B.B.B. 激闘編
160の馬鹿 〜黎き悪夢ブラック・オーメンは唐突に その10〜



歴史の墓場、黒の墓標にて始まった黒帝団VS馬鹿一行最終決戦……馬鹿一行は無事に黒帝団を撃破して帰る
ことができるのか……それとも……!?
歴史の墓場、黒の墓標
H・T「いくぞ!馬鹿!」
馬鹿「どこからでもきやがれってんだ!」
ダッ
そして一足飛びにかかる馬鹿
H・T「辜磊甦愴こらいすそう!」
ギュゴンッ
対してH・Tは剣閃一発……
馬鹿「ハッ!擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
キュゴアアアッ
青く光り輝く粒子を刀に纏わせ、剣閃を掻き消す
馬鹿「終わりだ!H・T!」
H・T「フンッ……」
馬鹿(……何を考えていやがる?余裕だな……)
四星天剣(後ろだ!)
馬鹿「何ッ!?」
ギュオアッ
背後から迫る剣閃
馬鹿(くっ……いつ……放った!?)
H・T「ぼさっとしてると……死ぬぞ!馬鹿!辜磊刄寰こらいじんかん!」
ゴギャギャギャギャギャッ
そして、前方からも意思を持つ剣閃
馬鹿「く……そおおお!!擾悪跫鍔吼じょうおきょうがくこう」
ズドゴギャアアアッ
迫る剣閃を全て蒼き光に包みこみ消し去る
H・T「……やるな……だがっ!」
そして、迫るはH・Tの兇刃
馬鹿「なめるなっ!」
ザダンッ
回避と同時に距離を置く
馬鹿(さっきのは……)
四星天剣(なるほど……流石は夷鷙甦イシスということか……)
馬鹿(……?)
四星天剣(死した夫を黄泉帰らせたように……かき消された剣閃を再び蘇らせたってことだ……)
馬鹿(……なるほど……そいつぁ……)
H・T「辜磊甦愴こらいすそう!」
ゴアッ
再び死してもなお黄泉帰る剣閃を放つH・T
馬鹿「だが、どんな手品もネタが分かってしまえばおしまいだ!」
ズギャアッ
バシュアアアッ
H・T「何!?」
迫る剣閃を斬りはらい、更に黄泉帰ったところを斬り飛ばす
馬鹿「H・T!!」
ぎゅおんっ
そして、一気に間合いを詰めて斬りかかる馬鹿
H・T「味なことを……」
ガギンッ
馬鹿「うおおおおお〜〜りゃああ!!」
コオオオッ
そして、ブーストレベルを上げて、刃に四星天剣の紋章が浮かび上がる
H・T「くっ……」
ズドゴオオオオンッ
さしものH・Tも神器だけでは神の力に敵わず、吹き飛ばされる
H・T(フルブーストには敵わんか……フフ……だが……)
馬鹿「擾悪跫鍔吼じょうおきょうがくこう」
ゴキュオアアアッ
更に隙を逃さず一気に間合いを詰め、蒼き光に包みながらH・Tを両断にかかる
H・T「甘い!甘いぞ!馬鹿……この俺とて、フルブーストは使える!!」
ズオオオオオッ
巌華爛曦げんからんきの刃が真黒に変色し、蒼き光を抑え込む
馬鹿「なっ!?」
馬鹿(な……んだ!?……アレは……)
四星天剣(フルブーストでは力を化す神を示す紋章が刃に浮かび上がる……だが、それがないということは
 ……)
馬鹿(……いうことは!?……何だ……?)
四星天剣(……)
しかし、四星天剣は黙り込む
馬鹿(……答えろよ!)
四星天剣(今は目の前の死合に集中すべきではないのかね!?)
馬鹿「はっ!?」
H・T「消えろ!馬鹿!貴様にも夷鷙甦イシスの叡智を受けるがいい!!!辜磊宴慧こらいえんけい」
ズギュオアアアアアッ
触れるものを石に変える意思を持った剣閃が無数に舞い繰る
馬鹿「……おおおお!擾悪跫鍔吼じょうおきょうがくこう!」
ガギュオアアアアッ
一刀両断ののち、蒼き光に包みこむ
四星天剣(当然復活もする!)
H・T「フッ……」
ゴアッ
黄泉帰った剣閃がそのまま馬鹿へと迫る
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう」
ゴキュオアアアアッ
蒼き光を刃に纏わせ、そのまま横に薙ぎ払い……
H・T「まだだ!!」
ぐおっ
直ぐさま次の技を繰り出そうとするH・T
馬鹿「だが、これで、終わりだ!」
しかし、馬鹿の方が早く……この死合……ついに決着するのか!?


続

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