B.B.B. 激闘編
157の馬鹿 〜黎き悪夢ブラック・オーメンは唐突に その7〜



歴史の墓場、黒の墓標にて始まった黒帝団VS馬鹿一行最終決戦……馬鹿一行は無事に黒帝団を撃破して帰る
ことができるのか……それとも……!?
歴史の墓場、黒の墓標
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「ハッ!輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート」
バララッ
嘘阿呆「なぁ!?」
炎の刃を弾き飛ばした炎の蠍だが……卯鎌うかまに接近した後、卯鎌うかまの炎のワイヤーに切断させる
卯鎌うかま「驚いている暇などあるのか!?輝炎衝きえんしょう潤火竊ウルカヌス」
ドドドドドッ
間髪入れずに炎の刃が飛んでくる
嘘阿呆「はっ」
バババッ
回避、と同時に距離を置く嘘阿呆
卯鎌うかま「だが……それしき……計算の範囲内だ!」
ひゅおっ
嘘阿呆「うっ!?」
すぐさま回り込まれる嘘阿呆
卯鎌うかま輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート」
ボボアアッ
嘘阿呆「おごお!!?」
ドダンッ
炎のワイヤーに絡め取られ、そのまま地面に叩きつけられる
嘘阿呆「ぐ……ぐ……」
筌聚覃ウェスタ(射程の長い投げナイフと近接用のワイヤーを使い分けている……のだな……)
嘘阿呆(隙がないってわけかい……くそっ……)
筌聚覃ウェスタ(……だが、お前にだって……できる……)
嘘阿呆(……俺に……)
筌聚覃ウェスタ(我の力を信じろ……さすれば自然と……)
嘘阿呆(筌聚覃ウェスタ……)
卯鎌うかま「我が炎のワイヤーに捲かれて切断されないとは……なかなか……」
グオオオオッ
次の瞬間、卯鎌うかまの殺気と熱気が吊りあがる
卯鎌うかま「だが、次はそうはいかん!輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート」
ジュオアッ
さっきよりも強力な炎のワイヤーが嘘阿呆を切断せんと迫る……
カッ
ゴロゴロゴロゴロッ
ザダダンッ
だが、瞬時に転がり逃げ、そのまま体勢を立て直した嘘阿呆は攻撃を免れ……
卯鎌うかま「ほう!?」
嘘阿呆「行くぞ!鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま……これが俺の……筌聚覃ウェスタの最大の力だ!」
コオオオオオオッ
ボオッ
嘘阿呆が炎に包まれ……刀に筌聚覃ウェスタの紋章が輝きだす
卯鎌うかま「……今更本気になったところで……遅いッ!輝炎衝きえんしょう潤火竊ウルカヌス!」
ドドオッ
炎のナイフが嘘阿呆に迫り……
ジュオオオッ
卯鎌うかま「なっ……にぃ!?」
だが、そのナイフは嘘阿呆の纏っている炎のに触れたとたん燃え尽き、消えさる
ザッザッザッザッ
そして一歩一歩間合いを詰める嘘阿呆……
卯鎌うかま輝炎衝きえんしょうU膩絲イグニート!」
ギュアッ
ブチンッ
炎のワイヤーも途中で千切れてしまう……
嘘阿呆「爍蠍竈滅しゃっかつそうめつ!」
ズゴアアアアッ
そして、至近距離からの炎の蠍
卯鎌うかま「くっ……輝炎衝きえんしょう貪迹数タナトス」
ズムグアアンッ
炎の槍が蠍を貫き、なんとか蠍を撃破
ババッ
ダンダンダンッ
そして、すぐさま距離を置いた卯鎌うかまは嘘阿呆への侮りを棄てる
卯鎌うかま「なるほど……」
卯鎌うかま(迂闊だった……これが神の力というものか……フッ……だが……炎光烈蹴拳えんこうれっしゅうけんの相手としては丁度
 いい!)
バッ
構えなおす卯鎌うかま
嘘阿呆(……筌聚覃ウェスタ……)
筌聚覃ウェスタ(ええ、分かっています……)
嘘阿呆「行くぞっ」
ダッ
一足飛びにかかる嘘阿呆
卯鎌うかま輝炎衝きえんしょう貪迹数タナトス」
ズギュオムッ
対する卯鎌うかまは炎の槍を投げつける
嘘阿呆「耀靈畢方ようれいひっぽう!」
炎ので白い嘴を持つ蒼い体に赤い紋様を持つ鶴のような鳥を具現化させ解き放つ
ズギュオンッ
卯鎌うかま「なっ……にぃ!?」
炎の槍が畢方ひっぽうに弾き飛ばされ、そして、畢方ひっぽう卯鎌うかまに迫る
卯鎌うかま「くっ……」
ズゴゴオアオアアアアアッ
畢方ひっぽうの激突……圧される卯鎌うかま
嘘阿呆「終わりだ!鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま!」
ズギャアアアアンッ
卯鎌うかま「ぐ……おお!!?」
さらに、嘘阿呆の激突……LOD紋章めがけての斬撃を受け、卯鎌うかまは弾き飛ばされる
卯鎌うかま(これが……神の力か……)
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかまVS嘘阿呆の死合も……これで決着か!?


続

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