B.B.B. 激闘編
104の馬鹿 〜神の力と古代遺跡 その3〜



屍貪したん・改とナゾの漆黒の板の正体を探りに威隻研究所を訪れた馬鹿一行……と、そこで、今までの
ナゾが1つ1つ解き明かされていったのだが……また新たなナゾも浮かび上がり……
天四斗あまよと威隻いせき研究所
二宮紫苑しおん「……博士は歴史の墓場やそれに纏わる遺品に関して纏めた本も出版しているけど……」
三枝苧環さえぐさ・おだまき「でも、まぁ、まずそんなことを信じる人はいない……と思うわ。現に100部出版して売れたのは
 20部前後だったし……」
馬鹿「はぁ……」
紫苑しおん「ちなみに、その売れた部の中に私たちが買った分も入っているから……それを差し引けば……10
 には満たないんじゃないかしら?」
偽馬鹿(何のための出版なんだか……)
威隻法腱いせき・はっけん「彼岸と此岸を行き来するカオスプレート……これはいい研究材料になるな……うむうむ」
博士、帰還
馬鹿(……あのカオスプレートは問答無用でここの私物になるのか……まぁ、いいけどね……俺たちが
 持っていても仕方ないし……)
法腱はっけん「さて、このカオサイトβの欠片だが、これもこちらで保存して構わないな?」
馬鹿「あ、まぁ、俺たちが持っていても仕方が無いんで……」
苧環おだまき「博士、そんなことよりも……どこで入手したか……ですよ……」
法腱はっけん「フム。……それも気になるが……」
ひや信子(ダーリン……)
馬鹿(ん?)
信子(アレ、ダイヤの10倍硬いんだよね?)
馬鹿(うむ)
信子(じゃ、何で馬鹿の刀で斬りつけて砕けたのかな?)
馬鹿(……)
法腱はっけん「それよりも……どうやって加工したかだ……我らのように歴史の墓場を専門に研究している人間で
 無くば加工は不可能だ……」
紫苑しおん「そ、そうですよね?」
馬鹿「……あの……威隻いせき博士……」
法腱はっけん「ん?何だ!?」
馬鹿「……カオサイトって……カオサイトじゃないと破壊できないんですか?」
法腱はっけん「いや、カオサイトを破壊できる物質としてアルティマイトがある。これはカオサイトの100倍の硬度を
 誇る物質で……」
馬鹿「そうじゃなくて……なんと言うか……現実世界?……で破壊する方法……」
法腱はっけん「そんなモンあるわけ無いだろ……現代科学で精製できないものをどうやって現代科学で破壊すると
 言うんだ……」
信子「気合です!気合!!」
一同「あのなぁ……」
法腱はっけん「……まさか……これを破壊したとでも言うんじゃないだろうな?」
偽馬鹿「……破壊……したよな?……刀で……」
馬鹿「……ああ……」
法腱はっけん「んなっ!?……馬鹿な!!?……ちょ、刀を見せてみろ!」
バッ
馬鹿「あ、ちょっと……」
馬鹿の刀を奪い去る法腱はっけん
法腱はっけん「……普通の刀……のハズだ……カオサイトでもアルティマイトでもない……さらに刃毀れも
 ……無し!?」
信子「モノで斬るんじゃなく、技で斬るのが達人ってことだよね?ダーリン」
抱きっ
馬鹿「……違ってはないと思うが……違うような……」
法腱はっけん「……一矢はじめや君」
一矢はじめや睡蓮「はい」
スタッと突如参上!
一同(どこに居たの!?この人……)
法腱はっけん「……昨日、歴史の墓場で発見した文献……」
睡蓮「こちらにございます」
どどんとカオスプレートを出す睡蓮
法腱はっけん「ふむ」
ボウッ
カオスプレートに手をかざしすと淡い光を放つ
法腱はっけん「……技でカオサイトを破壊出来るとすれば……神の力を借りるしかあるまい……」
一同「神の力ぁ!?」
法腱はっけん「これはその記録だ……どこの時代にもそのような人物がいると言う事だよ……破壊出来ないとされて
 いるものをどうにか破壊できないかと考えるヤツがな……」
一同「それで……神の力!?」
……急展開!馬鹿に力を貸しているのは……神なのか!?


続

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