選んだ宿泊先は何と!ラブホ……2人1組で入らないといけないとか
……おいおい……
金沢、純ホテル あ夢〜る
嘉禎京氏かてい・きょうし「さて、部屋割りだが……まず男女1組になること……んでもって何か起こったら地獄へ行くと
 思え!」
一同(だったらこんな場所を選ぶなよ……)
生徒「あ、先生……ウチのクラス、男子が1人多いです」
藻零離愁もれ・りしゅう「ひゃひゃひゃひゃ、だったらそいつぁ泊まれないってこったな……」
一同「ちょ……」
京氏きょうし「安心しろ、阿呆だけ泊まれないから……」
阿呆「なんでやねん!!安心できるか!!」
※ってか先生+剣の人お前ら2人はどうするんだよ!?
ポンッと肩を叩く京氏きょうし
阿呆「……あの、先生……?」
京氏きょうし「阿呆、ここは冷え込むぞ〜〜、頑張れよ……」
阿呆「ちょ、マテコラ!!」
離愁りしゅう「さて、じゃ、儂らはホテルに乗り込むかのぅ……ひょひょひょひょ……」
・
・・
・・・
ってなわけで阿呆を無視して一行は(仕方なく)ラブホへと入っていく
※え?街中を旅……っていうか……巡ったりしないの!?
アオオ〜〜〜ン
※しかもいきなり夜!!?ってか、犬の遠吠え=夜ってのも……どうかな〜〜っと……
阿呆「う〜〜、寒い……あ〜〜、冷える〜〜〜」
*「よぉ、兄ちゃん……こんな場所で1人でどうしたんだい!?」
と、阿呆に話しかける漢が……
阿呆「の、野宿なんですよ……これも全てあの嘉禎京氏かてい・きょうしのクソヤロ〜のせいなんですよ……もう、聞いて
 ……ってなあああ!!!?」
気がつくと暴力団っぽいものに囲まれている阿呆
*「おい、兄ちゃん……貴様今我らがオジキ、嘉禎かていの兄ィを侮辱したなぁ?」
*「この落とし前……キッチリ受けてもらうぜ!!」
阿呆「へ!?ちょ……あの……」
嘉禎京氏かてい・きょうしさん……あなた……本当に何者っすか!?
*「やっちまえぇええ!!!」
一同「うおおおおお!!!」
阿呆「ちょ……待って!!!」
阿呆……ご愁傷様……
阿呆「だから、勝手に殺すなあああ!!!」
・
・・
・・・
んでもって翌日
京氏きょうし「おっし!てめぇら!昨日の晩はたっぷり愉しんだか!?ああ?まだ愉しんでいる最中の奴らもいるのかぁ
 !?」
一同「やめてください!!」
京氏きょうし「ま、そんな奴な地獄を見てもらうがな!」
ジャキッ
デザートイーグルを構える京氏きょうし
一同「だからぁ……」
阿呆「せ……先生……」
ズタボロの状態で這いずり回ってくる阿呆……
奴柱どじ「おいおい、阿呆……どうしたってんだ!?」
馬脱まぬけ「寒さで気を失わないように自分を殴り続けていたのか!?」
女子生徒一同「うわ〜〜〜、マゾ〜〜〜!!」
阿呆「んなっ……わけあるかい!!……せ、先生……昨晩……先生を崇拝する暴力団みたいな……
 集団にやられたんですけど……」
離愁りしゅう「ひょ!?」
京氏きょうし「おお!元気にしてたか?アイツら!?」
阿呆「げげ……元気も何も……この有様を見れば……」
悲惨な状態の阿呆をジロジロ見て……
京氏きょうし「む〜〜、ちょっと元気が無いみたいだなぁ〜〜、やっぱあいつら……俺が居ないとダメなのか〜」
はぁ〜〜っとしみじみ語る教師
狗訴くそ「……あ、あの……もし、元気が有り余っていたら……?」
京氏きょうし「当然阿呆は今頃閻魔様とラッブラブ」
女子生徒一同「キャ〜〜!ホモよ〜〜!!」
阿呆「ちょ!!」
京氏きょうし「何、心配するな……ひょっとしたら閻魔様は女性かもしれん……」
阿呆「だから、そういうことじゃなくって……」
ダアンッ
追い討ちをかけるように銃弾
京氏きょうし「おし!てめぇら!今日は各自自由行動。ここに飽きたら指パッチンでアパッチを呼べ、天四斗あまよとへ帰れる
 ぞ!」
※『各班』じゃなく、『各自』!!?グループ行動じゃねぇのかよ!?
一同「なんでやねん!!」
京氏きょうし「それと、もう1つ、ステルスとF−15イーグルは使うなよ?以上!!」
一同「だから!!!」
……と、言うわけで自由行動開始……


続

前の話へ 戻る 次の話へ