B.B.B. 激闘編
106の馬鹿 〜動き出したH・T その1〜



H・T……ついに動き出す……と、これはそんなお話……
天四斗あまよと、某所
H・T「……さて、始めるとするか……奈那子ななこ羅星斗らせいと」
零零奈那子ななこ「うん」
※愛用の武器がパイルバンカーという変わった趣味の女スパイ……それが彼女、零零奈那子ななこ……
坂牙羅星斗らせいと「……分かった」
※世に17歳の犯罪を流行らせた張本人……それこそが彼、坂牙羅星斗らせいと……
H・T「作戦の内容は今更言うまでも無いだろうが……確認のためだ……奈那子ななこ、お前はある場所へ行き
 資料にあるものを奪取すること……」
奈那子ななこ「OK」
H・T「羅星斗らせいと……お前は指定したヤツラをこちらに引き寄せることだ……」
羅星斗らせいと「フン、簡単な仕事だ……」
H・T「そして、俺は……ヤツラの足止め……異論無いな?」
奈那子ななこ羅星斗らせいと「ああ」
H・T「行くぞ!……我らが黒帝団、その名を馳せん!」
ババッ
そして、3人の黒き人影は去っていった……
・
・・
・・・
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
偽馬鹿「ふぅ、今日も1日終わった終わった……」
嘘阿呆「さ、これからどうする?」
偽馬鹿「ん〜〜、どうすっか……なぁ、馬鹿……」
馬鹿「おう、久しぶりに遊びに……とは行かないようだな」
一同「!!!」
ジャリッ
グラウンドに人影……
狗訴「何だ?お前!?」
H・T「……ヘルメス・トリスメギストス」
馬鹿「は!?何!?ヘルメ……」
金盞花こがね・せんか「ヘルメス・トリスメギストス。……で、その科学の神が何の用ですか?」
H・T「闇夜の狩人、月夜の魔獣、さらに、カオサイトを渡したシトリンを破ったお前の力を見せてもらいに
 な……」
一同「なっ……コイツ!!?」
偽馬鹿(まさか……ヤツがシトリンを脱獄させた張本人か!?)
嘘阿呆(しかも、カオサイトという単語を知っている?……コイツ……)
馬鹿「やい!ヘルメス・トリス……」
盞花せんか「メギストス……」
馬鹿「おう、それよそれ!」
ひや信子「長いからヘルトリって略したら?ダーリン?」
H・T「フン、だったらH・Tとでも呼べ!」
と、言うわけで気を取り直して
馬鹿「……やい!H・T!」
信子「ぐすん。私の呼び名は採用してくれないんだ……」
一同「……」
馬鹿「てめぇ……なぜカオサイトとか知っている……一体何なんだ!?」
H・T「知りたければ……刀で問え!」
サッコオオッ
抜刀……と同時にブーストしだすH・T
馬鹿「チッ」
ダッ
馬鹿も一足飛びにかかり抜刀、ブースト、斬撃を淀みなく行う
ギンッ
H・T「フム……」
馬鹿「何関心してやがる……」
ドオンッ
そのまま力任せにH・Tを圧し飛ばす
H・T「ハハッ……」
馬鹿「うおう!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
ドッ
光を収束して斬りかかる馬鹿
H・T「辜磊搶攘こらいそうじょう」
バキバキバキバキッ
一同「なっ!?」
光の刃が見る見る石化していく
馬鹿「くっ……」
ダダッ
咄嗟に距離を取る馬鹿
馬鹿「貴様……一体……何を!?」
H・T「我が愛刀……巌華爛曦げんからんきの力の一端だ……」
馬鹿「げんか……らんき!?」
H・T「ハッ」
コオオオオッ
さらにブースト、巌華爛曦げんからんきが輝き
一同「くっ!!?」
ビシビシッ
偽馬鹿「ぐ……う!?……な……何だ!?これ!?」
その光によって偽馬鹿ら一行が金縛りにあったかのように動けなくなる
H・T「ハハハハハ……ハハハハ!!!」
馬鹿「貴様ぁあ!!」
コオオオオッ
馬鹿もさらにブースト……
H・T「ほう?」
馬鹿(四星天剣!!それが俺に力を貸す存在の正体だろ!違ってなけりゃ声聞かせろ!!)
ドッ
そして飛び掛る馬鹿……さてさて……四星天剣は馬鹿に力を貸すのか……そして、この危機……どう
切り抜けるのか……


続

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