B.B.B. 激闘編
21の馬鹿 〜馬鹿狙うは暗殺者 後編〜
馬鹿暗殺計画……だが、未だ馬鹿を暗殺できていないプロ(?)の暗殺者……はたして馬鹿は暗殺されて
しまうのか!?それとも……
天四斗、馬鹿研究所・地下倉庫
淺倉真(「……ええい、このままでは埒があかん……馬鹿……死んでもらうぞ!!」
ガサゴソッ
刀を装備していざ行かん!
真(「馬鹿!!!」
馬鹿「あん?」
刀を構えてやってくる真(
真(「勝負だ!!」
馬鹿「……フッ……いいだろう……返り討ちにしてやるからかかってこい!!」
真(「うおおああああ!!!」
ガギンッ
そして組み合う2人
真(「ぬおおおおお!!!」
ガガガガガガガガガガッ
そのまま鍔迫り合いが展開される
馬鹿「ぬぅ!?……なかなか……」
真(「ハハハ!!どうした!まだここからだぞ!」
バヒュンッ
咄嗟に刀を右手のみで持ち、左手で隠し持っていたナイフを握り斬りかかる
馬鹿「のおっと!!」
ザッ
が、しかし、回避される
真(「しゃああ!!」
バババッ
今度は服に隠し持っていた苦無を乱舞
馬鹿「ななっ!」
キキキンッ
驚きつつもそれを弾く馬鹿
真(「そこだ!痺末刹刃(!」
ばふあっ
痺れ粉をばらまいて馬鹿を麻痺させた後に一閃を繰り出す真(
馬鹿「光破一文字(!」
だが、しかし、光のオーラを纏った一閃の方が早く(ま、光ですからねぇ……)
キュゴアッ
真(「ぎょへああ!!?」
ズドガンッ
そのまま壁に激突する真(
風信子「ダーリン、今の何!?」
そしてやってくる信子……
・
・・
・・・
真(「……はっ!?」
気が付くと暗器一式取り上げられ、ぐるぐる巻きにされている真(
凌霄花(「さて、何故馬鹿の生命を狙おうとしたのかしら!?」
真(「フッ、俺はプロの暗殺者……プロの暗殺者はいかなることがあろうとも口を割らないのさ……」
※だから、解説いらないよ……
信子「あ〜〜、そう……」
ゴゴゴゴゴゴッ
静かなる殺気が増す
信子「これ、何だ?」
じゃじゃ〜〜んと取り出したるは……
一同「……フライパン!?」
真(「ハッ……そんなものでこの俺をどうにか出来るとでも思うか!?」
馬鹿「そのフライパンは……」
狗訴(「……斬鉄剣には敵わないが核ミサイルの直撃にも絶え得るという伝説のジルコニウム合金のフライパン」
※どんな説明だ!
真(「なな……何ぃ!?」
信子「残念だけど口を割らないそんなあなたは……顎とかそこらへんの骨を割ってあげます♪」
霄花(「それは『割る』ではなく『折る』ですのよ!」
信子「あ、そっか……じゃ、いっきま〜〜す」
ぐおっとフライパンを構える信子
真(「ちょちょちょちょちょちょ……ちょっと待て!!話す!話すから!!全て洗いざらい話しますから!!」
馬鹿「じゃ、とっとと話してもらおうか?」
真(「フッ……今回の暗殺依頼はとある方からの依頼で……」
霄花(「そんなこと言われなくとも分かります。誰なんですか?その人……」
真(「まぁ、待て……俺も本名はよく知らんのだが……」
馬鹿「……まさか……」
真(「阿呆とか名乗る漢から小切手で100万円を渡されてな……」
一同「何ぃ!!?」
ギロリッ
コソコソと逃げ出そうとしていた阿呆を睨む一行……
阿呆「ひっ!!?」
馬鹿「ほぉう、阿呆……テメェいい度胸じゃねぇか……」
阿呆「い……いや、きっと俺の名を騙って偽馬鹿か嘘阿呆が……」
真(「いや、アイツだ!」
阿呆「ちょ!!淺倉(さぁん!!」
一同「阿呆、テメェ死刑な!」
阿呆「いや……ヤメテ!!!」
・
・・
・・・
しばらくお待ちください……
狗訴(「それにしても阿呆が100万も持っているとは……」
阿呆「……え!?……持ってないよ?」
真(「ちょ!おい!!」
阿呆「え!?それって書けばお金になるもんじゃねぇの!?」
一同「そりゃ不渡りだ!!!」
……その後、阿呆を見たものはいない……また、同じく暗殺業において淺倉真(の姿を見た物もいない……
阿呆「……だから、勝手に殺すなよ!!」
END
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