B.B.B. 激闘編
151の馬鹿 〜黎き悪夢ブラック・オーメンは唐突に その1〜



歴史の墓場
H・T「……さて、諸君……準備は整ったかな!?」
一同「勿論……」
各自、LODを使いこなせるようになった模様……
H・T「フフ……では……始めようか……」
一同「暗黒の宴を!!」
・
・・
・・・
かくて、黒帝団との決戦は始まる……
一方……
天四斗あまよと威隻いせき研究所
馬鹿「博士……急に呼び出して……何かあったんですか!?」
馬鹿一行は、その日、急遽威隻法腱いせき・はっけんに呼び出された……
威隻法腱いせき・はっけん「……ああ、黒帝団からの言伝だ……」
一同「なっ!?」
狗訴くそ「……ついに……来たってわけか……」
金盞花こがね・せんか「最終決戦……ね!」
偽馬鹿「で、博士……場所は……?」
すかさず聞き出す偽馬鹿……
法腱はっけん「……ああ、奴らが指定してきた場所……そこは……黒の墓標だ……」
一同「黒の……墓標……!?」
聞いたことない地名……
一矢はじめや睡蓮「……黒の墓標とは……深淵王が眠っている地として有名な場所です」
そして、説明を付け加える睡蓮……
鳳仙花「……いや、その有名って……あなた達だけじゃないの!?」
一同「……」
※それは最もな意見だ……
紫陽花「……ところで、深淵王って……何だっけ!?」
そんな中陽花の素朴な疑問……
曼珠沙華まんじゅ・さか「……確か、四星天剣と戦っていた邪神じゃなかったかしら?」
に対して沙華さかがアッサリ答える……
嘘阿呆「おお、そういえば……そうだったような……」
法腱はっけん「……これは、偶然なのか、故意なのか……」
仙花「気をつけるに越したことはない……わね」
馬鹿「博士……」
法腱はっけん「……ああ、無事に……帰ってきてくれよ……四又よまた君」
四又よまた百合「はい」
颯爽と現れて、すっとカオスプレートを取り出す百合
一同「おうよ!……必ずだ!……黒帝団をブチのめして……帰ってくるぜ!!」
ヴオムッ
・
・・
・・・
かくて、一行はカオスプレートを駆使して黒の墓標へと旅立つ
歴史の墓場・黒の墓標
H・T「待っていたぞ……馬鹿……」
黒帝団は案の定、すでに臨戦態勢で待っていた……
馬鹿「H・T……」
坂牙羅星斗らせいと「ハハ……女を連れてくるとは。余裕だな……」
一同「はい!?」
一同、眼をぱちくりさせ……振り向くと、そこには……
ひや信子「何?ダーリン?」
さも当然のように信子が居た
馬鹿「どわっ!?信子……お前、何でここに!?」
信子「私はいつでもダーリンの傍にいるんだよ」
一同「……」
もはや敵陣真っ只中……ここまできて帰れとも言えず、馬鹿は信子を守りつつ死合うこととなる……
馬鹿「くっ、信子、絶対に離れるんじゃないぞ!」
信子「うん」
抱きっ!
馬鹿「……ごめん、前言撤回させて……」
抱きつかれちゃ死合えない馬鹿であった……
H・T「……」
そんな馬鹿一行の馬鹿な行為を律儀に見守っていた黒帝団一行は……
羅星斗らせいと「行くぜぇ!野郎ども!!」
零零奈那子ななこ「私だけ野郎じゃないけど……行くわよ!!」
ドドッ
一気に飛びかかる……
馬鹿一行「うおおおお!!」
黒帝団「おおおああ!」
ガガキイインッ
……じょう馬脱まぬけと、奈那子ななこ奴柱どじと、区段間くだんま狗訴くそと、卯鎌うかまは嘘阿呆と、羅星斗らせいとは偽馬鹿と、H・Tは馬鹿と
それぞれ組み合い……
H・T「馬鹿……やはり、貴様は許せん存在だな……夷鷙甦イシスの叡智の前に砕けるがいいわ!」
馬鹿「そっちこそ……四星天剣の前にひれ伏せってんだ!」
四星天剣(……)
ギャギャッ
ギイインッ
……黒帝団との最終決戦……果たして……馬鹿一行は……黒帝団を倒せるのか!?……それとも……
そして……H・Tはなぜ馬鹿を憎んでいるのか!?……すべての謎は……今……解き明かされる!?


続

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