B.B.B. 学園編
1の馬鹿 〜馬鹿は颯爽と登場す!〜
時は世紀末、ここ、日本の重心・天四斗に馬鹿がいた……馬鹿にもいろいろいるが、こいつはタダの馬鹿では
なく、正真正銘の馬鹿がいた……と、いうか、寧ろ、自分から進んで自分のことを『馬鹿』と呼ぶように
薦めるような漢に天才なんていないし……
……そう、これは、馬鹿と……その仲間達が『理不尽な展開で不可解な行動』を取る物語(……
※ちなみにB.B.B.とは『Baka's Baffling Biography』(馬鹿の不可解な物語)の略である。
そして、伝説の幕が今、上がる!
天四斗(、銅鑼言(中学……
馬鹿「あ〜〜、ヒマだ……なぁ、阿呆?」
ニヤニヤしながら阿呆を振り向く馬鹿
阿呆(うげげっ……なんだかイヤな予感が……)
……このただの脂肪のかたま……失礼、この漢の名は『阿呆』。自他共に認め『ぬ』当代随一の阿呆である。
そして、どこから現れてどこへ消えるのか分からない存在でもある。
阿呆「ちょ、待て!今の紹介明らかにオカしな点があったぞ!」
一同「ま、『現れる』ときたら『消える』でしめないとな……」
阿呆「ちょ、なに普っ通〜に解説してんの!!?ってか消えません!消えたくありません!!」
と、大声で叫んでいると……
ガラッ
ダンダンッ
*「うるせぇ!阿呆!!死にたいか!!」
阿呆を打ち抜いて漢が入ってくる
阿呆「……ってかもう……死に……」
一同(先生、なぜ毎回実弾を使うんですか!!?)
……その男こそ、このクラスの担任……嘉禎京氏(……デザートイーグルをこよなく愛するアブない教師だ
嘉禎京氏(「さて、では早速……ってなぁあああ!!?なんじゃこりゃあ!!?」
黒板に向かうとなぜか黒板がホワイトボードになっていた……いや、別に黒板がホワイトボードになっている
という点はおかしくはないだろうが、昨日まで黒板だったなごりとして、チョークや黒板消しはそのままで、
黒板だけがホワイトボードにすり替わっていたのだ。
※ってか誰も気がつかなかったのかよ!!
京氏(「馬鹿!キサマぁ!!!!!」
ズイズイズイ
かくて、馬鹿の元へ行く京氏(
京氏(「こんなバカなことをするのは馬鹿、貴様とそこの哀れな肉塊しかおらん!!」
と、阿呆のことも指さしながら叫ぶ京氏(
阿呆「ちょ、今、トンでもない発言が出ましたよ!」
馬鹿「だったら、話は早いじゃないですか。先生……俺じゃないんだから、阿呆しかいません」
京氏(「ほぉう?」
阿呆「あの……」
ジャカッ
すぐさま阿呆の方を向いたかと思うと拳銃を突きつける京氏(……
馬鹿「先生、阿呆はそれだけでは飽き足らず、『教頭先生がヅラである』、『先生はホモである』などのデマを
サラリと流し、さらにあろことか校長先生の大事な教え子(達を奪っていったんです!」
※校長先生の大事な……『売春婦』って……何だよ!
京氏(「何ぃ!?貴様ぁ!」
ガウンガウンガウンッ
阿呆を撃ち抜きつつ睨み付ける
阿呆「ごげはが!!?……せ、先生……馬鹿の言うことを信じるんですか!?」
京氏(「黙れ!俺は自分自身しか信じないんだよ!このヴォケぇ!」
ガウンッ
酷い発言とともに、更に弾丸1発
阿呆「ごふぇあがっ!?……じゃ、な、何で!?」
京氏(「フッ、気分だ!今俺は非ッ常に虫の居所が悪い……よって阿呆死ね!」
ジャカッ
拳銃をこめかみに突きつける京氏(
阿呆「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ……待って待って止めて止めて止めて!!!」
京氏(「ああ、望みどおりに息の根を止めてやるから安心しろ」
阿呆「そっちの止めるじゃなくって……」
ダガアンッ
・
・・
・・・
その後、世界で阿呆を見たものは居ない……
阿呆「待て!何か死んだっぽい感じになってるけど……俺は死んでないからな!死んでないんだからな!!
生きているからなっ!!」
京氏(「チッ……無駄に生命力の高いヤツめ……なぜ死なない!!?」
ガウンッ
阿呆「って、先生……マジで殺す気ですか!!?」
……
京氏(「あたりまえだ!学校生活のウサは阿呆で晴らす……これはこの学校の鉄の掟だぞ!」
阿呆「ンな掟、あってたまるかぁ!!!」
ガウンッダガンッダンダンッ
……かくて、伝説は進む……
END
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