B.B.B. 激闘編
117の馬鹿 〜破滅の因子恐慌 後編〜



无疆むきょうともがらの新たな刺客、ならず者で欠陥品のハミルトンを相手に馬鹿が吼える……さぁて、この死合……
どう決着つくのかなぁ……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
ハミルトン「いくぜぇ……破滅の因子ぃ!!回転する電荷の特異点撃カー・ニューマン・メトリック!」
ズドオムッ
数のデータを爆縮して作り上げた渦を馬鹿に放つハミルトン
馬鹿「ぬううん!瑩龍燦譚えいりゅうさんたん!」
キュゴガアアアアッ
光のオーラを収束して2匹の龍を作り、応戦する馬鹿
ハミルトン「フハハハハ……無駄だ!無駄!そのようなもので防げると思ったか!!」
ボシュアアッ
馬鹿「なっ!?」
光の龍がたちどころに分解され、そのまま馬鹿に渦が走る
馬鹿「はっ!」
ズオムッ
咄嗟に回避……と、供に馬鹿がいた場所の大地がえぐり取られ、熱を帯び黒く焼き爛れる
一同「んなっ!?」
ハミルトン「フフフ……ハハハハハ!!!破滅の因子ぃ!」
四星天剣(……行くぞ?馬鹿!)
馬鹿(分かってる……)
チキッ
刀を構えなおす馬鹿
ハミルトン「フン……何をしようと無駄だ!回転する電荷の特異点撃カー・ニューマン・メトリック」
ズドオムッ
再び数のデータを爆縮して作り上げた渦を放つハミルトン
馬鹿「うおおお!擾悪覇王吼じょうおはおうこう!」
ゴキュウオアアアアッ
ハミルトン「は……何いぃ!?」
青く輝く粒子が宙を舞い、迫る渦が一刀両断される
馬鹿「うおおおお!!」
ゴアッ
さらに刃はハミルトンに迫る
ハミルトン「ぬ……ぬううう!!!」
ザザザザザッ
馬鹿「チッ……浅かったか!?」
ブウシュアアアアアッ
ハミルトン「うごああああ!!!?」
それでも斬りつけられたハミルトン
ハミルトン「破滅ぅうう……のぉおお……因子ぃいいい!!」
グオオオオオオオオッ
ハミルトンの邪気が高まっていく
馬鹿「チッ……この期に及んでさらにパワーアップするのかよ!!」
四星天剣(フッ……よく観ろ……馬鹿……)
馬鹿(あ!?)
サラサラッ……
偽馬鹿「な……何だ!?アイツの体……」
嘘阿呆「徐々に……崩壊!?」
徐々に崩壊していくハミルトン
四星天剣(なるほど、おそらく欠陥品なんだな……フルパワーに体が耐えられないと来た……)
馬鹿(チッ……つまり、ヤツは全てを投げ捨てて次に賭けるってこったろ……)
四星天剣(フン……だが、心配は要らん……こちらもそれ相応の力で応えればいいだけの話だ!)
馬鹿(おう!……って俺も崩壊したりしねぇだろうな?)
四星天剣(ハッ!今、貴様に死んでもらっては困るんだよ……そんなことはするか!)
馬鹿(ああ、そうかい……)
ハミルトン「破ぁ〜〜滅ぅうう・・のぉぉおおおお因んん子ぃいいいい!!」
ズオオオオオオッ
ハミルトンの刀に邪気が集まる
ハミルトン「消え去れぇ!球対称な電荷の特異点撃ライスナー・ノルドシュトロム・メトリック!」
ズオムッ
数のデータを爆縮して作った黒き球体が馬鹿に打ち出される
馬鹿「擾悪斬傀吼じょうおざんかいこう!」
ズバシュアアアアアッ
青く輝く粒子を刃に纏わせ、そのまま一気に球体とハミルトンを横に薙ぎ払う
ハミルトン「ぬ……ぬおおあああ!!?な……ながああああ!!!?」
パアアアアッ
ハミルトンの体が左右にズレ……
ハミルトン「……そうか……だとすれば……ごおああああ!!!?」
ボシュアアアアアッ
そして、消滅する……
馬鹿「はぁ……はぁ……」
ガクリと膝を着く馬鹿
偽馬鹿、嘘阿呆「ば……馬鹿!!?大丈夫か!?」
馬鹿「あ、ああ……何とかな……」
……こうして、何とかならず者で欠陥品である无疆むきょうともがらを退けた馬鹿だったが……まだ、无疆むきょうともがらの挑戦
は……終わらない……ハズである……
※ちなみに、ハミルトンは最期に何を悟ったんだろう!?


END

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